2016年12月30日

再度、出光佐三さんのお話を編

前にもブログで取り上げたことがあるのですが秀さんが最大限の尊敬を払う人物であり、また同じ福岡県出身ということもあり秀さんの心に 人間とはこうありたいものだ と強烈に思わせる人物のお話です。
実業家 出光佐三さんその人です。
下記の写真で見て頂くと分かるのですが良い顔をされています。

人の思いはお金では測れない・・・・そんな生き方に震えが来ます。

本日は、ねずさんの記事からの勝手に転載ですが出光佐三さんの生き様がよく書けている記事だとと思います。

では、以下転載開始です。


海賊と呼ばれた男 出光佐三物語

出光佐三さん.png


「題名のない音楽会」というテレビ番組があります。
この放送は、昭和39(1964)年8月から続くご長寿番組で、東京12チャンネルで放送されています。
もともとこの番組は、TBSとの専属契約を打ち切られて苦境に陥っていた東京交響楽団に、出光佐三さんが、新たな活動の場を与えてあげようと企画した番組です。

番組は、番組途中でCMを入れない構成であることでも知られていて、現在もそれは守られています。
番組スポンサーは出光興産です。
一社だけの提供です。

番組途中でなぜCMが入らないかというと、番組スポンサーの出光興産の創業社長である出光佐三(いでみつさぞう)氏の「芸術に中断は無い」という考えに基づくものです。

その出光佐三氏に有名な言葉があります。
「社員は家族だ。
 家計が苦しいからと
 家族を追い出すようなことができるか?
 会社を支えるのは人だ。
 これが唯一の資本であり今後の事業を作る。
 人を大切にせずして何をしようというのか。」

どこまでも会社は「利益のために存在する」のではなく、「人のために存在する」という考え方です。
昨今では、儲けのために人をないがしろにする会社が多くなりましたが、ではそうした会社が長く継続して生き残れているかというと、答はNOです。

世界に、創業から200年以上経過する会社は5,586社(計41カ国中)あるそうです。
このうち半分以上の3,146社が日本の会社です。
さらに創業千年以上の会社が7社、
500年以上が32社、
100年以上になると、その数5万社以上です。

それだけご長寿企業がたくさんあるということは、終身雇用、儲けよりも人という、日本的経営の考え方が、正しい、もしくは理にかなっているということになります。
出光佐三氏は、終生自分は、社長でも会長でもない。
どこまでも出光商会の店主であるという考え方を押し通しました。

具体的には次の4つの理念を掲げ、これを終生守り抜いています。
それは、
 (1) クビを切らない
 (2) 定年を設けない
 (3) 出勤簿を作らない
 (4) 労働組合をつくらない
というものです。
これを出光佐三氏は、出光の「四無主義」と呼びました。

ひと目見ておわかりいただけますように、これは戦後、欧米からマネジメント手法として輸入され、いまではごくあたりまえになっている、
 リストラをする
 定年制を敷く
 勤怠管理を徹底する
 労組を置く
といった、現代企業があたりまえとする考え方の対局にある考え方です。

なぜ対極になるかというと、これもまた出光佐三氏の言葉があります。それは、
「社員は、雇用しているのではない。家族なのだ」
というものです。
佐三氏は、これを「人間尊重主義」、「大家族主義」の経営哲学と呼びました。
要するに、昔からある日本式商店の経営哲学です

出光佐三氏は、明治18(1885)年、福岡県赤間村(現・宗像市)で生まれました。
生家は、地元で藍問屋を営んでいて指折りの資産家でした。
ご先祖は、大分にある宇佐八幡宮の大宮司だったそうです。
宇佐八幡宮というと、和気清麻呂の物語に出てくる御神託をいただいた、あの神宮です。

佐三氏は、小学校に入った頃は、病弱でしたし、ひどい近眼でした。
そのために本が読めない。
また、視力が弱くて体力も弱い。
そこで佐三氏は、本を読んで学ぶかわりに、常に「なぜか、どうしてか」と必死で考える習慣を身につけたそうです。

そして16歳のとき、旧制福岡商業に入学しました。
福岡商業では、ストライキの首謀者などをしています。
このときは、ついに学校側を屈服させることに成功しています。
その代わり、成績は下る一方となりました。
卒業時の成績は下から二番目にまで落ちています。

20歳で、神戸高等商業(現 神戸大学)に入学した佐三は、そこで二人の師匠に出会いました。
ひとりは水島鉄也という、初代校長です。
この校長は、
「カネの奴隷になるな。
 『士魂商才』をもって事業を営め」
と教えてくれました。

武士の商法という言葉があります。
明治維新のあと、官職を失った多くの武士が「生き馬の眼を抜く」という商業界にあって、財産をなくし、路頭に迷いました。
もともとは、それを茶化して言われた言葉が、その武士の商法です。

そういう時代への反省から、明治の終わりごろには、国内には拝金主義が台頭しました。
義理人情や筋道や道理や正しさではなく、とにもかくにも「儲かりさえすれば良い」という思想や行動が主流となっていったのです。
ところがそんな時代の中にあって、水島校長は、
「人を大切にせよ、武士道の精神をもって商売に励め」
と教えてくれたのです。

江戸の昔「もし期日に返済なくば、人前で笑われても異議なく候」と借金の証文に書いた武家と、とにかく儲かればよいという商家では、その基盤となる考え方がまるで違います。
だからこの当時、武家の流儀では商売はできないというのが、常識となっていました。
ところが水島校長は
「それでも武家の心を失ってはならぬ」
と説いたのです。
そして、
「男子たるもの、国家に貢献できる事業を営め」
と生徒に語りました。

もうひとり、佐三はなくてはならない出会いがありました。
それが、内池廉吉教授です。
内池教授は、
「これからの商人は、
 生産者と消費者を直結し、
 その間に立ち、
 相手の利益を考えながら、
 物を安定供給することにその価値がある」
と教えてくれました。

この時期、佐三氏の実家は、商売が傾きかけていました。
このため、いまでいう大学生活を送る佐三氏には、家からの仕送りはありません。
このため佐三氏は、家庭教師のアルバイトをして、学費と生活費を得ていました。

そのときに教えた子供の親に、日田重太郎という名の大変な資産家がいました。
日田重太郎の趣味は、神社仏閣の巡拝でした。
たまたま佐三氏の実家が、宇佐八幡宮の大宮司だったことを知った日田氏は、佐三氏を無条件に信頼してくれました。

明治42(1909)年、神戸高等商業を卒業した出光佐三氏は、神戸で小麦粉と石油を扱う酒井商店に、丁稚として入店しました。
酒井商店は、小麦粉と機械油を売っている従業員4、5名のこぢんまりした商店です。

高等商業というのはいまでいう大学です。
いまのように、誰もが大学に進学するという時代ではありません。
ですから当時は大学出は学士様と呼ばれたし、官庁の職員や大企業で重用してくれました。
ところが出光佐三氏は、大企業ではなく、零細商店に入社したのです。

なぜこんな小さな会社を選んだのかと、学友たちはいぶかりました。
それどころか仲間たちからは、
「お前は気違いだ。学校のつらよごしだ」とさえ非難されました。
高等商業を卒業しながら、丁稚奉公に出るというのは、学校のメンツを汚してるというのです。

しかし佐三氏は、周囲の非難などまったく意に介しませんでした。
なるほど大企業に入れば、収入も多いし生活も安定します。
しかし大企業では、仕事の一部しか担当できない。
自分が将来、独立して事業を営もうとすれば、仕事の基礎から終わりまで、全部を覚えなければなりません。
そうであれば、小さな商店の方が、むしろ、なにもかも担当させてもらえますから、仕事を速く覚えられます。

さらに佐三氏には、ひとつの勝算がありました。
それは、「これからの時代は、必ず石油の時代になる」というものでした。
酒井商店は、油を扱っていたのです。

こうして佐三は、大学を出ていながら、小学校卒がなるような丁稚になり、前垂れのはっぴ姿で自転車に乗って集金に駆け回りました。
いまでいったら、かっこ悪いことかもしれません。
けれど未来の独立を夢見る佐三氏にとっては、それは夢を叶えるプロセスでした。

ところが佐三氏に困難がやってきました。
実家の藍屋の商売がいよいよ傾き、もうやっていけなくなってしまったのです。
このため佐三氏は、一日も早く独立開業しなければならない状況となりました。
丁稚奉公では、給金はタカが知れているからです。

けれど、所詮は丁稚です。
給料はたかが知れいてます。
いまどきのように、ベンチャー向けの開業資金融資制度なんてなかった時代です。
頭を抱える佐三氏のもとにある日、日田重太郎氏がやってきました。

日田氏は、佐三氏に、当時のお金で六千円を渡してくれました。
これは、現在のお金に換算したら、約1億円です。
日田氏は、
「京都にある家が売れてな、六千円の現金ができたんだ。
 それを君にあげよう」
と言いました。しかもそのお金は、「貸す」のではなく「もらってくれ」というのです。

ただし条件が三つありました。
 第一 従業員を家族と思い、仲良く仕事をすること。
 第二 自分の主義主張を最後まで貫くこと。
 第三 自分がカネを出したことを人に言わないこと、です。

佐三氏は「果たして自分にできるだろうか」と迷ったそうです。
けれど、腹を決めました。
「よしっ。水島校長の言われる、人道主義と士魂商才の商人となろう。
 そうなることで、この日田さんへの恩返しをしよう!」

ここに大切なポイントが2つあります。
ひとつは、日田氏の大金の寄付は、もちろん佐三の人柄を信頼してのことだということです。
佐三の実家は、このときすでに傾いていることを日田氏も知っています。
1億円のキャッシュをあげれば、そのお金は、単に実家の借金返済資金に流用され、佐三氏が丁稚のままでいる、あるいはどこかに逃げてしまうというリスクもあったのです。
それでも日田氏は、寄付をしましょう、と言ってくれました。
「金は大事だ。
 しかし、それ以上に、人を信頼することはもっと大事なことではないだろうか。
 そしてお国のために役立つこと。
 君にはそれができる。」
どこまでも「人」が第一なのです。

第二の条件は、上に示された三つの条件は、いずれも無形のもの(=インタンジブル)であるということです。
拝金主義は、
「いま、カネを持ってる、
 いまカネを稼いでいる、
 いま贅沢な暮しをしている」
というように、とかく「いま」しかみようとしません。
とにかく「いま」さえ良ければ、何をやっても構わないと考える。
日本の近くにある歴史のない国など、国をあげてそれをやっています。

ところが伝統的な日本的価値観では、過去現在未来にまたがる普遍性を大切にします。
そうなると、いまこの瞬間に金を持っているということよりも、もっと大切な価値があるということを大切にするようになります。
そしてこの場合、自力で人道主義と士魂商才を、新しい資源エネルギーの未来に向けて実現しようとする男への投資こそが、まさに価値ある行動となるのです。
明治の終わりごろの日本には、まだまだそういう無形のものを大事にするという日本人本来の文化的価値観が、色濃く残っていたのです。

明治44(1911)年6月、佐三は福岡県門司市(現在の北九州市門司区)に、出光商会を設立しました。
このときの佐三氏は、まだ25歳です。
これが、後の世界的大企業、出光興産の創業です。

事務所の正面には水島校長の揮毫による「士魂商才」の額を掛けました。
商品は、日本石油下関支店の機械油です。
佐三氏は、その特約店の資格をとったのです。

ところが、油が売れません。
理由は二つありました。
ひとつは石炭から電気モーターへの切り替えの時代で、機械油の需要そのものが減っていたということです。
もうひとつは、佐三氏の商売の姿勢です。
機械用の油ですから、当然、営業の相手は工場や商店です。
商売人同士のお付き合いですから、袖の下はあたりまえですし、値引きもあたりまえです。

ところが「士魂商才」を掲げる佐三は、
「そんなことまでして売る必要はない!」
とにべもないのです。
おかげで日田氏からもらったお金は、3年で底をついてしまいました。

さすがの佐三も、憔悴しきって日田氏を訪ねました。
「申し訳ない。廃業したい」
と申し出る佐三氏に、日田氏は言ったそうです。
「三年で駄目なら五年、五年で駄目なら十年と、
 なぜ頑張らないのですか。
 さいわい神戸にまだ私の家が残っています。
 それを売れば当面の資金には困らないでしょう。」

日田氏の断固とした姿勢に、佐三氏は慄然としたそうです。
日田さんは、本気で命がけでワシを信じてくれている。
こうなりゃ、なにがなんでも前に進むしかない!
日田さんに家を売らせるわけにはいかん!

倒産寸前の佐三氏は必死に考えました。
単に目先の売上げの確保ではない。
もっと抜本的に、強気で士魂商才を実現するにはどうしたらよいのだろう。
佐三氏は考えに考えます。

そこで、「海賊」をすることを思いつきました。
「海賊」といっても、船を襲うのではありません。
夜中の十二時から早朝の二時頃にかけて、漁船がエンジン音を響かせながら帰ってくるのを待ち構えたのです。

漁船のエンジンは「ポンポン蒸気」と呼ばれるツーサイクルの焼き玉エンジンです。
焼き玉エンジンには、燃料油として「灯油」が使われます。
佐三は、帰ってくる漁船が岸辺に着く前に、伝馬船で漁船に近づいて、海の上で「灯油」の代わりに「軽油」を売ったのです。

軽油は、灯油より下級です。
ですから軽油で漁船の焼き玉エンジンを回すと、クサイにおいがでます。
けれど値段は灯油の半額なのです。

当時の燃料油店というのは、油を元売りから買ってきて消費者に売りました。
小売りは特約店の仕事です。
特約店は、下関、門司、小倉、博多など地域別に分かれて、それぞれに縄張りがあります。
陸にあがった漁師たちは、その港を縄張りとしている特約店で燃料を買います。
そしてその縄張りは、同業の特約店が、荒してはならないというのが、しきたりとなっていました。

そこで佐三氏は、縄張りがない海上で、油を売ったのです。
文句を言われると、
「海に下関とか門司とかの線でも引いてあるのか」
と言い張りました。
佐三氏が「海賊」と呼ばれたゆえんです。

多少ニオイがあっても、値段が半値の軽油販売は大当たりしました。
佐三氏はさらに工夫し、揺れる船上での油の販売のために、「計量器付給油船」という海上給油装置まで開発しています。
そして事業を軌道に乗せました。

いったんは廃業まで決意したこの年(大正3年)、佐三氏は南満州鉄道への車軸油の納入に成功しました。
当時、南満州鉄道で使う油は、スタンダード社などの外国の油が独占していたのです。
独占は癒着を生み、癒着は高いコストとして跳ね返えります。

佐三は、そのからくりを見抜き、満鉄当局に粘り強く交渉したのです。
国産油の品質の良さを実験とデータで示し、それを使うことが、満鉄に利益をもたらし、国益にも適うことを具体的に示したのです。

さらに大正8(1919)年には、貨車のトラブルが続出していた南満州鉄道に、酷寒でも凍結しない「ニ号冬候車軸油」を納入して、満鉄から感謝状と銀杯を受領しましt。

ところが、大正13(1924)年、第一銀行(現みずほ銀行)が、突然、25万円の借入金引き揚げを要請してきたのです。
いわゆる「貸しはがし」ですが、実はもっと手が込んでいて、儲かっている会社にいきなり貸金の引揚げを要求をし、引揚に応じられないなら、銀行員を社長や役員に迎えろ、としたのです。
まるでヤクザみたいなやり方ですが、いまも、いろいろな会社に銀行員が親元の銀行から派遣されて役員などになっています。

さすがにこのときは佐三氏もまいりました。
一時は自殺説までささやかれたくらいです。
ところが二十三銀行(現大分銀行)の林清治支店長(当時)が、肩代わり融資を決めてくれたのです。
佐三は、ぎりぎりで窮地を脱します。

もしこのとき、大分銀行の肩代わりがなければ、当時儲かっていた出光興産は、出光佐三社長が引退し、商売のまったくわからない第一銀行の行員が社長に就任していたことでしょう。
そのようになった出光興産が、果たしていまのような大手企業となり得たかは、疑問です。

そして佐三氏は昭和7(1932)年には、門司商工会議所会頭に就任し、昭和12(1937)年には高額納税者として貴族院議員となりました。
佐三は、満鉄を経由して朝鮮、台湾にまで進出し、さらに支那事変の拡大と共に、支那本土に営業網を拡大しました。
そして出光商会は、この時期に、従業員千名程を抱える大会社に成長したのです。
こうして個人経営の出光商会は、昭和15(1940)年には改組して、出光興産株式会社となります。

ところが、その5年後の昭和20年、日本は戦争に破れてしまいます。
日本は外地を失いました。
国内は焦土と化し、佐三氏もすべてを失なってしまいました。

その昭和20(1945)年8月17日、出光佐三は社員二十人を集めて訓示しました。
そのときの言葉です。

「愚痴はやめよう。
 世界無比の三千年の歴史を見直そう。
 そして今から建設にかかろう!
 泣き言はやめよう。
 日本の偉大なる国民性を信じよう。
 そして再建の道を進もうではないか!

具体的なアテなどありません。
けれど佐三氏は、日本を信じたのです。

さらにこの1ヶ月後、佐三氏は驚くべき宣言をしました。それは、
「海外から引き揚げてくる社員は一人もクビにしない!」
というものでした。

当時の出光の従業員数は、約1,000名です。
そのうち約800名が、外地からの復員です。
外地で力を伸ばした企業が、その外地の販路をすべて失ったのです。
資産もない、事業もない。
膨大な借金があるだけです。

どうやって復員者を受け入れるというのか。
どう考えても、やりくりできるはずなんてありません。
多くの企業は、ガンガン人員整理をしていました。
それを出光佐三は約1千名の従業員の首を、誰ひとり切らないと宣言したのです。

いい加減なことを言ったのではありません。
それは考えに考えての結論でした。
そしてこの宣言は、佐三氏自身の決意の表明でもありました。
どうにもならないどん底に落とされても、なお道は必ずどこかに通じている。
「道、極まって尽きず」は、尾崎行雄の「人生劇場」の台詞です。

佐三氏自身、どうにもならない、廃業するしかない中で、若い頃、事業のチャンスを得た男です。
その成功体験が、佐三自身の信念になっていたのかもしれません。

出光興産は、復員者してくる社員のクビを切らないため、何でもしました。
ラジオも売りました。
醤油も売りました。
酢も売りました。
畜産や養鶏にも手を出しました。
思いつく限りのことに手を出したのです。

けれども付け焼刃の仕事は、どれもうまくいきません。
どうしようもなく追い詰められて、一部の社員には自宅待機命令を出さざるを得なくなりました。
する仕事がないからです。
それでも佐三氏は、戦前に集めた書画骨董を売り払い、銀行から可能な限り借金をして、待機組にすら給料を払い続けました。

復員後、気力を失い、郷里に引きこもっていた青年がいたそうです。
その彼が、出光に辞職の手紙を書こうとした時、父親が彼を烈火のごとく叱ったそうです。
「お前が兵隊に行っている6年間、
 出光さんは給料を送り続けてくれたんだ。
 それを辞めるとは何ごとか!
 すぐ出光さんにお礼の奉公をしろ。
 6年間、ただで働け。
 それから帰ってこい!!」

当時の父親の気迫が伝わってきます。
青年は思い直したといいます。

待望の石油事業に復帰する機会は、意外に早く訪れました。
GHQ(占領軍本部)が、旧海軍のタンクの底に残った油を処理し活用せよ」と指令を発したのです。

それは、タンクの底に入って油を汲み取る作業でした。
タンク内にはガスが充満し、窒息や中毒の危険がありました。
爆発の危険もあります。
普通なら誰もが請けない仕事です。
誰も請けない仕事だから、日本人にオハチが回ってきたのです。

佐三氏は「これで石油界に復帰する手がかりができた」と喜びました。
全社員を動員してタンクの底さらえ作業を開始します。

廃油にまみれ、泥まみれになり、鼻腔をつくがまんならない悪臭だけでなく、中には手足がただれる者も出ました。
たいへんな作業なのです。
しかし誰もねをあげませんでした。
「俺たちは石油屋だ、
 油の扱いは俺たちの仕事だ」
という誇りに満ちていたのです。

「底さらえ」作業は、約1年半に及びました。
そして出光興産は、廃油2万キロリットルの汲み取りに成功しました。

このときの丁寧な仕事ぶりはGHQと、その背後にいる米国石油メジャーに強烈な印象を残しました。
これが、後に正式に石油界に復帰する足がかりとなり、出光蘇生の原点となっていくのです。
いまでも「タンク底にかえれ」は出光興産の合言葉です。

昭和28(1952)年3月のことです。
この時期、イランは英国資本の油田を強制的に摂取して国有化したため、英国と国交断絶状態になっていました。
英国海軍は報復のため、ペルシャ湾を航行するタンカーを監視し、イランから石油を積み出そうとするタンカーを拿捕しようとしていました。

このことは、イランにとっても、肝心の石油を売ることができないという、むつかしい状況を招いてもいました。
「いまイランに行って石油を積み出せば、
 石油を安く仕入れることができ、
 さらにイランと日本の国交を切り開くことができる。」
佐三氏は、当時出光興産が所有していたただ一艘のタンカー「日章丸二世」に密命を与えました。

「日章丸二世」が向かう先は、サウジアラビアということにしました。
しかし船長と機関長の2名だけが、実はイランに向かうと知っています。
成功すれば、一艘の積荷で、二億円の儲けです。
けれどタンカーが拿捕されて失敗すれば、4〜5千万の赤字となります。
そして出光興産は倒産します。

日本は、この前年に占領から独立したばかりです。
その日本が、連合国の一員である英国の横面を張り倒す行動に出るのです。

神戸を出航した「日章丸二世」は、18日後、ひそかにイラクに入港しました。
英国の監視下にあった港に入港したのです。
このニュースは、まさに世界のトップニュースを飾りました。

そして世界中が注目する中、イランの石油を満載した日章丸は、夜陰にまぎれ、他船との交信さえも一切止めて、ひそかにペルシャ湾を抜け出しました。
そしてインド洋を横断し、約一カ月かけて、無事、川崎に入港しました。

このニュースは、占領に打ちひしがれていた当時の日本人の心を奮い立たせました。
そして、世界に日本の海運技術の凄味を見せつけました。
また、イランと日本の信頼関係の絆を深めました。

これに対し、英国アングロイラニアン社が「待った」をかけます。
積荷の石油は、英国のものであるというのです。
そして東京地方裁判所に提訴しました。

裁判のとき、佐三は東京地方裁判所民事九部北村良一裁判長に次のように述べています。
「この問題は国際紛争を起こしております。
 私としては、日本国民の一人として、
 俯仰天地に愧じない行動をもって終始することを、
 裁判長にお誓いいたします」

日本人、ここにあり!です。

裁判に勝利した佐三氏は、昭和31(1956)年、徳山湾に日本一の製油所を建設しました。
その製油所建設の竣工式に、佐三氏は大恩人である日田重太郎を招待しました。

すでに82歳の高齢になっていた日田氏に佐三氏は、
「すべてあなたの御恩のおかげです」
と述べました。日田氏は、
「あなたの努力と神様のご加護ですよ」
と言って、佐三に手を差し出しました。
佐三はその手をしっかりと握りしめました。

日田が神戸に住んでいた頃、佐三氏は神戸支店員を毎晩、日田家に派遣し、年老いた重太郎の晩酌の相手を命じていました。
夏には軽井沢にある出光の別荘を日田氏のために提供していました。

淡路島で行われた日田の葬儀には、出光興産の「社葬」として、佐三自ら参席し、生涯の大恩人に報いています。
佐三氏は、日田への恩を、生涯をかけて報いたのです。

昭和56(1981)年、95歳で出光佐三氏は人生の幕を下ろしました。
彼を支え続けた側近の一人石田正實は、安らかに眠る佐三の横顔を見ながら、
「この人は、
 生涯ただの一度も
 私に
 『金を儲けろ』とは
 言わなんだ。
 40年を越える長い付き合いだったのに……」
と呟いて落涙したそうです。
あとは言葉になりませんでした。

佐三氏は、終生「社長」でも「会長」でもなく「出光商会」の一介の「店主」を押し通しました。
佐三のモット−は、
 「人間尊重」
 「大家族主義」
 「黄金の奴隷たるなかれ」
 「生産者から消費者へ」
というものでした。
彼は、若き日に師匠から教わった教えをそのまま、生涯にわたって実践し抜いたのです。

その佐三氏は、皇室を崇敬することが極めて篤い人でもありました。
また出光興産の東京本社には佐三の郷里の氏神である宗像神社があります。
佐三が逝去したおり、昭和天皇は、佐三に次の歌を贈られました。

 国のため
 ひとよつらぬき 尽くしたる
 きみまた去りぬ
 さびしと思ふ
   出光佐三逝く 三月七日

ありがたいことです。
会社は、ひとつの家族。地域も家族。国家も家族。それが日本流の考え方です。

私の友人で、鉄工所を営むある社長は、不況のあおりで工場の受注が減り、売上がピーク時の5分の1になってしまいました。
けれど、彼は必死で従業員の雇用を守り続けました。
自分の給料なんてなくても、社員の給料を払い続けました。
彼は晩婚だったので、まだ幼い子供がいました。
当然、生活費がないと困ります。
なので彼は、夜間の運転手のアルバイトをして、自分の家族の生活を守り抜いています。

別な社長は、やはり社員の雇用を守りぬくため、会社の売上はそっくり社員の雇用のために使い、自分の生活費は、ある大手ショッピングセンターの夜間警備のアルバイトをして賄っています。

企業は、資本家(無産階級)と労働者(有産階級)との対立と闘争の場であると説いているのは、共産主義です。
経営者が(CEO)と称して巨利を得、景気が悪くなると生産調整と称して簡単にクビを切るのが、個人主義を根本とする西洋風の企業です。

しかし、日本の流儀は違います。
日本人にとって、会社は「家族」です。
それが、西洋風でもない。共産主義風でもない、日本風の商家の考え方です。

なにごとも西洋かぶれするのではなく、私たちはいまあらためて、日本流経営学というものを学んでみる必要があると私は思います。

以上転載終了

posted by 秀さん at 02:54| ハノイ | Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナム生き方編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

1年を振り返って編

この1年の大きな出来事のひとつは2人目の孫(孝寛)の誕生

2番めは二十数年のゴルフ経験の中で初めて本格的にレッスンを愚息に逆らわずに素直に受けているという驚愕的な事実

3番めは・・・

うむぅ〜 もう無いですわ へい

はぁ〜、凡夫の中の凡夫の秀さんの1年なんてこんなもんですわ
事業に成功して大金が手に入るわけでもなく大病をするわけでもなく日々のんべんだらりとした生活の連続で人様に報告するようなこたぁ〜ありゃしませんって
日々何となく仕事に出て予定のない時は真っ直ぐ家に帰りしばし孫と遊んで家族で夕食を摂り他愛もない会話をして自分の部屋に戻りパソコンの前でしばし佇んで1日が終わる その連続ですわ

若い時は何か動いていないと落ち着かない性格でしたが歳こいて来ると敢えて無理に自分を振り立たせるようなことは疲れるだけで考えたくもなし その日その日が平穏で家族の健康が一番だわ ってな考え方になるから不思議です

所詮人間なんて生きても最大100年位、日本人男性の平均は男性80年位でしょうか・・・
残すところ20年を切っております
その内、ある程度人様に迷惑をかけないで動けるのはあと10年位でしょうかねぇ

生老病死・・・誰もが辿る道ですね

問題は残り少ない人生をどう生きるかですが・・・多分このまんまでしょうよきっと! 

この役立たずがぁ! スマソ

世のため人のためにはほとんど貢献できないまま今まで過ごして来ました
元々世のため人のための前に自分のこと自分の身内のことで精一杯で(=言い換えると 我利我利盲者までは行きませんが自分中心主義とでも言いましょうか)他者に気を配るゆとりのない生活だったのかも知れません

今後は出来るなら短い人生ですもんこの世で縁あって人と出会う幸運に感謝し他者にも優しく接することが出来たら良いですねぇ〜

と・・・アホが1年の終わりにほざいております

来年も皆さまが良き年となるようアホの秀さんが勝手にお祈りしておりますぞぃ

それでは又次回まで ごきげんようさようなら


posted by 秀さん at 10:12| ハノイ | Comment(2) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月27日

この記事は是非読んでおいて損はないと思われます編

はぁ〜 よいよいっと! 
へい、いつものように転載時期ですが今回はとてもためになると言うかよく分析された記事だと思います。
これが無料で読めるなんてラッキーというか筆者の懐の広さに感謝です。

経済動向に関係のある方は是非お読みください。
秀さんの場合は100%関係ないのですが元々長く経済を勉強して来た学生の気分で読んでおります。
皆さまのご参考になれば幸甚です。
ビジネス知識源様に感謝です。

以下転載開始

<Vol.366:トランプ相場は2017年も続くのか>

        Systems Research Ltd. 吉田繁治 41889部
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おはようございます。2016年も、押し迫りました。正月休みにはい
った方もあるようです。2016年の政治、そして経済で驚きは、米国
メディアがこぞって反対を述べていたトランプの当選でした(54社
中52社)。

事前には、トランプが「金融緩和を続けるFRB議長イエレンの首を
すげ変える」と言っていたことから、市場の暴落が予想されていま
した。

開票の初期にトランプが有利になると、市場は、確かにドル売り
(ドル安)、米国株売り(ダウ下落)、円買い(円高)、日経平均
の売り(日経平均安)で答えました(11月9日)。

しかしそれは一瞬でした。下げたあと、逆のドル買い、米国株買い、
円売り、日経平均高の相場になったのです。

本稿では、
(1)事前予想とは逆のマネーの流れがなぜ起ったのか、原因から
見極め、
(2)トランプ相場が2017年の1月、2月も続くのか、
(3)2012年10月から2013年のような、長期的な円安、株高になる
のかを予想します。

見方は、二つに分かれています。

(1)トランプ相場が続く。円は1ドル120円を超えて下がり、130円、
140円にもなる。この円安が続くと、日経平均は2万3000円を超え、
2万5000円も目指すだろう。

(2)トランプ相場は終わる。1ドル117.1円(12月26日午前11時)
は、次第に上がって、1万9410円(同日・同時刻)に上がっている
日経平均は、2万円を超えることはできず、下がるだろう。円安も、
120円をピークにゆり戻す。

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<Vol.366:トランプ相場は2017年も続くのか>
    2016年12月26日:無料版

【目次】

1.トランプ大統領の決定後、ドル高、米国株高になった理由
2.世界の金融市場は「織り込み相場」になっている
3.円安/ドル高と、日経平均の上昇の理由
4.なぜトランプ相場が、円安(ドル高)、日経平均高になったのか
5.ヘッジファンドが日本株を買い増すときは、
円の先物売りで、円安をヘッジする
6.トランプ相場をまとめれば
7.2017年の予想

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■1.トランプ大統領の決定後、ドル高、米国株高になった理由

想定外だったトランプ相場を解く鍵になるのは、米国の10年債の金
利の動きです。国債は、売りが増えると価格は下がり、金利は上が
ります。

▼国債の価格と、市場の金利の原理

金利が1.6%のとき発行された10年債(発行金利1.6%)は、市場の
期待金利が2.6%に上がると、以下のように価格を下げます。
(注)残存期間9年を事例にします。

(1+発行金利1.6%×9年)
÷(1+期待金利2.6%×9年)=1.144÷1.234≒0.927

●$1万の額面の国債が、$9270へと、7.3%下がります。

国債は固定金利です。投資家の集合が考える期待金利が上がった場
合、流通価格が下がることによって、市場の期待金利に利回りを一
致させます。(注)逆に、期待金利が発行金利より下がったときは、
国債価格は上がります。

残存期間9年、発行金利1.6%の長期国債の価格が、7.3%下がると
満期までの利払いは、期待金利である2.6%に一致します(注)本
当は複利ですが、3%以下では単利との差が小さいので単利で計算
します。

下がった国債を$9270で買ったとき、金利1.6%の国債の9年後の元
利合計は、以下になります。(注)元本の償還額は額面の$1万で
すが、金利は発行時の1.6%しかつきません。

$1万×(1+発行金利1.6%×9年)=$1万×1.144=$1万1440

満期には元利の合計が$1万1440になる国債を、$9270で買ったの
で、9年間の平均利回りは、以下になります。

金利部分=元利合計1万1440−購入価格$9270=$2170
金利部分$2170÷購入価格$9270÷9年≒2.6%=市場の期待金利

つまり、
・額面$1万、発行金利1.6%、残存期間9年の国債は、
・市場の価格が$9270へと7.3%下がると、
・その利回りは、上がった金利2.6%に一致します。

以上が、金利が固定されている国債と、変化する市場の期待金利の
原理です。期待金利が発行金利より上がると、国債価格は下がり、
期待金利が下がると、価格が上がって調整されるのです。

1980年後半からの金融自由化により、日米欧の長期金利は、長期国
債の売買価格によって、決まるようになっています。

現在の中央銀行の公定歩合(中央銀行が銀行に貸すときの金利)は、
短期金利を誘導するに過ぎないのです。

▼米国の長期金利は、トランプ当選前の11月4日から上がり始めた

トランプ当選が決まったのは、11月9日です。長期金利は、その前
週の11月4日から、上がり始めています。これは、期待金利の上昇
を予想した国債の売りの超過があったことと示します。


・9月〜10月の長期金利 1.5%〜1.7%
・11月4日の長期金利  1.68%
・11月10日      2.11%(トランプ当選後)
・12月23日      2.54%(〜現在)      
(ヤフー・ファイナンス)
http://finance.yahoo.com/quote/%5ETNX?ltr=1

以上の金利の動きは、
・投票日の1週間前に、トランプの当選を予測したヘッジファンド
による米国債売りが始まり、
・当選確定から、米国債の売りが本格化したことを示しています。

なぜトランプの当選が予想できていたのか。おそらくグーグルです。
グールグは、世界中のWEBの記事とメールを収集して、AI(人工知
能)で予測しています。

グーグルのサーバーには、世界のWEBのコピー情報があるからです。
8年数ヶ月前、グーグルは、泡沫候補とも見られていたオバマの当
選を予想していました。そのとき、「なぜ、グールグはオバマの当
選を予想できたのか」と話題になったのです。その後、グーグルは、
社会、政治、経済についての予想を公開しなくなりました。

今回も、米国を中心とするWEB情報とメールのAI分析から、「トラ
ップ当選」を予測していたものと推察します。

これが、11月4日から米国債が売られて、金利が上がり始めた理由
でしょう。

■2.世界の金融市場は「織り込み相場」になっている

【織り込みの増加】
織り込みとは、3か月後から6か月後の、金融・経済のファンダメン
タルズ(金利、GDP、企業利益、通貨、物価などの実体経済の指
標)を予想し、それが実現したかのような売買を、今日行うことで
す。

08年のリーマン危機のあと、中央銀行の巨大な金融緩和の合計約
1100兆円)により、金融機関の当座預金には、現金があふれ続けて
います。(米国$4兆(468兆円)、欧州$2兆(234兆円)、日本
400兆円)

このゼロ金利マネーが「織り込み相場」に拍車をかけているのです。

【選挙公約】
トランプは、選挙中に、経済面では2つの公約をしていました。
(1)10年で$6兆(700兆円)の減税
(2)10年で$1兆(117兆円)の公共投資
(注)クリントン候補は逆に、財政赤字を解消するための$1兆の
増税の公約でした。

【米国の財政赤字】
米国は、財政赤字(税収が少なく、政府支出が超過すること)を続
けています。2010年が$1.6兆、11年1.5兆、12年1.3兆、13年$
7300億、14年7200億、15年6200億、16年予想$7600億(88兆円)の
赤字です。

米国の連邦政府の総債務は、$20兆と巨大です(2016年:2340兆円
:GDP比108%)。リーマン危機前(2007年)はGDP比64%でしたか
ら、9年で44ポイント(年間5ポイント%)増えています。

米国の政府債務の増え方の速度は、日本(GDP比で年間3%ポイント
い増加)より大きい。(注)この総債務のうち$16兆(1870兆円)
が国債です。あとは借入金です。

【国内だけでは、国債のファイナンスができない米国】
米国は、年間80兆円ペースで増加発行している新規国債のうち、
40%から50%を、海外に売らねばならない。国内では、50%から
60%しか、買われないからです。

米国は経常収支の赤字国を続けています($4693億:55兆円:
2016年)。この赤字分、海外からの資金流入が必要になります。そ
れが、海外からの国債買いという形になっているのです。

【公約の実行の想定】
トランプが当選し、公約を実行すると、米国の国債発行は以下のよ
うに増加します。

(1)現在財政赤字分 $7600億(年間の財政赤字7600億)
(2)減税分     $6000億($6兆の減税の1年分)
(3)公共投資増加分 $1000億($1兆の公共事業の1年分)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 国債発行合計  $1兆4600億(170兆円)

発行額は、$1.46兆(170兆円)へと倍増します。ここから予想さ
れるのは、米国内で引き受け難からの価格の下落です。1.6%の低
い金利では、米国債が売れず、国内と海外の買い手が増えるまで、
価格が下がって、金利が上がることが予想できます。

【ヘッジファンド米国債を売った】
もっとも多く米国債を売買しているヘッジファンドは、トランプ公
約の実行を想定して、下がる予想の国債を売ったのです。これが、
米国の長期金利が、それまでの1.6%付近から2.6%付近に約1%上
がった理由です。普通の時期は、わずか1か月でこうした大きな金
利の上昇はありません。

【国債を売ったマネーで米国株、日本株を買った】
米国債を売って現金を得たヘッジファンドは米国株と、日本株を買
っています。資金運用を預託されるヘッジファンドは、0%の金利
に現金をとどまらせることはできないからです。ヘッジファンドの
買を主因に、米国株と日本株は上がっています。

【米国株が買われた理由は、GDPの増加予想(4%)】
米国株が買われた理由は、
・10年間で$6兆(700兆円)という大きな減税が実行されると、米
国のGDPの70%を占める個人消費(世帯の商品購入)が増える。
・減税で企業の法人税も減るため、設備投資が増加する。

個人消費が増えて、設備投資が増えると、GDPが4%は増加し、企業
の売上が増えて、利益が増加する。(これが財政政策)

米国のGDPの増加予想は2%台でしたが、トランプ減税と公共事業の
実行がされれば、4%の増加なると期待されたのです。

ヘッジファンドは、トランプ減税の実行を想定して、
・市場の期待金利が上がると、価格が下がる米国債を売って、
・GDPが増えると、企業利益が増える株を買ったのです。

【ダウと日経平均】
米国ダウは11月4日の底値、$1万7883円から$1万9933にまで
$2050(11%)上げています。米国株には、11月と12月で、ヘッジ
ファンドと海外から、7兆円の買い越しがあり、これが株価を上げ
たのです。

米国ダウに追随する性質をもつ日経平均も、11月9日の終値1万
6251円からは、3145円(19%)上がって、1万9396円になっていま
す(12月26日)。

これは、1か月という短期の上げでは、2013年のアベノミクス相場
より大きな上昇率でした。

■3.円安/ドル高と、日経平均の上昇の理由

日本の株式市場の70%の売買は、外国人投資家(ヘッジファンド)
よるものです。日本人の合計(個人、金融機関、事業法人)は30%
の売買に過ぎません。

このため、わが国の株式は、
・ヘッジファンドが買い越すときは上がり、
・売り越すときは下がるという、米国追従の単純な相場になってい
ます。

以下は、16年11月から12月の投資家主体別の、買越額です。(東証
と安藤証券のデータをもとに筆者作成)

(注記)
・自己は、証券会社の自己売買。日銀のETFの買いに対応して、そ
の構成銘柄の一部を買う取引が多い。
・個人は、個人投資家700万人の合計
・外人は、オフショアからのヘッジファンドの売買。
・機関は、わが国の銀行、生損保の機関投資家。2000年代以降、一
貫して売り越している。
・信託は信託銀行。内容は、政府系金融(ゆうちょ銀行(資金量
210兆円)、かんぽ生命(同80兆円)、GPIF(同130兆円)の買い。
・投信は、投資信託。
・法人は金融以外の事業法人。自社株買いが、2016年は6兆円に増
えている。
・日経平均は。該当の週間での騰落額(単位は円)

【投資家主体別の買い越し額:マイナスは売り越し】
                     (単位100億円)
11月  自己 個人 外人 機関 信託 投信 法人 日経平均
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1週  -11  13  -6  -5  -3   2   7   +469 
 
2週   16  -41  40  -5  -7  -9   9   +590
3週   18  -45  49  -7  -8  -16   12   +591
4週   28  -43  30  -2  -8   4   4   +412
5週  -10  -30  41  -5   0   5   3   + 45
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
11月計 42 -147  154 -23  -28  -25   38  +1521
      
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
12月
1週  -49  -37  56  -1  30   4   0   +570
2週   64  -48   8  -3  -5  -17    1    +26
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://www.ando-sec.co.jp/market/movement.html

【ヘッジファンドの大きな買い越し】
外人分は、オフショア(タックスヘイブン)からの、ヘッジファン
ドの買い越しです。11月には1兆5400億円という、1か月では史上最
大額の買い越しをしています。12月も1週が5600億円の買い越しで
す。

ほぼ1か月という短期での、2兆円の外人の買い越しが、日経平均を
1万6251円から、1万9396円(12月26日)にまで、19%も上げた主因
です。(注)外国人の保有シェアは32%で約180兆円

【個人投資家の大きな売り越し】
外国人の次に大きな売買をする個人投資家(700万人:保有額84兆
円:シェア17%)は、上げ相場の中で一貫して売り越しています。
トランプ相場の中で、損失を抱えていた株を売って、利益を確定す
る行動をとったのが個人投資家でした。

11月から12月2週までの売越額は、2兆3200億円です。個人投資家は、
下がる時は買い越して、上がるときは売り越すという「難平(ナン
ピン)買い」の傾向を強くもっています。

【自己売買】
なお、証券会社の自己の、12月2週での6400億円の買い越しは、日
銀の株ETFの買いに対応した、構成銘柄の買いです。日銀は、月間
で5000億円、年間で6兆円の枠で、株ETFを買い続けています。日銀
の買いは、株価が2%(日経平均で300円〜400円)下がると買いを
入れるという特徴をもっています。

【信託銀行】
信託銀行の買いは、政府系金融(ゆうちょ銀行、かんぽ生命)と年
金運用のGPIFの買いですが、これは、11月、12月には、大きくは動
いていません。外国人の買いで、大きく上がったからです。

【機関投資家】
かつては機関投資家と言われ、もっとも多く株をもっていた日本の
金融機関は、2000年代以降、「価格変動の大きなリスク資産」は売
却するという方針です。11月、12月も売り越しています。

【事業法人の買い越し】
事業法人は、11月に3800億円買い越しています。わが国の法人も、
EPS(1株あたり利益)を上げるための米国企業を真似て、2016年に
は、年間5兆円という最大規模の自社株買いを行っています。

16年11月の3800億円の買い越しは、流通株を減らす自社株買いによ
るものです。(注)自社株買いをすると流通株が減ります。その分、
1株あたり利益は増えたようになって、株価は上がることが多い。

以上のように、11月、12月のトランプ相場(日経平均+19%)は、
ひとえに、外国人が日本株を2兆円買い越したためです。国内の経
済要因による株価上昇ではありません。

■4.なぜトランプ相場が、円安(ドル高)、日経平均高になったの


円安は、「円売り/ドル買い」が、「ドル売り/円買い」を超過す
ることから起ります。

米国のヘッジファドは、減税の公約の実行により、2017年からの米
国の金利が上がると想定し、金利が上がると価格が下がる米国債を
売りました。

米国債が、実際に大きく売られて価格が下がると、金利は上がりま
す。(注)1.6%付近から2.6%へと、トランプ相場の1か月で、1ポ
イント(%)も急騰したことは前述しています。

▼日米の、イールド・スプレッドの拡大

日本は、ゼロ金利です。米国の金利と日本の金利の差をイールド・
スプレッド(利益差)と言っています。

●このイールド・スプレッドが、2%を超え3%に近くなると、円高
(ドル安)のリスクをカバーできるため、「円売り/ドル買い」が
大きく増えます。

16年11月には、
・まず、ヘッジファンドによる、米国債の売りがあり、
・ゆうちょ銀行と、大手民間金融機関が、イールド・スプレッドの
拡大を見越して、売られた米国債を買ったのです。

米国債を買うことは、円を売ってドルを買うことです。
このため、円安に向かいました。

(1)日本の政府系金融と、民間大手銀行のドル買いと、
(2)ヘッジファンドが、日本株を買うときに、円安ヘッジとして
行う円の先物売りによって、円は107円から117円にまで、約10%も
下がったのです(買われたドルが上昇)。

1か月で10%の円安は、平時にはない、大きなものです。

■5.ヘッジファンドが日本株を買い増すときは、
円の先物売りで、円安をヘッジする

この約10%円安を促した要素は、
(1)わが国の政府系金融と大手銀行(三菱UFJなど)のドル国債買
い(円売り/ドル買い)以外に、
(2)日本の株を2兆円も買い越したヘッジファンドによる、株の買
いと同額の、円先物売りにもよります。

ヘッジファンドは、まさにヘッジファンドであり、日本株を買うと
きは、そのリスクヘッジをします。

【300円の株価上昇と、1円の円安が対応している】
日本株は、株価が上がるときは円安になり、下がるときは、円高に
なる根強い傾向をもっています。

2016年3月までは、300円(2%)の日経平均高に、1円(1%)の円
安が対応していました。1円の円安になると日経平均が300円上がり、
1円の円高で日経平均が300円下がるという関係です。

両方が別々に動くことはほとんどない。

この原因は、日本の株式市場で、株価を左右する70%の売買をして
いるヘッジファンドが、
・日本株を、例えば100億円買い越すときは、
・円の先物も100億円売るという、ヘッジ取引をしているからです。

ヘッジファンドの買い越しで日本株は上がり、円の先物売りで円は
下がります。

こうしたヘッジ取引がある理由は、ドル圏にとっては、日本株が上
がるときのリスクは、円安だからです。具体的に言います。

・100億円の日本株を買い、それが10%上がって、110億円になった
とします。
・そのときは、5円(5%)の円安が生じていることが多い。

日本株の2%の変動に、1%の円安・円高が対応しているからです。
http://lets-gold.net/market/chart2_usdjpy-nk225.php
このサイトで、ドル/円と日経平均の推移を見てください。

2016年8月から12月まで、見事な対応が見えるでしょう。最近だけ
ではない。2012年末以来、4年間、ほぼ同じ対応が見られます。

▼株価上昇と同時に生じる円安をヘッジする方法

100億円で買った株が10%上がって110億円になっても、5%の円安
が進むと、ドル圏では為替差損が生じて、5億円の利益にしかなら
ない。

これを防ぐには、円の先物を100億円売っておけばいい。

100億円の、円の先物売りでは、
・例えば3か月先の限月(反対売買の期限日)までに、円が5%下が
った場合、
・それを95億円で買い戻すことができます。

利益は、〔売った100億円−買い戻した105億円=5億円〕です。こ
の円安がもたらす利益によって、日本株の上昇10億円(10%)の利
益を回復できます。

ヘッジファンドは、11月と12月に、日本株を2兆円買い越していま
す。同時に、円安ヘッジのための円の先物売りを2兆円行っていま
す。これは円売りですから、円安の要素になったのです。

■6.トランプ相場をまとめれば

2016年11月から12月のトランプ相場をまとめれば以下です。

▼(1)まずトランプ減税の予想から、米国債の増発と金利上昇が
予想され、ヘッジファンドが、金利が上がれば下がる国債を売った。

その米国債は、
・日米のイールドスプレッド(金利差)の拡大を予想し、
・日銀に国債を売り続けていて、大量の当座預金をもつ日本の政府
系金融(特にゆうちょ銀行)と三菱UFJなどの大手銀行が買った。

これは「円売り/ドル買い」であるため、円は下落した。11月初旬
の1ドル107円は、117円にまで下がり、9.3%の円安が生じています。

▼(2)米国債を売ったヘッジファンドは、ゼロ金利マネーで米国
株を買い、同時に、日本株を買った。

この買いが大きかったため、米国ダウは$1万7888(11月4日)から
$1万9933にまで11%上がった。

米国株は、海外から1か月で7兆円も買い越されています。ヘッジフ
ァンドの買いは、100%がオフショアからなので、米国株も海外か
らの買いになるからです。

日経平均は、ヘッジファンドの2兆円の買い越しを主因に、11月9日
の底値、1万6251円から1万9396円(12月26日午後7時)へと19%上
がっている。

▼主因は、米国の金利上昇である

トランプ相場が起った主因は、トランプ政権が10年で$6兆(700兆
円)減税に向かうという予想からの、
(1)金利の上昇(1.6%→2.6%)
(2)減税と公共投資の財政政策により、米国の実質GDPが2%台か
ら4%台という、需要主導型の高い成長に向かうという期待からで
す。

以上が、米国の株が7兆円買われて、上がった原因でした。

日本株は、ヘッジファンドの、日本株の買い越し2兆円として、そ
の波及を受けたのです。同時に、2兆円の円の先物売りによる、円
安が起っています。

円安は、
(1)特にゆうちょ銀行と三菱UFJなどの大手銀行による、米国金利
の上昇予想(イールド・スプレッドの2.6%への拡大)からの「ゼ
ロ金利の円売り/2.6%の利回りのドル国債買い」を主因に起こり、
(2)ヘッジファンドの円の先物売り(2兆円)によって、強化され
たものです。

検討すべきは、
(1)米国金利の上昇とドル高
(2)その反対の、円安
(3)円安と米国株の上昇が生んだ、日本株の上昇が、2017年も続
くかどうかです。

■7.2017年の予想

「織り込みの項」で述べたように、2000年以降の金融相場では、
「3か月あるは6か月先の予想が実現したと想定した売買」が行われ
ています。

トランプ相場は、選挙公約が実行されたと想定した国債の売り、米
国株の買い、円の売り、日本株の買いから起ったものです。(織り
込み)

注目すべきは、2017年1月20日の、トランプ大統領就任式の後の、
上下院での議会演説です(一般教書)。

1月末からの金融市場は、次は3月から6月の、実体経済(GDP、金利、
企業利益、通貨)を予想して織り込むものに変わります。

一般教書での、選挙公約の減税($6兆)と公共事業($1兆)が、
実際は後退するとなると、それを織り込んだ相場に、反転が起りま
す。これは、トランプ相場の逆になるのです。金利の低下(国債価
格上昇)、日米の株価下落、そして、円安・ドル高の反動です。

政治と経済の運営の基本を示す一般教書は、選挙公約より激しいも
のにはなりません。むしろ、低下する可能性が高い。

となると、2016年末から1月初旬の金利、株価、ドルでピークをつ
けて下がるでしょう。米国の年初の金利、株価、ドル高(円安)は、
注目に値します。

ゴールマンサックス出身のムニューチン氏が、財務長官に指名され
ているので、ヘッジファンドには、一般教書の内容が伝わるからで
す。米国に限らず、日本でも政策的なものは、インサイダー情報の
カタマリになっています。

その次は、2017年2月の、政府の予算です。ここで、具体的に減税
と財政支出が明らかになります。これも、選挙公約より激しいもの
になる可能性は低い。

【FRBの利上げの要素】
もう一点、FRBの利上げという要素があります。FRBは16年12月14日
に0.25%の利上げを行いました。しかしトランプ相場の織り込みで
長期金利はすで2.6%に上がっていたため、0.25%程度では、ほと
んど話題にもならなかったのです。

FRBは、トランプ相場の金利上昇にのる形で、2017年には、少なく
とも3回(0.75%)か4回(1%)の利上げに転じるという予想に変
わっています。

これが、実際にできるのかどうか。

【ドル高の限界】
金利上昇がもたらすドル高は、米国産業の輸出にとっては障害です。
ユーロ安、元安、円安になって、米国製品が高くなり輸出が減るか
らです。輸出が減れば、米国産業の輸出($1.5兆:175兆円:
2015年)は減ります。それは、米国の自動車や武器輸出産業に打撃
を与えるからです。

米国は、円との関係で言うと「$1=120円以上」のドル高には、長
期では耐えるこことができないと見ています。輸出先の1位である
カナダと2位のメキシコは、米穀との関税がないNAFTA(自由貿易
圏)です。関税がないため、もろに、ドル高が輸出を減らすことに
なるからです。

米ドルを上げるFRBの年3回の利上げ(2017年)は、可能性が薄いよ
うに思えるのです。

以上の諸点を考慮した場合、2017年の円は、$1=120円を超えるこ
とがあってもこれは一時的であり110円台に戻る感じがしています。
日米の株価も、ダウで$2万、日経平均で2万円が頂点になるでしょ
う。

ある週刊誌は、日経平均4万円や2万5000円、$1=130円から140円
とも言っていますが、これはない。2017年1月初旬は、売り時を迎
えるでしょう。

【ドル高で膨らむ米国の対外債務の実質負担】
ドル高に限界がある理由のひとつは、米国が、基軸通貨のドルベー
スでの、対外債務国であることです。対外債務の総額は$17.5兆
(2047兆円:2015年)です。GDPに匹敵する海外からの債務です。

この債務はドルベースですから、世界の通貨に対するドル高が10%
進むと、債務の実質負担も[$17.5兆×1.1=$19.25(2252兆
円)]へと205兆円も膨らむのです。この負債からも、ドル高には
限界があることが、わかります。このため、$1=130円や140円に
は、なり得ないのです。

本稿では、2017年の株価、通貨の予測をしました。

週刊誌が、円は130円や140円、日経平均は2万5000円や3万円と騒い
でいるトランプ相場は、2017年1月末から2月には、ほぼ終わる可能
性型高いと判断しています。
posted by 秀さん at 13:00| ハノイ | Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナムで政治・経済雑感編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月25日

クリスマスですが爺には関係ありませんわ編

今年も1年あと僅かですねぇ
ベトナムでもクリスマスはイベント盛りだくさんで街中に繰り出すカップルや家族も多いですね。
人間様はなにかかにか理由を付けてお祭りをしたい生き物なのでしょうねぇ
独り身の爺さんはクリスマスなんて関係が無いというかキリストからも お前には縁がないことだわ・・・
と言われるかもですわ。
しかし、クリスマスは一般的にはイエス・キリストの誕生日と言われていますが実際は違うのが真相です。
一節にはバベルの塔を築いた古代バビロニアの王であるニムロドという説もありますが秀さん的にはこちらの方が正しいと思っております。

ま、そんなことはどうでも良いことですがね。

クリスマスと言えば・・・
43年前・・・
今は亡きおカアチャンと新宿に遊びに二人して繰り出した思い出があります。
実はそのクリスマスの一週間前に駆け落ち?(親に内緒で九州から東京に抜け出して来た)したのですわ。
まだ青二才の大学生のくせにですわ。
恋は盲目と言うか、肥はドツボというか、若気の至りで衝動的に東京と九州でお互い示し合わせた行動でしたわ。
その後親に見つかり連れ戻され両方の親から説教 & まだ若い 卒業するまで待て! なんて説得を喰らいましたが二人して強行突破・・・
結局大学を卒業するまで同棲して卒業後結婚式を上げたのでありやす。
今思うと両方の両親に心配かけまくりで本当に申し訳ございませんという心境です。
若い時の激情に突き動かされ突っ走った若く熱い情熱ゆえの出来事でごわした。はぁ〜

へい、今は爺の仲間入りの年になりましてその情熱の欠片もひとしずくも今はありゃしませんわ。
よく老いらくの恋なんて言葉を聞きますが・・・爺婆の色恋話なんて気持ちが悪いと思う若い人が多いのではないでしょうかねぇ〜 
秀さんの年齢よりはるかに年上の方で女性に対する情熱のめちゃ熱い(うむぅ?、脂ぎった情熱?)方が時たまおられますが孫と散歩が楽しみになった枯れ木の秀さんにとってはいやはや何ともコメントのしようがありませんわ。お盛んですなぁ〜 というしかありません。へい

いよいよ今年も残りわずかデレデレとしていたらあっという間に1年が過ぎた南国の生活
ま、来年も同じようにま〜たり と気追い込むことなしにボチボチとやって行くと思います
生き急いだ人生の2/3ですので残りの1/3はのんびりと行こうと決めましたの

では、本日のまとまりのないブログはこの辺で

皆さま、良い一日を!


posted by 秀さん at 17:22| ハノイ 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月21日

視点がユニークな大愚さんの記事転載編

転載記事ついでにもうひとつ。

ってお前もう自分のブログ記事を自前で書く気ないだろう! と言われても反論できないアホでダラダラの秀さんです。

来年から世界の政治経済は大きく変動するというか今までのアメリカを中心とした戦争・紛争を前提としたネオコンのデタラメなやり方からより協調性を持った政治経済に大きく変化していくことでしょう。
だって、ロシアのプーチンとアメリカのトランプは仲良いですもん。
ロシアのプーチンはは裏の金で動いていた経済相をバッサリと解任するしトランプも日本のあほマスゴミが言っていたような単なるポピュリズム政治家ではなく非常に頭の切れる戦略家でそのブレーンも実践叩き上げばかりである。
もう今までの軍産複合体の連中のスクラップ&ビルド方式、マッチポンプ方式=裏で画策して外国にちょっかい出すやり方はしない。自国(アメリカ)の利益を優先した国内優先政策に大きく舵を取ると言っています。
トランプが大統領候補になったら経済はボロボロになるなんてアホなマスメディアが反トランプキャンペーン記事を連日のように報道していましたが・・・・今はどうよ?

確かに刷り散らかしたドルによる国債金利高騰等のリスク要因は大きく国際経済も一度は大きくクラッシュする可能性も十二分にありますが長期的に見れば世界経済は上向いて行くとアホの秀さんは妄想分析しております。
おっと書き出すとキリがないのでこの辺で秀さんのヨタ記事はやめて

へい、転載記事開始です。(筆者の大愚さんの職業は医師でこの方の視点にはいつも感心しています)


NWOは意外なシステム  

保守層(貴族、王族)をどう取り込むか。これがナポレオン戦争当時新興財閥だったロスチャ(注:ロスチャイルド)の課題だったようだ

でOSを作った。王族を取り込んで世界の支配者層を形成する。

そして、放蕩をしない限り、国富を増やす限り、地位は保証する。

細部は不明だがこういう信用付与の権限を分権する。

いわば世界の王族を信用付与力で買収したわけだ。

それが帝国主義の拡大でどんどん世界サイズへ膨らんだのが今の体制。

このシステム内部でも、人間の社会なので奪い合いがある。

こういう観点で見ると各国の政治体制は単なる、アプリケーションになる

アプリケーションはそれぞれ目的がある、なんでもできるアプリはないし

バージョンアップも必要だ

OSも絶えざるバージョンアップが必要

こういう構造なら、OSとアプリの関係と同じで

OS業者とアプリ業者を分割することができる

アプリとOSは必要のレベルが違うので、担当者を変える

LINUXの場合は管理者は、トルバレスだが、そこにいろんな特殊技能者が入っている

MACやWindowの場合は、公開性がなく、個人の所有に帰属をする

ロスチャのシステムの場合、このタイプかも

しかしアプリからOSへの造反が起こりうる

グーグルがネット上のOSとなろうとした例がそうだ。一段抽象化したネット空間のOS

すなわち所有者が出てきて、OSの地位がアプリに転落する

これがひょっとすると、ロック(注:ロックフェラー)の目指したものかもしれない。

対象空間を変えてしまえば、OSの地位を取れる。

実体通貨=キンと結びついた通貨体制と

信用発行だけの空間に移動した通貨体制。。石油をバックにしたシステムだ。

空間の争奪戦が当然起こる。

それがこの2001年からの闘争の真実であるかも

石油の通貨空間がキンの通貨空間に負けたということか。

OSが再び以前のもの=王族連合体に戻るということか?

こういう相似形をなすということが自然の法則性の一つで

AIはどんどん人ににてくるし、OSは世界政治に似てくる。

社会体制と、人体の構造は極めて似ており、相似形がある。

で、権力構造も石器時代の構造と現代の構造はほぼ同じということになる

ホモサイエンスが同じなのでおなじになるのは当たり前とも言えるが与件(技術、知識)が違うので別のものになる。

$の一極支配に調子に乗って偽証券を乱発して、ゼニまみれになって、秩序維持の責務を果たさず、信用体制を破壊して、新自由主義やゲリラというウイルスをまきちらし、世界のアプリをデフォルトせざるをえなくした罪を問われて

ロック家(グローバリスト)は廃棄処分。。。。。

ということらしい。


転載終了

posted by 秀さん at 06:46| ハノイ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナムで政治・経済雑感編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月20日

スマソ、ブログ更新出来ない時はいつもの転載記事です編

今後世界はどう動くか?・・・
なんてことを考えたところで我々凡夫の生活が劇的に上向くわけでなし アホらしいわぃ!

と思うからいつまで経っても我が国の政治経済が良くならないのですがね。
日本では1960年代の学生運動を最後に国民が自国の政治や経済を考えなくなったというか
真剣に政治や経済を考えるような人間をダサ〜ぃ と
揶揄したり排除するような気風になってしまいました。

その結果、庶民の生活は現在悲惨な状況になっており非正規雇用が国民の40%、大学卒の初任給が20年間上がらないといったとんでもないふざけた状況に国民が慣れてしまったと言うか政治経済と国民が完全に乖離した変な国になってしまいました。
嘆かわしいことですがこれも我々国民ひとりひとりの自覚の無さが原因ですね。
まぁ、そういうアホの秀さんしかり・・です。
孫が二人も出来たせいか自分の国の将来が少し気にかかります。
秀さんが他界した後には我が国日本がすばらいい国になっていることを期待するのみです。

へい、前置きはこの辺で以下転載記事http://blog.nihon-syakai.net/blog/の開始です。



米ネオコンの敗北、金融奥の院の凋落、・・・カネが力を喪失・人々の意識へ

今後世界はどう動くのか?
世界情勢は今、プーチン・ロシアを中心に目まぐるしく変わっている。
今回は、最近まで世界を主導してきた、アメリカ勢力と背後の欧州寡頭勢力の力について分析する。

●アメリカ勢力分析
当ブログ記事 「アメリカ大統領選を受けての世界情勢分析」1/2

によると
米大統領選直前のアメリカ国内の勢力は、
@第一勢力:ロスチャイルド―FRB-中央銀行を作った。アメリカのマスコミを握っている。
A第二勢力:ロックフェラー―戦後のアメリカを牛耳ってきた軍産複合体の主体であり、石油利権を基盤にした産業集団(※ブッシュ政権まで第一勢力)
B第三勢力:ネオコン―★クリントン家・ブッシュ家とつながるのはこの勢力。

つまり、大統領選でのヒラリーの敗北は、ネオコン勢力の敗北を意味する。直後のデモを煽っていたのもこの勢力。

●米ネオコンとは?
ネオコンは金貸し奥の院(欧州貴族)が作り出した革命勢力の一派。
狙いは、戦争や革命の創出+重要拠点である中東支配。そのためのアメリカ大統領支配。

旧革命勢力である社会主義の行き詰まりの果てに、新たな思想を生み出し世界革命を推進しようとした勢力である。

リンク より以下引用

ネオコン派の源流は1950年代にさかのぼる。が、注目されたのは60年代後半でこの頃、ベトナム反戦から生まれたリベラル派などを批判し、「反ソ」や「道徳」を訴えるアーヴィング・クリストルやノーマン・ポドーレツらが台頭した。

アーヴィング・クリストルやノーマン・ポドーレツらは、第四インター系の社会主義的世界同時革命を捨て、アメリカとイスラエルが手を組みシオニズムを旗印に世界支配を企てるという理論を創造していった。この理論が次第に影響力を持ち始めネオコンを形成していくことになった。

目的や理念のためには手段を選ばない現実政治主義を特徴としている。政治のマキャベリズムに通暁し、グローバリズムや自由主義だけではなく、利用できるものは「愛国主義」や「反テロリズム」から「大イスラエル主義」や「宗教右派(キリスト教シオニスト)」まで手当たり次第に利用するところに特徴がある。

ネオコンは空理空論家ではない。9・11以降の世界史は、むしろ国際金融資本勢力による「世界革命」が進行している過程にあると考えられる。そのネオコン=世界革命家が利用している最大でかつ最強の手段が、米国の権力機構である。

ネオコンは革命の夢想家では無い。石油と軍事を中核にした利権屋でもある。但し、単なる利権屋とすると見間違う。彼らは利権屋でありながら、世界的に普遍化すべき理念・価値観・制度・政策を持っている。そのような理念・価値観・制度・政策を現実化することこそが、最大の利権になるとも考えている。

シンクタンク的組織PNACから、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ウォルフォウィッツ国防副長官・・・という実行部隊をブッシュ政権内に送り込み、中東戦争・対テロ戦争へと誘導していった。
彼らの登場とともに、極左共産主義思想→グローバリズム→New World Orderへと思想の方向が繋がっていった。

●バックは誰か?
かなり観念的・理屈っぽい集団だが、バックは誰か?
欧州→イスラエルを支配する貴族と思われる。

1948年、パレスチナの地にイスラエルを建国する。

この急進派の中核貴族が、イスラエルのアイゼンベルグとブロンフマン一族である。
ブロンフマン一族は、初代からベルギー貴族ランベール一族と血縁関係にあり、出自は欧貴族である。
参照:リンク
アイゼンベルグはイスラエルの軍事を始め産業全体を支配する最大の企業集団であり、かつロスチャイルドのボスでもある。

彼らがアメリカを動かすために作り出したのが、極左派ネオコンと宗教感情的な極右派キリスト教原理主義であり、表裏一体の関係にある。
両者に乗っかった代表がブッシュ大統領であった。

●ネオコンの今後、敗北が意味すること
ISというテロ集団はネオコンとアメリカが作り出していた。そのアメリカを失って、ISも風前の灯である。→ISはつぶされる、欧米は中東への橋頭堡を失う。
ネオコン自身は反グローバリズム・アンチ戦争のプーチン・トランプに徹底的にマークされ勢力を縮小していく。→欧貴族の米橋頭堡の一つが潰される。

重要なのは、ネオコンのグローバリズムやキリスト教原理主義の感情的な言葉が通用しなくなってきたということだ。彼らの創り出す愛国的な言葉も戦争の方便と見抜かれている。
トランプの生み出す直感的な言葉、保護主義的(≒民族主義的)言葉のほうが分かりやすく、潜在思念に響くということだろう。人々は乗せられたり、ごまかされにくくなった。
→これは、いままで革命や戦争を生み出してきた革命勢力(金貸しの手先)が意味をなさなくなった。力を喪ったということ。
→金貸しの手先勢力が瓦解していく過程。代わって大衆の意識潮流が、新たなエネルギーを生み出し、新たな政権を動かして始めた。

※ネオコンはまだ力を保持している、どう動くのか?
・最近のテロ、テロに活路?→徐々に封じ込められていく。未来はない。
・大統領選直後のニュージーランドの地震、福島沖地震はネオコンの仕業か?
>米国戦争屋の中で、核兵器や核爆発による地震津波兵器を取り仕切っているのは、イスラエルとつながるネオコンと観ています。そして、3.11事件や9.11事件の黒幕はネオコンではないかと疑われます。リンク
・・・日本などに地震攻撃を加えてくる可能性は捨てきれない。しかし、政権から追い出され、HAARP基地など米軍内部から押さえ込まれていけば、その手も次第に使えなくなっていく。
※3.11の際に、イスラエル企業が福島原発の管理をしていた。かつイスラエルは北朝鮮とのコネクションも持っている。幅広い諜報ネットワークを持っていると思われる。注意は必要。

●金融奥の院の凋落
さらにネオコンのバック、欧貴族の力も相当衰弱していると考えられることである。彼らの力の源泉は金融・金・財宝だが、世界的な供給過剰でカネが力を喪っている。彼らは力の源泉を喪った。
英のEU離脱、そして愛国派・民族主義の台頭を抑えられない。プーチンとトランプがそこを突いていく。
そしてEUは崩壊するだろう。既に重要拠点のトルコ・地中海はロシアへ。→欧州は、500年ぶりに世界の片田舎に戻る。

金融が力の根源だったが、最近カネづるであるFRB・ドルの通貨発行権を中国が握っているという情報が出ている。

●今後?
「米・英・ロ連合 vs. 欧州・中国」へ向かうという説がある。
恐らくそんなに簡単ではない。当面、軍事的にはロシア主導、経済・金融的には中国主導、大衆の意識潮流的にはプーチン(トランプも同方向)・・・という形で合従連衡と分裂を繰り返しながら、最後には、人々の意識の向かう先を統合できた勢力が主導していく形になるだろう(カネの力ではない)。
一言で言えば仲間をまとめる力、人類の一体化欠乏を統合する追求力が次代の制覇力となる。
→∴プーチン・ロシア(+トランプ・アメリカ?)が世界を主導する。
日本は明治以来の田布施+官僚が支配し、温存されたまま。彼らは、学校制度・マスコミにより支配体制を温存している。そこを突破するには、事実追求力と思考・意識の開放。

中途半端な終わり方で少し不満?の転載記事でしたが
一応これにて転載終了



posted by 秀さん at 22:32| ハノイ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナムで政治・経済雑感編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月05日

第89回(忘年会)ホーチミン品友会開催のご案内

二人目の孫の誕生もあり今年1年は良き年で締めくくられるかな?と思っている秀さんです。
へい、いつの間にやらもう年末ですねぇ。
早い、はやい、疾い ハヤイ ハワイ ということでアホの言葉遊びは無視して頂いて
2016年度ホーチミン品友会忘年会のご案内です。

今年も最後ですので出来るだけ多くの方のご参加を願っております。はい、
皆さま、どうぞ宜しくお願い致します。



第89回(2016年度忘年会)ホーチミン品友会開催のご案内

日時 2016年12月10日(土) 午後7時〜

場所 和食 花水木 15A5Le Tan Ton Dist.1(スカイガーデンの前)

予算 35万ドン前後を予定

12月9日(金)午前中までにご参加の可否をブログ下にあるコメント欄にお書き下さるようお願いいたします。

皆さま、奮ってご参加のほど宜しくお願い申し上げます。



posted by 秀さん at 21:22| ハノイ ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ホーチミン貧乏友の会編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月04日

昨日2人目の孫が誕生しました編

いきなり金曜日の深夜に病院へ・・・中々生まれず緊急帝王切開とのことで
愚息は一睡もせずに土曜日の朝を迎え疲労困憊気味、緊急帝王切開ということで心配感満載で状況が分かるまで落ち着きませんでしたが何とか9時10分第2子 孝寛(たかひろ)誕生とのこと。
午後には病室で義娘と孝寛の無事を確認して一安心した秀さんでごわす。
手足の指5本ある! 耳口鼻目全て揃っている! 健康状態母子共に異常なし!と言うことでじっくりと顔を見る・・・

おおっ! 秀さんとは違いスーッと鼻筋がとおり、目は切れ長二重のデップチャイですわ。
まぁ、生まれて直ぐはみなお猿さん顔なので良く分からないという方もおられますが・・・過去の経験による秀さん流いい加減顔鑑定では・・・将来はめちゃハンサムになる! と確信をもっての判定でごわす。
写真はもう少しして顔のむくみが取れた頃に堂々公開予定でごわす。 乞うご期待?どす。

通常分娩ではなかったので当分は入院生活の義娘Vちゃんです。
へい、へい、ご苦労様でした。お疲れ様でした。

これから孫のマー君には試練ですわ。今まではパパママ独り占めが今後は孝寛の世話がメインになりますので焼きもち&疎外感を克服せにゃいかんばい! だってお兄ちゃんだもんね!
その分、爺っ様が遊んであげるけんね! と言うことで秀さん家に新しい家族が増えたことを皆さまにご報告して本日のブログは終了です。

有難うございます。


posted by 秀さん at 09:07| ハノイ ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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