ある知り合いから身につまされる話を聞いた。
あるご婦人がいる。若い時は貧乏な両親を助けるために必死になって働き兄弟姉妹の面倒を物心両面で支えた。
その結果、婚期が遅れたが子供が一人いる男性と結婚した。
やっとささやかな幸せが来ると信じたがその男性との子供を身ごもった時に旦那さんは病気で死亡。先妻の子供と赤ん坊を抱えまたまた苦労を重ねる。
先妻の子は学費が払えないので授業料無料の師範大学に進み卒業した。
授業料無料の代わりに卒業後は教員になって安い給料生活を余儀なくされる。
赤ん坊だった妹はまだ11歳の中学生。不幸は重なるもので次は母親が癌になってしまった。
貧乏で高額な医療費を払おうにも払えない。
教員になれば1万円そこそこの安月給からのスタートなので病気の母を抱えて生活もままならぬ。
そこで日本で働いてお金を貯めて母親孝行したいと考えたが、現在の日本では理工系の大学卒業者か日本語学科を出た者しか日本で就業する道はほとんどないのが現状である。
後は研修生になって日本に行く方法はあるが、研修生の千選考にあたり公正な担当者は少ない。
応募者が何千人の中から面接(採用ではない)に残るには担当の者に面接選考に千ドルから2千ドルの袖の下が必要となるケースが多い。
仮に運よく選ばれたとしても今度は研修期間の保証金として100万円近いお金が必要と聞いてその若者は茫然自失。
その若者は母親の手術費用等で秀さんの知り合いを始め知人達に借金を申し込んだとのことである。
秀さんの知り合いはその申し出に半ば返却を期待しないで幾ばくかの金額を用立てたとのことである。
ベトナムでは、言葉は適切かどうか分からないが、貧乏な者は中々上に這い上がることが難しい。
日本の比どころではない階級差別が存在する。
ベトナムでは何かやろうとすれば先ず先立つものはお金である。
金のある者たちは金の無い者を決して相手にしないし信用しない。
アメリカも人種のるつぼで目に見えない階級差別が存在するが、ベトナムはそれどころのレベルではない。
共産主義の理想は遥か彼方に消え去り富める者は更に富み貧しい者は永遠に貧しいと言うのが実態である。
秀さんが思うに貧しさから脱却するための方法論が閉ざされている社会のような気がする。
日本では仮に貧乏な生まれであっても本人の努力や能力次第ではなんとでもなる社会であり、企業経営者も能力の有る者は会社の戦力としてそれなりの報酬を支払い引き立てる。
資本主義活動の根幹をなすのは何百万とある企業の経済活動である。
企業は大きくなるためには身分や出身階級をどうのこうの言うことは今の日本ではあまり無い。
あくまで能力主義・実力主義が基本である。
今のホーチミンで月給1万円では一人の生活もおぼつかないのが実情である。
また下級公務員の給料は安く抑えられているから生活防衛上好むと好まざるに関わらず小さな汚職に走らざる得ない厳しい現実が存在するのである。
誠に悲しいことである。
理想論をいくらぶったところで食えないのではしょうがないのである。食わなければ餓死するしかないのである。
秀さんは政治的なことはあまり話すのは好きではないが
共産主義体制で理想的な国作りを達成できた国はないと断言出来る。
旧ソ連や東ドイツ、東欧諸国にキューバしかりである。北朝鮮などは問題外の国である。
権力を持つものは必ず腐敗するものである。
腐敗はどこの国でもあるが、問題はその腐敗の大きさと範囲なのである。
日本のODA資金も一部ベトナム政府高官に高額な賄賂が渡り実際の投下金額の何パーセントが有効利用されたか分からない。
裏の利益は日本のゼネコンが回収して本国に持ち帰っているのがベトナムODAの実態であると在住の者はささやいている。
その予算は我々の税金である。ベトナムの腐敗と密接に関係する日本のODAの実態である。
上は利権を行使して高額な賄賂を取り放題、下は下で生活苦から庶民から賄賂を受け取らざる得ないベトナムの現状を見たり聞いたりすると何ともやるせない気持ちで一杯になる。
秀さんは下級公務員のやむにやまれずの腐敗に関しては決して肯定はしないが、心情的にはまぁ許せる許容範囲である。
高級車とバイクも買えない低所得者層、数日で庶民の1年分の給料を浪費する高級幹部のバカ息子バカ娘達。
上杉鷹山ではないが国の政治をあずかる者は一般庶民の父母の思いを忘れてはならぬ、
上の者が率先して規範を示すことが肝要だとの言葉を
今のベトナムの政府高官達に送りたい。
と同時に
日本の活性化の為にやる気のある東南アジアの若者達を広く受け入れる大らかさと島国根性の放棄を日本の政府高官達に望みたい。
本日はいつもの秀さんらしからぬ話になってしまいました。
次回はお腹抱えて笑えるような楽しいお話をご披露したいものですね。
- ターミネーターとマトリックスは同じ原作者編
- なるほどうまいことを言うね編
- 優しさが足らなかった編
- 一人では生きられない編
- ぼやいても仕方がない編
- そうなんだよなぁ〜、何気ない日々の生活が無上の幸せなのだよ編
- 「私達が生きるウソ」転載編
- 人間に死ぬまで生きる、だから 楽しく生きましょう編
- 知らぬ間に気を張り詰めているベトナムでの生活編
- 久々に伊勢白山道さんの記事の転載編
- 10月が終われば11月って編
- 人生を終わりから逆算して考える編
- もっと素直に生きなければ編
- 何となくの不安感の原因は編
- ベトナム人ベトナム生活あれこれ雑感編
- 品友会、九州健児会、福岡県会等など様々な食事会に参加するのですが・・・編
- 猫はアンラッキーなのでバス移動はダメなんだって編
- 10月もはや終わりですねぇ編
- 我が家は全米オープン、ベトナム人はワールドカップ編
- もうテトも終わりですが今日はまだ渋滞なし編


今先ほど、このブログを見つけました。
特に後進国での汚職や腐敗は目立ちますよね。
私は4年ほど韓国に住んだことがあり、今でも年に何回かは行っております。
韓国も昔は賄賂が平然とまかり通る国でありました。
今では先進国の仲間入りをする勢いでありますので、昔ほど賄賂は通らなくなりました。
でもまだまだ、裏社会では賄賂があります。
ふざけた話ですが、学校の先生にも賄賂を渡すのです。
経済的に渡せない人も居ますが、渡さないとその子供は先生に差別を受けます。
だから韓国人の性格はひん曲がっているのだと思います。
先日、このような事件がありました。
妻、夫、義母、息子、娘の5人家族。
学校の先生をしていた夫が亡くなり、1000万円ほどの保険金が入りました。
息子は軍隊(徴兵制の為)、娘は高校生、義母はもう高齢でした。
ある日、娘は母に呼び出され、学校から抜け出します。
その日、母は保険金を全額引き下ろし、銀行の前に停まっていた2人組の男が乗った車と共に、娘共々行方不明になります。
家に一人残された義母が、捜索願いを出しますが、数日後、地下に停めてあった車の中で、親子が死体となって発見されました。
警察では、保険金が入ったことを知る、親戚などの身内の犯行とみて捜査してます。
秀さんの話からは少しそれた感じですが、
韓国でも、金持ちは金持ちと付き合う、それに学歴差別がかなりあります。
貧富の差も激しいので、金持ちは益々金持ちに、貧乏人は益々貧乏人になります。
韓国人は見栄っ張りなので、金は無いが高級な暮らしがしたい。
ですので、非常に詐欺師が多いです。
働いてもそこまで高額な賃金がもらえない、ましてやかなりの不景気。
ですから、人から巻き上げてでも自分はいい暮らしをするのです。
ベトナムへはまだ行ったことがありませんが、先日行ったカンボジアでこのような話を聞きました。
秀さんの日記にもあるように、高級幹部のバカ息子がカンボジアの大学へ留学しました。
でも、授業にもロクに出ず、金さえ出せば卒業できる、と平然と言うそうです。
大学さえ出れば、ベトナムに戻ってもまともな職業にありつけるとのことです。
やはり、これがお金がある人とない人の現実なのでしょうか。
ない人はどう頑張っても、上には上れない。
奨学金制度もありますが、それを利用できるのは至難の業。
先日行ったカンボジアも、ベトナムと同じようなことが言えるでしょう。
現実を目の当たりにしながら、結局は何も出来ない偽善者の私がそこに居るだけなのでした。
我々日本人は、どうしても金持ちに見られてしまう。
私は大学を出てますので、彼らからすれば高学歴の高収入に見えることでしょう。(事実は違いますが)
そんな私に出来ることは、どんな環境に置かれた人にも平等に接する、貧乏だからと言って無視しない、金持ちだからと言ってへつらわない、これを心がけております。
来月またカンボジアへ行く予定ですが、今度はせっかくなので、ベトナムにも足を伸ばすつもりです。
楽しみにしています。
秀さんのこの記事の実態を読み、あまりの驚愕につい長い筆となってしまいました。
またコメントさせていただきますね。
何の為のベトナム戦争だったのでしょう
それでも未来は明るいと信じたいですね
やっちさんのお話も考えさせられました
1週間ほど大阪・京都・横浜・東京・札幌と回ってきました。札幌をを除き連日の猛暑です。渋谷では路上でお年寄りが倒れているのに遭遇しました。
日本の暑さは体に応えます。
ODAに限らず日本の諸制度が制度疲労を起こしているのではないでしょうか。
庶民から税金・保険の名目でたくさん集めて困ったことです。
この際、税金等を10分の1にしてみたらどうでしょうか
役所もダイエットできるでしょう
韓国もそういう話があるのですね。やはり実際に住んでみないと分からないこと多いですね。いつも誰に対しても変わらないスタンス、私も心がけたいですね。まぁ、美人を前にすれば変わるのは間違いありませんが・・・今後ともよろしくです。
コメント有難うございました。
そうですね、戦争で死んだ人たちもあの世で嘆いているのではないでしょうか?
しかし、戦後まだ30年少々ですのでこれから色んな意味で変わっていくと思います。
日本も良い意味で変わらなければならないと思いますね。特に官僚の意識改革が必要でしょう。
日本もあまりベトナムのことをどうのこうの言える国ではなくなってきています。
前にも書きましたが日本も政治改革、役人改革をしなければ明るい将来はないような気がしますね。少子化の問題も国つくりにおいては深刻です。何の解決も出来ない私ですが国の将来を憂う気持ち位はあります。
海外に住むと日本人ということを強く自覚するようになります。
いつもコメント有難うございます。