2008年07月27日

日本人の旦那と離婚編

会社の事務員さんの友人が勤務中に事務員さんを訪ねて来た。


見たところ美人ではあるが何か暗い雰囲気のお方だなぁと秀さんは感じました。

聞くところによると年の相当離れた日本人の旦那はんと日本で離婚したばかりで今度はベトナムの役所に離婚届を出すのに旦那はんの日本の戸籍(離婚したと書かれている=除籍)をベトナム語に翻訳して欲しいとの依頼である。


会社のパソコンとプリンターが離婚の書類作成に使われるとは・・・イヤハヤ一度も考えたことはあり申さん。


まぁ、事情が事情だけに快く?
OKしたのであります。

ある人の紹介で結婚まで至ったそうですが嫁に行った先は日本中部地方のかなりの田舎町、また旦那はんのお父さんおかあさん・・・言葉を変えますと、要はじじばばに囲まれた環境でそれなりに頑張ってきたのだがその旦那の余りにも自分勝手な振る舞いに加え自分の両親には至れり尽くせり、嫁の両親には何もしてあげない冷たい性格が嫌になったとのことでありました。


一方の話だけを聞いて判断するほど秀さんもベトナム人に対して甘くないので適当に相槌を打っておりやした。


アホな秀さんが考えるに・・・国が違えば結婚に対する考えも違って当たり前であります。
ましてや20歳も年が離れていれば尚更であります。

さらにさらに、日本の都会ならぬ東海地方のど田舎の小さな町、年老いたじじばば付きとなれば3次元の連立方程式を解くよりも難しい問題が生じることでしょう。


その旦那さんは結婚が決まる前は一度もベトナムに来たことも住んだこともないとのこと。
そりゃ 無理なことですばぃ と九州弁で思わず言ってしまいました。

旦那はんは秀さんと変わらない年齢であります。
増してやど田舎のことなれば結婚をすると言うことは嫁に行く、嫁を貰うという昔ながらの感覚が色濃く残っていると思われる。


秀さんの親父さんも秀さんの姉達が嫁に行く時に、祝言をあげたら・・・結婚式をあげたらとは言わず祝言ですぞぃ・・・もうお前は○○さんの家の嫁、辛いことがあっても帰って来る家はもう無い! 覚悟して行きなさい 
と今ではそんなアホな と言われるような別れの言葉を申しておりやした。

こんな考え方のところに知り合いもいないベトナム人の若い娘が嫁に行くということは秀さんのベトナムでの経験値に照らし合わせてみれば離婚は遠くないと思わざる得ない。

ちなみに離婚(りこん)はベトナム語でも
ly hon(りほん)

結婚はket hon(けほん)であります。


秀さんが想像するに、多分貧しい農家の貧しい両親に仕送りのひとつもしない旦那はんであれば親思いの嫁にしてみれば何と!冷たい人なのかと思われてもベトナムでは仕方がない。


よ〜く考えてみなはれ、何が悲しゅうて若く美人のベトナム女性が父親ほど年の離れた日本人のおっさんの嫁に行きたいと思いますぅ?


ましてや東京や大阪と言った都会ならまだしも・・・。


要は日本人の経済力が大きなファクターなのであります。
そうすることで貧しい親兄弟の助けができその結果自分も幸せな気持ちになれるというものです。

その嫁はんは自分も近くの工場で働いていたがその給料は全て旦那はんが管理していたとのことなのでどうも旦那はんを応援してあげる余地は少なそうである。

ベトナムでは私を本当に愛しているのなら沢山のものを買って頂戴!
そして親兄弟にも資金援助をね!
と言う考えは別段おかしいことではあり申さん。

秀さんもこの考えを否定するものではなりませんぞぃ。

経済的に許されるならば 男はスパッと気前よく与えるものは与えてあげて親兄弟の援助もしてあげなされと言いたい。


その女性を心底愛したならば、また愛したいならば とことん貢いで上げてもよろしいのではありまへんか?
だって奥さんでしょう!


秀さんは亡きおかあちゃんの望むものは出来る範囲で何でも買ってあげましたぞぃ。
おかあちゃんの親兄弟からは、○○ちゃんは幸せねぇ 
と良く言われていたもんですぞぃ。
事実かどうかは天国のおかあちゃんしか証明出来ないのが怪しいと言われますか?・・・でもその通りですよ。ハイ、なぁおかあちゃんyo
よ!
・・・・返事なしかぁ〜淋しいかばぃ・・・。


中の良い夫婦でしたが問題は仕事に忙しくて一緒にいてやれる時間が余りにも少なすぎたことでごわす。
今ならそれが出来るのではあるが今さら遅いわぃ。

しかし1食120円のベトナムの小汚い大衆食堂の飯をおかあちゃんが一緒に食べてくれるかどうかは甚だ疑問であるが・・・

男はどんな生活レベルでも何とか適応していくことが出来るものですがおなごはんの場合はなかなか環境の大きな変化には対応するのは難しいのではないだろうか?
だから男が守ってやらねばならないのかも知れません。


まぁ、どうでもいい話に脱線してしまいましたが、国際結婚は国の違いをお互い認め合っていたわり合い協力していかなければ難しいと思いますね。ほんと!


でも秀さんの周りには親子ほど年の離れた日本人と若いベトナム人の奥さん(または内縁の妻)が結構いますが
みなさん幸せそうでありやす。

くそぅ と羨ましさから汚い言葉を吐いてはいけないですね。
でも、うらやましい。フンだ!

posted by 秀さん at 00:14| ハノイ ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | ベトナム風習編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
秀さん、はじめまして。

最近になってこのブログのことを知りました。
実は私もホーチミンに住んでいたことがあります。

内容が毎回大変興味深く、また更新も頻繁でたいしたものだなあと感心しております。

今回のお話、人の紹介で出会ったということですが、だんなさんが見合い(?)のためにベトナムへ渡ったのでしょうか。

このような場合、相手の家族への経済援助はしないわけにはいかないですね。ただ、問題はどこまでの範囲にどの程度援助するかということになってくると思います。
単なる金ズルになってしまっては悲しいですし、かといってこの例のようにまったくなしでは相手は納得しないでしょう。

経験者ではないので、どのくらいが適当なのか私にはわかりませんが・・・

秀さんは「とことん貢ぐ」派ですか。それはそれでいいかもしれませんね。未熟な私なんかだと、自分の想定を超える要求をされたら、「だまされてるんじゃないか」と疑心暗鬼になってしまいそうです。
Posted by さとし at 2008年07月27日 09:11
我が家はど田舎までは行きませんが、田舎のお嫁さんは本当に大変です。

何をするにも近所と舅姑の目があり、優しいくって良いお嫁さんを演じなければなりません。

しかし、姑は「若い人達の事には、口は一切ださない。」と近所にふれ回っているのですが、我が家を仕切っているのは、姑です。

いつも機嫌を損ねないよう、毎日大変です。
でも、同じ境遇の人が近くに多く、同じ日本語で会話できるというてんでは、ストレスを溜めない程度に、お嫁さん同士で会話できるので、まだ、いいのかも知れませんね。
Posted by MISA at 2008年07月27日 10:50
今日も楽しく読ませていただきました。
なんていつも楽しいのでしょう。
きっと秀さんのベトナム人および日本人のどちらにも偏らない目が、鋭く問題点やら矛盾点を付いているからだと考えてます。
ベトナムにて企業したいですから大変参考になります。
これからも更新を楽しみにしています。
Posted by ベトナム大好き at 2008年07月27日 16:53
田舎でも、都会でも未婚の男性が増えているように思います。
日本の人口が減少するので国際結婚は有効な解決方法の一つだと考えます。
まだまだ、アジアの女性にとって日本の男性(経済力)は憧れの対象であるかもしれません。
しかし、日本の男性も都会で家族を食べさせていくには大変な時代になりました。
できる範囲内で若いお嫁さんの期待に沿ってほしいものですね。
折角縁があって、一緒に生活を共にするのですから、誠意の問題でしょうか
なにはともあれ、若い美しいお嫁さんとはうらやましいかぎりです


Posted by まつ at 2008年07月27日 20:25
さとしさん 初めまして
今回の話は日本に住むベトナム人から紹介されたそうです。本人がベトナムに来たのか旦那はんがベトナムに最初に行ったのかどうかは不明ですがお嫁さんは大学出ですのでそれほど両親が貧困に喘いでいるとは思えませんね。
要は旦那はんがベトナム人だと思って見下したか嫁はんの両親に対して配慮が足りなかったのか単なる性格の不一致か実際のところは分りません。
メコンデルタ地方の貧乏な娘さんに話を聞くと1ヶ月に1万〜1万5千円位は両親に援助することができれば良いですねぇ と聞きます。まぁ、本人の性格にも親の考え方にもよりますね。結婚って最後は本人たちの考え方ですから。
今後ともよろしくお願いします。


Posted by 秀 at 2008年07月28日 00:31
MISAさん こんばんわ
まぁ、一般的に姑さんはかわいい息子さんを長い間育てたので愛情もひとしおでしょう。
お嫁さんに盗られたような気がするのかも知れないですね。
人間関係がサバサバしてクールな都会よりは煩わしい付き合いがあるけれど田舎の方が秀さんは良いと思いますねぇ。
秀さんのおかあちゃんとお母ちゃんとの関係も過去ブログを読めば分りますがそれ程良くはなかったですね。でもおかあちゃんが先にしにましたが新しい嫁さんを貰いなさいとは言わなかったし泣き崩れておりやしたよ。
どちらかが病気にでもなれば頼みにされますよ。元気な内は双方の意地の張り合いもあるでしょうね。
それも後から考えれば良き思い出です。
長くなりました、明日もお元気で!

Posted by 秀 at 2008年07月28日 00:40
まつさん こんばんわ
日本でもベトナムでも国は違えどみな同じであります。
一般的に経済力のない男は頼りがいがないと思われますね。
仕方がないことであります。
人間も動物と同じで
強くないオスにはメスは振り向きもしないのですから、現代の人間の世界ではオスの強さはお金の有るなしという基準ではかるようになっているのですから・・。
悲しいことですが事実ですね。

それでも若さがあれば良いですが秀さんのよに金も若さも惚れ惚れするような肉体も無いとなると・・・どうしたらよいでしょうか?
誰か教えてくだはいな〜



Posted by 秀 at 2008年07月28日 00:50
ベトナム大好きさん こんばんわ
何かの記事で10組か20組に1組は国際結婚と読んだことがあります。
今の日本では女性も自立して経済力あり冴えない男と無理に結婚する必要もなく一生独身でもかまわないと考えるキャリアウーマンの方もおれれますね。
それはその人なりの生き方ですので構いませんが・・・
秀さんが思うに、やはり結婚って良いものですよ。
結婚して子供ができて成長する間に様々なことを経験して喜怒哀楽の中で人間は一生を終えます。
その過程が生きると言うことなのでしょうね。
人生はかくも単純なものであります。
されど深い。
ベトナムでの起業・・・応援していますぞぃ。頑張ってください。

Posted by 秀 at 2008年07月28日 00:57
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