2008年10月29日

愚息はベトナム向き編

世界経済低迷のあおりを受けてベトナムもこれから大変だといった記事を目にする。

が・・・秀さんが日々生活をしている実際の感覚ではどうも違う。

一般的なベトナム人の消費や経済活動が急に萎んで町に不況感が漂っているようには決して見えない。

町は相変わらず活気にあふれかえっている。

数日前にマッサージに行ってマッサージ嬢と少し話した。
今ではフォーも1杯2万ドンするようになったねと言ったところ、そりゃ安いですね・・・私が良く利用する店は3万5千ドンになりましたよ と言われ目をひんむいた次第である。

次に1回4時間の掃除洗濯を週3回お願いしているお手伝いさんの給料が80万ドンだと話すと これまたそりゃ安いと言われてしまった。

一般の仕事に比べマッサージ嬢の給料はかなり高いのでそういった発言なのか判らないが貧乏な秀さん親子と比較すると何とも優雅な生活のようであります。

普段は1杯5千ドンの屋台のコーヒーしか飲まない愚息に話をすると落ち込んでしまうかも知れない。
愚息は現在毎日バイク転がして人文社会大学までベトナム語の勉強に行っているがその生活はそりゃ 質素そのものでありやす。

財布にはいつも10万ドン程度しか入れていない。
急な出費があるとあたふたすると申しておりやした。

ゴルフ研修生時代の長い貧乏生活で養われた節約精神がそうさせるのかも知れないが小汚い安屋台の飯も全く気にしないで食べる。

前に秀さんの会社の事務員さんと大衆食堂に入ったことがあるが事務員さんが尻込みをするような店だったそうで 後で聞くと愚息の奢りなので無理して喉に流し込んだとのことでありやした。

秀さん以上にベトナムのような途上国での生きて行くためのサバイバル精神が高く こいつはアフリカやアフガニスタンに行っても適応できるのではないかとふと思った。

秀さんの会社が倒産して家が貧乏になったのでこのような生活にも耐性がついたのではない。
愚息は10代の時から独立独歩の考え方で流行や他人の考え方にあまり左右されない性格である。
団体で群れて行動するのもどちらかと言うとあまり好きではない。

寂しがり屋の秀さんと違い孤独にも強い。
お母ちゃんが早く亡くなってしまったので同年齢の者とは少し違う考え方なのかも知れないが秀さんを煩わせることは一切ないのである。

逆に秀さんがおかあちゃんを亡くしたショックから一時酒に溺れた時期があって飲み過ぎてスナックでホステスのオネエチャンにグダをまいていると迎えに来て、おやじもう少ししっかりせんかぃ とお叱りを受けることがしばしばでありやした。

何をブログで親子のことなんぞをぐだぐたと書いているのかとお叱りを受けるかも知れませんが長い間秀さん一人で気張って来たベトナムでの生活・・・数年ぶりに愚息と一緒に生活するようになって あ〜 俺にも家族があったんだと内心喜んでいるのかも知れない。

いや、人間素直にならなければいけないですね。
実際、喜んでおります。ハイ。

こんな親子のベトナム生活。

金はなくとも会話はある。

お互いの一日の出来事を話し合うことが出来る喜びを天国のおかあちゃんにも分けてあげたいと思う。

愚息とアメリカが引き起こしたバブル経済崩壊の話をしていたら・・・
おやじ、俺ら親子は金が無いので株や不動産と言ったものに全く影響受けなくて良かったね と何とも嬉しいような悲しいような会話でありやした。

今日も、貧乏親子は元気でホーチミンの1日をスタートします。

賢者の皆様も今日1日お元気で 頑張って下さいまし〜!

posted by 秀さん at 09:28| ハノイ 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日は、少々ブルーな、朝でした。
とっても励まされ、力が出てまいりました。いつも、ありがとうございます。
今日一日、がんばります。
Posted by かんぶつ at 2008年10月29日 10:26
秀さん今日は
いつも詳しくベトナムの様子をリポートしていただき有難いことです。
秀さんのお陰でベトナムが本当に身近な国になりました。
ご子息さんとともに協力して生活基盤を着実に拡大しておられることに素晴らしさを感じます。
先日、ベトナムで2回同じマッサージ店に行きました。サウナつきで60分120000ドンでした。チップを50000ドン支払ったので合計170000ドンでした。2回目の女性は大変上手でしたのでチップを10000ドンにしました。
上手な人の収入は相当なものになるでしょう。
以前、秀さんが述べておられたヤッホイも体験したいものです。
次回訪問したときご紹介いただければ有難いものです。
Posted by まつ at 2008年10月29日 12:13
あるベトナム人に「君が利用しているような食堂には入れない」と言われました。
Posted by チョムチョム at 2008年10月29日 18:40
秀さんこんばんわ★

いつもコメント有難うございます。

愚息のお話を聞いて秀さんのお幸せな様子が思い浮かびます。

やはり、家族が一番ですね!

愚息は、秀さんの背中を見て大きくなられたのだから、きっと素敵な方だと思います。

これからもご家族お幸せにベトナムでの健闘お祈りしております。
Posted by akemi at 2008年10月29日 18:57
家族の会話はとても暖かいですね。
私は現在日本に居ますが、会社を終えると家に直ぐに帰って両親を会話をします。
ベトナムに行く前では考えれなかったことです。
ベトナムに行って、家族のよさを認識できました。
Posted by ha-nam at 2008年10月29日 21:50
賢者の皆様 こんばんわです

愚息との生活のひとコマを恥ずかしながら書いてしまいました。
励ましのお言葉を頂き有難うございます。

愚息、愚息と書いているのですが・・・
愚息は愚息で案外自分のブログをおやじに内緒で持っていたりして 自分のダメ親父 などと書いているかも?

まぁ、間違いではないので・・・それはそれで良し!であります。

皆様 コメント有難うございます。
Posted by 秀 at 2008年10月30日 01:24
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