2008年12月12日

ベトナムのコミッション編

友人の日本人の奥さんがベトナムに遊びに来られるというので少しお手伝いをしました。

アオザイ姿の写真を撮りたいということなので弊社の事務員さんにお願いしてお店を探してもらった。
事務員さんの友人が観光ガイドをしているので写真撮影をする店は直ぐに見つかった。

アオザイ3種類に撮影用の化粧、10枚の写真に
CDが付いて40ドルと言うことなのでそれ程高いとは思わない。
友人の奥さんも出来上がりに非常に満足して帰国されました。

問題はその後でごわした。

事務員さんに写真館から電話がありコミッションを払いたいとのこと。事務員さんは私はガイドではありませんので要りませんと答えようとしたのだが・・・
秀さんが一体幾らのコミッションをくれるのか興味がわき貰って来なさいと促した。

何でも情報は持っていた方が良い・・・いや訂正、一体どの位ガイドがぼったくっているのいつものアホな興味心でありやす。

写真館の宣伝用パンフレットをどっさり持って事務員さんは帰って来たのだが
何と! 驚くことにコミッションは16ドルとのこと。

40ドルに対して16ドルであるから40%である。
これにはさすがの秀さんもぶったまげやした。

その後その店から会社に契約書の見本がファックスで送られて来たから2度驚いた。
ガイドさんの懐に入るのだったら今までの経験から分かるのだが、会社ぐるみで観光客相手の高額なコミッションシステムがあることが今回初めて分かった。

さすがにそんなコミッションは受け取る訳にはいかないので友人に話をしたがその友人も驚いておりやした。

ベトナムではべトナム人同士での内々のやりとりがあることは以前から知っている秀さんであります。
会社の購買担当は出入り業者とつるんでいることはほぼ間違いありませんぞぃ。

秀さんの知り合いでベトナムでミネラルウォーターを製造販売してしる日本の会社がある。
資本は100%日本の会社ではあるが社長はベトナム人である。
その社長はミトーのフォンが旅行会社を作りたいと言った時に将来秀さんがお金が出来る時まで秀さん代わって出資金を出した人で人物的にも立派な人である。

秀さんも出来ることならそこの会社の水の販売に協力をしたいと考えていたので知り合いに今のミネラルウォーターの会社からチェンジしてくれるようにお願いするのだが・・・

中々スムーズにいかない。
問題はベトナム人の購買担当者が業者からリベートを取っているので色々と難癖を付けて業者を変えたがらないのである。

その日本の経営の会社の水は一応
ISOも取得しておりベトナム政府の安全基準をはるかにクリアーしているとのお墨付きをもらっているのでクオリティは全く問題がない。

価格は決して安くはないが一般のベトナムの会社の水のクオリティを知っている秀さんから言わせれば安全を考えれば決して高くはない。
ちなみに注文数量にもよるが20Lで1本80円から110円の間である。

日本人の感覚から言えば会社で働く社員が会社の利益を損ねさせているいわば背任行為なのだがベトナムでは良くある話である。

そう言った社員は英語または日本語が出来るので日本人の経営者も重宝しているから始末が悪い。

現地に進出している会社でさえこういった状況なので
長くても1週間程度の滞在が多い日本人観光客の皆さんが知らず知らずの内に高額なコミッションを取られるのは当たり前でありやす。

メコンクルーズ観光しかり、日本人観光客のお世話をする会社やガイドが買い物やそのた諸々のオプションツアーからコミッションを頂いていることは100
%間違いありませんぞぃ。

そこそこの金額であれば潤活油として納得も出来るのであるがアオザイ写真館の例ように40
%ともなると同じ日本人としてどうも納得できないのでありやす。

ものやサービスの価格はその内容や顧客の満足度により違いがあって当たり前ですが、こういった顧客の知らないところでの暗黙のコミッションシステムは改善されなければならないと考える秀さんでありやす。

そこで考えました。

こういったことを知らない日本人のために裏のからくりを全てレクチャーする。

その情報料として30ドル幾ばくかのお金を頂くビジネスがどうか? と・・・。

しかし、日本人は情報はタダだと考える人が多いので30ドルでも高いと言われるかも?

やっぱ 無理か? とこれまたアホな頭で考えなおした秀さんでありやす。

本日のように有益な?情報はこれからもバンバン発信して行きますぞぃ。

情報満載の秀さんのホーチミン生活だよりは 無料であります。

その努力に賢者の皆様はお応えして・・・寒ブリの大きいやつ1本、いや 明太子1箱、いやいや、数の子の1本、いやいやいや、その半分でも・・・・

結局最後はそこかい! 

どうも、失礼いたしやした。

賢者の皆様、良き週末を!
posted by 秀さん at 09:25| ハノイ 🌁| Comment(9) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
秀さん こんにちは    きのうのブログが掲載されなかったので・・・交通事故にでも遭遇して、入院騒ぎにでもなってはるんかしらん?・・・って心配したやおへんか〜^^ ま・・・・お元気でよろしおしたぁ。 さて、ベトナムドンの対円レートも、ついに1万ドンが54円ということどす。えらい下落どすなぁ。 秀さんの情報・告発によるコミッションシステムって、ベトナムの文化・商習慣・国民性なんどっしゃろなぁ〜。そういうことなら、こちらも、日本の情報・技術・便宜に対して対価を払わんと承知せんぞ〜って恫喝してやったら・・・どないなことになるんどっしゃろ?  なんとなく可哀想な人たちやと思ってしまいます。他民族から翻弄され続けた歴史が、こういうふうに彼らをさせてしまったんどすなぁ。  きのうは・・久しぶりに渋谷へ出かけました。渋谷まで、新宿三丁目から新しく出来た副都心線に乗って行ったんどす。渋谷も40年前と基本形は同んなじで、玉手箱が開いて自分だけが歳をとったっていう感じどす。
Posted by ひまじん at 2008年12月12日 13:50
秀さん、こんにちわ。
40%のコミッションは凄いですね。
しかしながら、同じ内容を日本語系旅行会社に依頼したら価格が高額に成ると思います。

会社の資材、間材等の購入は本当に頭を悩まします。
しかしながら今は便利に成りました。
PC系消耗品はインターネットで価格が分かります。

これを真似て、会社系で使用する事務消耗品をインターネットで
カタログを作り販売しては如何ですか?
同じ物で安ければ絶対買う人がいます。

情報レクチャーより儲かりまっせ!
秀さん、良い週末を
Posted by TRINH at 2008年12月12日 15:34
今日も秀さんのブログ、のぞきに来ましたぞぃ。私も皆さん同様、40%にはのけぞってしまいました。ある程度のコミッションは当然と思ってましたが、40%とはびっくり。ベトナム人にとっては40%は当たり前の数字なのでしょうか???ゴルフの件、私の旦那さんまで習いたいと言い出しました。前向きに検討してもらえるのであれば、是非、メールをください。よろしくお願いします。で、秀さんは「しゅうさん」?or「ひでさん」?
Posted by のぼよん at 2008年12月12日 22:33
秀さんこんばんわ、
40%のコミッションとは驚きです。
ご指摘の通りベトナムはコミッションを取ることは公然のことではあるのですが・・・・

当時でよく言われたのは3%でした。
私らも資材の連中には特に厳しくこの制度を適用すればクビにすると戒めていたのですが、今から考えるとベトナムの商習慣をいきなり壊していたのでしょうな。

近くの工場の社員食堂の仕入れ担当者が急に金回りがよくなり、新品バイク(当時はタイ製のホンダのドリームUが大人気でした。確か3,500ドルほどしたと記憶していますが)を買い込んだりと、ベトナム人の間でも話題でした。
大人数の工場でしたから、食堂の材料といってもバカになりませんからね。3%もらっていれば給料の比ではなかったことと思います。
Posted by take at 2008年12月13日 00:16
ひまじんさん どうもです

対ドンレートは円高の影響ですね。
ベトナムの実体経済は思った以上に堅調ですぞぃ。ただ、輸出関係はアメリカ欧州が元気がないので低下中。
ドルは更に暴落すると考えております。
ベトナムの国民性をある程度理解しながら生活していくしか仕方がないですわ。
東南アジアは日本とは違った習慣があるので・・・。
Posted by 秀 at 2008年12月13日 10:59
TRINHさん どうもです

E-commerceですか?
ん〜 パソコンの普及が進んだら大きな市場になるでしょうね。私の知り合いのベトナム人技術者が沢山のサイトを作っています。
ベトナムでの商売はあらゆる部門で可能性がありますねぇ。
ただ、私に元気が無いだけなのかも知れません。欲も体力も減少気味なのが問題ですわ。
リゲイン飲んで頑張ります!
Posted by 秀 at 2008年12月13日 11:05
のぼよんさん どうもです

40%のリベートはベトナムでもやり過ぎでしょう。通常は10%以下が相場ではないかと思います。日本以上に顔と顔が大切な国なので仕方がないですわ。
さて、ゴルフのレッスンの件は、愚息いわく
OKだそうです。
時間とか諸々打ち合わせの必要があると思いますが後でメールいたしますね。

Posted by 秀 at 2008年12月13日 11:15
takeさん どうもです

食堂の仕入れ関係は間違いなくリベートあるでしょうね。知り合いの日本人からもよく聞きました。
まぁ、金額次第ですが・・・ある程度は黙認するしないとこちらの方が神経質になってばててしますますね。
しかし、ベトナム人のお金持ちはいったいどのようにして富を掴んだのか・・・一度調べてみたいですね。
ベンツにBMWに豪邸に・・・私の理解を超えるお金の使い方に驚きます。

Posted by 秀 at 2008年12月13日 11:28
のぼよんさん 

言い忘れましたが
名前は、秀(ひで)さんでごわす。
Posted by 秀 at 2008年12月13日 12:07
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