日々ベトナムに住んでいると日本人として嫌なこともありますぞぃ。
大きな違いがお金の認識についてであります。
ベトナムでは武士は食わねど高楊枝というような感覚の人は少ないような気がする。
自分に非が原因で問題が生じ何らかの保障をしなければいけなくなった場合でも損を承知である時は信義を通すと言うような奇特なお方は少ないように秀さんは思いますねぇ。
ベトナムではタクシーで財布などを忘れた場合などまず100%戻って来ることはありません。
外国人だと値段を吹っかけるのも日常茶飯事のことであります。
商品を渡すときは必ず現金と引き換えが鉄則であります。
商品を先に渡して後からお金を払いますなんぞと言おうもんならこのすっとこどっこい 顔を洗って出直して来いと言われますぞぃ。
商品を運んでもらうには最初幾ばくかの手付けを支払い到着時に残金を商品と同時に受け取るのが常識であります。
クレジットカードなんてものは一般のベトナム人には縁のないものであります。
キャッシュまたは金(きん)などの現物が一般的な決済手段であります。
前にも書きましたが、ベトナムではhet tien het tinh(het=なくなる tien=お金 tinh=愛情) 金が無くなれば愛情も無くなる ということわざがあります。
まぁ、日本でも金の切れ目が縁の切れ目 と同じようなことわざがありますが縁と愛情とは少しニュアンスが違うかな?
しかしそこまでお金に対してシビアなベトナム人が飲食の時などでは割り勘と言う考え方がないのが秀さんは不思議でならないのであります。また物乞いにも結構お金をやったりしている姿をみると分からなくなりますわ。
中々ベトナム人の本質を理解するのは難しいものであります。
要はベトナム全体に人と人との信頼とか信用といった考え方が戦争に明け暮れた国なのでまだまだ浸透していないと言うか身内以外はお金を除いては信用するなと言うことでしょう。
愚息が時々商品を買っている小売店のおばさんから あんた、ベトナムの女には気をつけないさいよ と言われたそうである。
同じベトナム人なのだからベトナムの女は良いよぅ と言うのなら分かるのですが・・・・何とも複雑であります。
秀さんなんかは今でもお金で愛は買えないと思っていますぞぃ。
ベトナムではお金で愛は買えないがお金が有ることにより貧乏な相手の家族の援助などを通して次第に情が芽生えてくるのかも知れませんねぇ。
お金も愛情のひとつなのかも知れません、ベトナムでは。ハイ。
ベトナムの女性の心をゲットしたいとお考えの そこあなた 先ずは身内の攻略が一番ですぞぃ。
それも両親に気に入られることが大切であります。
貧乏ですけど・・・あなたの娘さんをお嫁に下さい と言うのは自由ですが貧乏にも限度がありますわ。
貧乏とは言っても一般的なベトナム人は 日本人は金持ちだとの先入観があるのであります。
結婚はしてみたが後から本当にスッカラカンの貧乏な日本人だと判った途端に嫁さんのみならず家族まで態度が急変したなんてことはよく聞きますぞぃ。
動物の世界ではオスの強さ(生存競争力)がメスをゲットする一番の方法ですが、現代の人間社会では体力的な強さの代わりに財力や権力のあるなしがオスとしての評価のバロメーターに変わりつつあるのが悲しいかな現実ですな。
高学歴、ハンサム、お金持ち と3拍子揃えば文句なし。ましてや浮気もしない優しい彼氏であれば引く手あまたでしょう。
まぁ、そんな男はそうそう居ないので女性の皆さん諦めてくださいまし〜
代わりに 学歴なし ブ男 貧乏、じじい、メタボ、チビ、短足、の7拍子揃った秀さんならホーチミンにおりますが・・・・
ん お呼びでない、お呼びでない こりゃまた失礼いたしやした〜!
最後に一言。
昔からの秀さん友人で大金持ちの奴がいる。
その友人、あるクラブのホステスさんに入れ込んで通っていた。
まぁ相手のホステスさんもお仕事ですので彼氏が居るなんてことは一切言いませんわなぁ。
せっせと通い詰め、プレゼントも言うがままに買い与え、尽くすだけ尽くしたので仕舞にはそのホステスさんもこれ以上嘘を付いているのが申し訳ないと思いこう打ち明けた。
「あの〜 今まで言わなかったけど・・・実は、実は・・・私本当は彼氏がいるのぉ〜」
と言ったそうな。
その友人答えて曰く、
「あ〜そんなこと かまわん かまわん 俺が彼氏ごと面倒見てやるから」
と・・・・
どうですぅ、やはりこれ位の根性と言うかあつかましさというか返事が出来ないと遊び人の男はなれませんわ。
その後どうなったかは聞きませんでしたがその友人にもしっかりと奥さんがいたことは秀さんは無論知っていましたぞぃ。
秀さんも一度は吐いてみたいなぁ 彼氏ごと面倒見てやる!なんてセリフを・・・
無理か・・・
まぁ金は無くとも 元気な秀さんが一番ですな。
じゃんじゃん。
2009年05月22日
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思います。ベトナム人はしっかりと日本人の金の有無をチェックしていますね。それにより態度がガラリと変わることも何度も経験済みです。
いいところもいろいろあるこの国ですが、どうしても許せいのが、この金に汚いというか、属国根性、奴隷根性。数百年なので遺伝子レベルで刷り込まれているのか、そう簡単には治らないでしょう。
ガラリといえばベトナム人は、権力や金力にはガラリとシッポを振るのも特徴で何これも
何度も見てきました。
ま、うまく使うしかないのかなあ、とあきらめています。
とうとうホーチミンに赴任してしまいました。
私みたいな貧乏人の来るところじゃないみたいで・・・・トホホ
ホーチミンの様子をなるほどと読ませて頂きました。私も93年からベトナムに15回ほど渡航=ハマってました。ここ数年はご無沙汰で、現在は中国暮らしも計10年目に入りました。ブログ拝見する限り、ベトナムもやはり昔とあまり変わっていないように感じました。私が暮らす中国も超高層ビル群は出現しましたが、発想や行動原則は変わってないようで、これは何処も同じですね。今は気楽な駐在員生活ですが、間もなく帰国予定。中国での大らかさにすっかり感化された私、中国籍の妻は、今後どこに住むべきが、我が家の悩みです。
あまりベトナム人の悪口は言いたくないのですが・・・少々カチンとくる事が重なり思いをぶちまけてしまいました。
まだまだ、人間修行が出来ていない秀さんであります。
反省しなければ・・・
コメント有難うございます。
ホーチミン赴任、オメデトウございます。
貧乏とは心が貧しくなることを謂う(秀さん談)でありますので
こころ豊かにホーチミンライフをお楽しみくださいな!
近い内に飯でも行きましょう。
宜しくです
民族の考え方とかは長い歴史の中から熟成されるものなので十年やそこらでは変わらないでしょうね。
変わるとすれば若い世代の人達ですね。
アメリカ流の物欲主義、成功した者勝ちみたいな一元的な考え方に染まらないように望みたいですね。
人間は皆(自然も含む)共生し合って生きているのですから・・・
コメント有難うございました。