2009年09月21日

海外で仕事をすると言うこと編

海外で仕事をすると言うことはどうやねん 

と良く聞かれるが秀さんの場合はやっている会社も超毛細血管企業なので重要な仕事の大半は自分自身で行うしか方法がないのであまり悩まないのだが大手企業の駐在の方達はベトナム人管理者やスタッフを多く抱えある程度の権限を与えて日々の業務をやって行かねばならないので大変なことでしょうな。

日本人が海外で仕事をする場合、現地の部下の仕事ぶりが信頼できないということは仕事が2倍にも3倍にもなりかえってストレス疲労がたまりこんなことなら部下等いらんわぃ と癇癪を起す人もいるでしょうねぇ。
仕事を部下に依頼しても、ちゃんとできているか必ず確認しなければならず日本人の几帳面な性格ゆえ結局は納期や本社への報告等を間に合わせるために自分でやるしか方法がなくなる。

同じ仕事感覚をもつ日本人同士で仕事が出来る日本在住の方には現地駐在員の方の苦しみや大変さは簡単には理解できないことかも知れません。
そこにはお互い信頼が基本と言う共通認識が形成された日本という稀にみる国ならではのことであります。

何も日本だけが信頼が基本の社会と言うつもりはありませんが異国の人間と多く交わった秀さんの感覚から言えば嘘や騙しが基本の社会と思える国も多い。
ベトナムと言う国がどちらに分類されるかと聞かれれば即答するのは難しいのですが家族や知り合いに対する信頼を除けば基本的にはやはり後者の国だと言わざるを得ない。

しかしここ数十年の日本社会も生意気なことは言えず日本の美徳である信頼社会は崩壊しつつあるのが現状ではないでしょうか?
悲しいことであります。
そう思っていたところヒントになる論文を見つけましたのでまた悪い癖で以下無断掲載します。----------

人類文明の発祥地は教科書が「人類の文明発祥の地」として教えるメソポタミア・エジプト・インド・中国は、全て掠奪闘争が繰り広げられた場所であり、それらの国家は、全て掠奪闘争の覇者によって作られた国家である。

つまり、今日の「文明」は、全て掠奪闘争によって生み出された文明である。
この私権「文明」は、人類を含めて全ての生物がその中で育まれ、進化してきた本源集団(筆者註:原始共同体)を破壊した上に築かれている。
しかも、自然の摂理から大きく逸脱したその私権原理そのものが、今や機能不全に陥り、人類滅亡の危機が迫ってきた。とすれば、本源集団を破壊して終ったことが、人類の最大の誤りであった可能性が高い。

ところが、西洋と東洋では本源集団の破壊度に大きな差がある。
従って、この「文明」を見直す上で、西洋と東洋の違いがかなり重要なテーマとして浮上してくる。

人類最初の掠奪闘争がイラン高原の白人(コーカソイド)遊牧部族によって引き起こされ、それがモンゴル高原の黄人(北方モンゴロイド)遊牧部族に伝播していったことは既に述べたが、両者はその前身も、掠奪闘争の在り様も大きく異なっていた。
コーカソイドはもとから狩猟部族でそれが遊牧に移行した人種であるが、北方モンゴロイドは、南方の平和な採集部族(南方モンゴロイド)が北方に移動して狩猟・遊牧に転じた人種である。

乾燥期に入った頃、イラン高原にはもともと農耕・牧畜・遊牧などの諸部族が混在していた。
しかも、イラン高原は急速に乾燥していったことにより、極めて深刻な食糧危機に陥った。
従って、遊牧派生の邪心集団による掠奪闘争は極めて激しい容赦の無いものとなり、皆殺しが常態となる。従って、仲間を皆殺しにされて一人二人と生き残った者たちは憎悪と警戒心の塊となり、共認基盤を失って終ったことと相俟って、全面的にかつ強く自我収束する。

そんな者たちが生き延びる為に寄せ集めの新たな掠奪集団を形成しては他部族を襲うという形で、数百年に亙って掠奪闘争が繰り返された。
そんな生き残りの末裔が、西洋人である。

それ故に、本源共認の基盤を根こそぎ解体して終った西洋人は、本源的な共認収束力集団収束力が極めて貧弱で、自我収束が極めて強い。しかし、自我だけでは共認を形成できない。
そこで彼らは、専ら自我に基づく本源風の架空観念に収束し、架空観念で共認を形成する。

それに対して、モンゴル高原は見渡す限りの大草原であって、そこには同じ遊牧部族しかいない。加えて、イラン高原ほど乾燥が激しくない。従って、ここでは掠奪闘争というより覇権闘争の色彩が強く、皆殺しも発生したが、それより支配・服属という形が主流になる。
従って、勝者はもちろん服属した氏族も、氏族集団としての本源性を強く残すことになる。

東洋人は、概ねこの遊牧
掠奪の北方モンゴロイドが、採集農耕の南方モンゴロイドを征服した混血であり、従って東洋人は小氏族(大家族)の本源性を色濃く残しており、西洋人ほど自我を肥大させていない。

この様な意識構造の違いは、夫々の思想の違いに典型的に現れている。同じ二六〇〇年前頃に、西洋ではユダヤ教(その後キリスト教)、東洋では儒教が登場するが、西洋の観念信仰が自我に基づく極めて独善性・排他性の強い唯一絶対神を非現実世界に構築したのに対して、東洋の儒教は残された本源規範に基づく仁・義・信など、現実世界を導く関係規範に収束した。
本源集団・本源共認を破壊して自我に収束した西洋人は、非現実の世界に失われた本源価値を(架空観念として)再構築するしかなく、かつそれが自我に基づくものであるが故に独善的・排他的な絶対観念(ex. 唯一絶対神)への思い込み信仰となるしかなかったのに対して、本源的集団と本源的共認が残存している東洋人の方は、本源規範を私権秩序と整合させることによって現実世界を律しようとした訳である。

本源集団を破壊した私権文明が滅亡の危機を迎えた今日、東洋人の心の底に残る本源集団性・本源共認性は、人類再生の基盤を成すものとして極めて重要になる。

中でも、島国ゆえに一七〇〇年前まで掠奪闘争に巻き込まれることなく原始文明を発展させてきた日本人の心の底に残る本源的な共認体質は、極めて貴重である。
もし、人類に絶滅を免れ得る資質が残されているとしたら、それは東洋人、とりわけ日本人の心の底に残された、類い稀なる縄文人的精神基盤なのではないだろうか。

以上転載終わり--------


ここで述べられているように共同体意識が強く残っていればいるほど信頼を基準とした社会が形成されその逆は警戒心から人を信頼することが出来ない社会になるのでしょうかねぇ。

世界の外交や経済活動の基本は笑顔で握手をしながら裏では足の蹴飛ばし合いが当たり前であります。
経済のグローバル化が叫ばれて久しいが、信頼が社会基盤の根底に無い国が言い出したことでありますから馬鹿正直な日本人がその裏にある邪悪なたくらみを見抜くことなく ころっと騙されるのは自然なことなのかも知れないですわ。

アメリカしかり中国しかりベトナムしかり 日本人の信頼を基本とした民族性は世界を相手にする時には余程注意してかからないと騙され身ぐるみ剥がされてしまいますぞぃ。

しかしそのことばかりを恐れていれば閉塞した日本だけで経済活動をしていても成長はありません。

難しいところですわ。

信頼という字は相手を信じて頼りにすると言う意味ですが・・・
これを実現するにはその相手(人間)を見極める能力・胆力も必要ですわ。

結局、最後は人と人、個人と個人という関係に行き着くのであります。

そんな心配も無く昔話に華を咲かせ、青春時代の古い歌を皆で下手な声張り上げて歌いましたぞぃ。
同級生とは良いもんですなぁ。

帰国した彼らの今後の健康と発展を祈って本日の訳の分らんブログは終了でごわす。

最後に一言。

隠れて吸っていたタバコを見つかり事務員さんは秀さんの裏切り行為に無言のまま帰宅。
朝会社の前の路上コーヒー屋でタバコを買ったのだが昼休みの休憩時間に別の事務員さんにコーヒーを買うようにお願いしたところコーヒー屋のおばさんがその事務員さんに話したことからバレてしまいました。
コーヒー屋のおばはんは元CIAかいな!

天網恢恢 疎にして漏らさず・・・・信頼を損なったのは秀さんでありやした。

やれやれ 嘘は何かのきっかけでバレるものですわ。反省! 


最後の最後。

ふぐり玉蔵さんのブログで大地震の最終警告をしています。
秀さんもその真剣さを感じて以下URLを掲載します。
東京・大阪等人口密集地、浜岡原発周辺の方は一読下さい。

http://goldentamatama.blog84.fc2.com/


posted by 秀さん at 23:13| ハノイ ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
秀さんも玉蔵さんと同じく大地震が来ると思っているのですか?
以前に玉蔵さんのブログを秀さんが紹介してからいろいろ調べましたが地震がきそうで怖くて仕方ありません。
食料や水などの災害対策品を備蓄し外出時にもある程度持ち歩いていますが、大地震が来ないにこしたことはありません。
HAARPの波形を見ていると怖くなります。
せめて自宅にいる時に地震にきてほしいです。
Posted by chibipaff at 2009年09月22日 06:13
久ぶりの辛口ブログを拝見しました^^

うそはだめですよ、秀さん^^
Posted by すろっさん at 2009年09月22日 06:15
chibipaffさん お久しぶりです

大地震、来るとは思ってはいないのですが万が一億が一 そうなんとも限らないのでアップした次第です。
もう破れかぶれのアメリカのネオコン派は何するかわかったもんではないですわ。

下記は参考までに

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

何も起こらないこと願っております。




Posted by 秀 at 2009年09月23日 07:37
すろっさん どうもです

そうですね、嘘や隠し事はいつかはばれますねぇ。
反省する前にタバコやめんかい!

と言われそう。
Posted by 秀 at 2009年09月23日 07:39
みなさん苦労してますよねー。でも、秀さんの余裕ぶりはよーくわかります。その秘密を
知りたいですねー。煙草じやなさそうですね。

 10年近くまえ、ハノイの小路を歩いていて、あー西遊記って、本当にアジア大陸の人たちをリアルに描いた小説だったんだなーって思ったんです。オレは三蔵法師だなんて決して思いません。

みんな妖怪なんだ、とね。うかうかしてるとなべに放り込まれて食べられちゃうんですよね。でも、そう考えると楽しくなってきました。ベトナムには美女妖怪もたくさんいるし、自分のおなべに入れて食べちゃえばとね。

最近、ハノイの有名B大の女子大生とかも妖怪化がはげしいですよー。あっ、書き過ぎ!
Posted by ひとみ at 2009年09月23日 23:03
ひとみさん どうもです

秀さんの余裕・・・多分、これ以上失うものがない強さでしょうな。
持たざるは強し であります。

Posted by 秀 at 2009年09月25日 09:58
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