本日のブログネタは愚息からであります。
1区のセント・マリア教会の周辺は休みの日にはベトナム人の若者達で一杯になります。
昔の南ベトナム政府大統領官邸、今の統一会堂から動物園まで延びる大きな道はレ・ユアン(北の発音だとレ・ヅァン)通りと言いまして教会までの道沿いには大きな樹木が植えられた木陰は市民の憩いの公園になっておりまして休みの日には特に若い人達の集合場所のようになっております。
グループやカップルで長時間・・・何をそんなに話すことがあるのかいな? とじじいの秀さんなんかは思うのですが、ベトナムの人達は ほんと!長時間話すことには苦痛を感じないようですわ。
さて、ある時愚息が友人とその公園で話をしていた時に、背中を90度に曲げたおばさんが足取りもおぼつかなく 小銭を恵んでくだせぃ〜 と両手を差し出しながら目の前をよろよろと歩き物乞いをしていたそうで、愚息はそのお婆さんの行方をじ〜っと眺めていたそうな。
すると、そのお婆さん、ずい分後になって背中をピンと伸ばし、やれやれ疲れたわぃ といった感じで大きく背伸びをして腰をトントンと叩いたとのこと。
なに? お婆さん、背中が曲がったまま動かなくなったと言うのは演技かいな と思ったそうですわ。ハイ。
更に、30分くらい経過した後に、
今度はそのお婆さん、若者に手を引かれ盲目のお婆さんになって再登場したのには 愚息も友人も大笑いしたそうですわ。
はやり、物乞い家業も色々と演出方法を考え、お婆さん七変化の演目を演じているようです。
最近ではベトナム人も物乞いに対しては疑いの眼差しを向ける者も多く、下手な演技にはだまされなくなっているようですわ。
ベトナムには、通称 物乞い村というものがあり、その村人は全員物乞い家業で都会に出かけては稼いでいるとのことであります。
これは、実際にその物乞い村を見たことがあるベトナム人から実際に秀さん聞きましたので真実であります。
村には結構立派な家が建っているとのことです。
さすが! ベトナ〜む 物乞いも本業にする以上は立派な家のひとつや二つ建てるくらいにはならんといかんぞ! 若い衆よ と村の長老が説教を垂れているのかと想像すると微笑んでしまいたくなる秀さんでごわす。
物乞いといったところで、実際はお金の獲得を目標にしているのでありまして、昔秀さんの友人が500ドン硬貨を上げたら、そんなはした金いらんわぃ と投げ返されたこともあり、はやり最低でも2千ドン位は上げないといけないのかと悩んでおりましたぞぃ。
昔昔は日本も沢山の物乞いさん達がいましたが、今は採算が合わないのかさっぱり見かけません。
考えてみれば、物乞いが商売として成り立つ国と言うのは、良い国なのかも知れませんねぇ。
人々に哀れみの慈意があるからでしょう。
レンタルの赤ん坊を最初に考え付いた者は今では大豪邸に住んでいるのではないかと アホな妄想が膨らんでくる秀さんであります。
こんなベトナム、皆さんどう思われますぅ?
アホの秀さんなぜか憎めなくて好きですわこの国のこんなところ・・・
最近あの物乞いを見ないなぁ、どうしているのか心配になったりして・・・
これがほんとの、もの恋しい思い と言うのかもね?
まぁ、明日は自分が物乞いにならないよう
日々こつこつと仕事頑張ります!
へぇ〜。
2010年01月13日
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