2010年03月13日

亀井のおっちゃん良いこと言っている編

もうさっさと寝ようかと思っていたのですが

ある記事に亀井金融・郵政改革大臣の第2記者クラブでの質疑応答で 良いこと言うなぁ と思った箇所があってので転載しますわ。

 質問者は今話題のフリージャーナリストの高橋清隆さん

 以下転載・・・・・・・・・・・・・

 問)今のうちに大胆な質問をさせていただきますが、大臣が、人生でまだやり残していることというのは何でしょうか。      

答)        やり残していること…、それは簡単ではないですか。
だけど、小泉改革を全部ひっくり返していないですから。
     

 問)        まだ不完全だから…。      

答)        そうです。郵政だけではないですね。さっき言いましたが、世の中をおかしくしているでしょう。
人間ではない社会になってきているのですから。
私自身がもっと人間らしくならなければいけないのだろうけれどもね(笑)。
だけど、政治家の仕事はそれですよね。
そういう面では、本当に、私の田舎でも、車一台通れば崖っぷちで落っこちるようなところだったのです。
私が生まれたとき、ダムの移転地でしたから。
そこに、今、まだ完全には完成していないですけれども、道路を作ったのですよ。
毎年、長い道路ですけれども、2億円ずつ予算をつけて、もう十何年かかっているけれどもね。(予算を)つけて、良い道路が作れたのです。だけど、通る車がなくなってきた。
家は見えるけれども、全部空き家。私の生まれた家の前ももう空き家です。私の家も空き家になっているけれども、今、誰も住んでいません。一応、兄貴は長男ですからあれになっているけれども、兄貴は東京に住んでいますから。小さな部落ですけれども、人が住まなくなっている。建物だけはぶっ壊していないから残っていますけれどもね。
     

 問)        それは、何が原因だとお思いですか。      

答)        それは、政治が悪いからですよ。(私の田舎は)山紫水明の良いところですよ。    

問)        農業自由化とか、そういったものは…。      

答)        とにかく、そういう意味では、やはり今の日本というのは、ちゃんとしたところにちゃんと住めなくなってしまっているのですよ。この東京も良いかもしれないですけれども、そういう、一極集中してしまって。
そこの人が、全部幸せならまだ良いですよ。
私の田舎をみんなのところの別荘がわりにして、日ごろ東京に住んでいて生まれ故郷を別荘にして、それも良いかもしれないですけれども、あなたたちは故郷を離れて東京に出てきて良いかもしれないですけれども、ビルの谷間で下を向いて生きている若い人は多いのですよ。
といって、いまさら地元に帰ったって仕事がないから帰れないでしょう。
私は、これでも大臣をやって、私なりに、20年間で超優良企業のオーナーにもなってしまったのですから、大したものでしょう(笑)。
威張るわけではなく、私がやったわけではないけれどもね。
そういう面で、私は、極めて幸せになっているのです。
なっているのですけれども、私の生まれたところというのは先が見えない。
子供は、今、私の部落では一人、二人しかいません。
おそらく私の田舎だけではなくて、全国の田舎はそうなったと思いますよ。

こんないびつな格差がグーッと生まれてしまったでしょう。

1億円以上の給料を公表されては困る」みたいな御託を並べているあほな経営者もいるけれども、1 億円以上(給料を)取っているのを晒されてしまったら風が悪いのなら、ちゃんと仕事をしろというのですよ。

一方では、そういうのもいれば、そうではない…、階段を全部ぶっ壊されてしまって。
あなたみたいにフリーで仕事をして、生きたい人間ばかりではありません。
階段を一段ずつ、班長、係長と、地道に生きていたいという人は圧倒的に多いのですよ。

ベンチャーをやって社長になりたいという志を持っている人間だけではありません。
着実に生きて、それなりに小さな幸せでも、自分の一生で掴みたいという人が圧倒的に多いわけですよ。

それを「小泉改革」と称してバサッとやってしまう。

今、非正規社員が3分の1ですよ。高校、大学を出たって、階段に上れないのですよ。上に上れない。
最初からアルバイト、非正規社員でしょう。

日本は、昔はこんな社会ではなかったですよ。
私なんかが大学、高校を出るころというのは、やはり就職するといったら、小さな会社だろうが、大きな会社であろうと、階段が保障される形で出発したのですよ。

私みたいに、自分から途中で脱走するのは勝手ですよ。
私は二度脱走したけれども(笑)。(脱走するのは)自由ですけれども、しかし、今、そういう社会が壊されてしまっているのですよ。

これは、政治が壊してしまった。それを変えるのが鳩山政治の仕事だと思います。

私は、鳩山総理に共鳴しているのはそこなのです。

金持ちに生まれたことは彼の責任ではないのですよ。
金持ちに生まれた人間で、「私は生まれながら帝王で、あとは虫けらだ」みたいに思っている金持ちもいます。

だけど、彼みたいに、貧しい人とかいろいろな方、人間をちゃんとしたいというのが良いと思うのですよ。

鳩山(総理)はそうだから、私は手を握っているのですよ。

いつも彼は、「弱肉強食のあれは駄目だ」と言っているでしょう。
だから、そういう意味では、もうこの歳でいつまでも政治家をやりたくないのですけれども、しょうがないのですよ。
 


転載終了・・・・・・・・・・・・・・・・
posted by 秀さん at 02:22| ハノイ 🌁| Comment(9) | TrackBack(0) | ベトナムで政治・経済雑感編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
共感ですな!
金ばかりが人生の目的になってはいけないよ、と学生たちに日本人の反省と後悔を込めて伝えればと思います。
では、授業に行って参ります。
Posted by nihonngoyaroo at 2010年03月13日 08:22
はじめまして
いつも読ませてもらってますが、コメントは初めてです。
いつも楽しいブログありがとうございます。
ダジャレも好きですが
政治的な話も大好きです。
ベトナムの片田舎で日本や世界について思い巡らす自分に笑ってしまいますが。。。
Posted by ガーディ at 2010年03月13日 10:24
秀さん。ホンマにご無沙汰はんどす^^ いつもお元気そうで何よりどす。 亀ちゃんが孤軍奮闘してくれてはってホンマに有難いことやけれど、綿貫はんやら久興はんやらが落選しはったんが返す返すも残念なことどす。今や田舎は、風光明媚なれど人が住めんようになってしもうて、ホトホト小泉・竹中勢力には怒りを禁じ得まへんわぁ。さりとてベトナムへ移住して皆んなが生き抜いていけるとも思えんのどす。 やはり所詮はよその国どっさかいなぁ。そやけれど秀さんのバイタリティには脱帽どす。どうぞ大切なお体どっさかいクレグレもご自愛下さい。
Posted by ひまじん at 2010年03月14日 02:28
ホームページを公開中。
Posted by ひまじん at 2010年03月14日 02:30
nhongoyarooさん 初めましてどうぞ宜しく

時々ブログを拝見させて頂いております。
金ばかりが目標とは誰しも思わないでしょうが
今のベトナムの状況を考えると無理もないかなぁ
と思ってしまいますね。

せめて最高学府で学ぶ若い人ベトナム人達にはお金に左右されない立派な意志を持って貰いたいものだと思います。

コメント有難うございます。
いつか時間があればお食事でもいかがですか?

Posted by 秀 at 2010年03月14日 03:42
ガーディさん 初めましてどうぞ宜しくです

そうですね、かえって海外に住んでいる方が日本のことが気になりますねぇ。
日本&ベトナム どちらも良い政治を望みたいですね。

コメント有難うございます。
今後ともヨロシクです。
Posted by 秀 at 2010年03月14日 03:44
ひまじんさん お久しぶりです

お陰さまで元気しております。
バイタリティもお金ももうありませんが愚息とベトナム生活を喧嘩もしながら楽しんでおります。

ひまじんさんもお元気で
いつかお会いしましょう。

コメント有難うございます。
Posted by 秀 at 2010年03月14日 03:47
いつか時間があればお食事でもいかがですか?]
私もいつか機会があればと思っております。貧民会も参加したい気持ちはあるのですが、病気をしてから酒を止めましたので。
Posted by nihonngoyaroo at 2010年03月17日 23:02
nhongoyarooさん どうもです

そうですか、お酒を止められた件了解です。
別段、食事だけでも構いませんので都合の良い日時があればブログ上のメールアドレスにでも候補日をお知らせ下されば幸いです。

私も最近は年齢のせいもあり左程お酒は多くは飲めなくなりました。
酔うと・・・愚息に叱られるトホホな親父でので

コメント有難うございます。
Posted by 秀 at 2010年03月18日 05:04
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