2010年07月18日

何故にここまで人間は貪欲かつ狡猾になれるのか編


アホな秀さんのブログに似合わない投稿は止めようといつも思うのだが・・・

長く政治経済(裏側も)をウオッチしている秀さんですので自分の国の将来に暗澹たる気持ちにならざる得ない。

ここ十数年の自民公明政権の一般国民の生活をなおざりにした政治、こんなに格差が広がった社会に対し戦後初めて国民の手による政権交代を実現したのだが・・・

マスコミや御用学者、みのもんたに代表される電波芸者たちの洗脳もあって今回の参議院選挙では自民およびその亜流にまた支持が逆戻りですわ。
その時の世論や雰囲気に左右される日本国民の政治に対する脆弱性を露呈してしまいました。

まぁ、空き缶(菅)総理じゃ国民もブレてもしょうがないですがね・・・

所詮、日本の民主主義と言ったってアメリカさんから押し付けられたニセモノの民主主義(議会制)である。
実態は相も変わらずアメリカさんとぐるになった役人さん達が裏で牛耳っているのが実態ですわ。
悲しいかなこの現実をどれだけの国民が認識しているのでしょうかねぇ? とホホですわ。

感情論ではなく、冷静な視点からここ数十年の自民党政治を振り返るといかに欺瞞に満ちた政治であったかが分る。

しかし政権交代を実現した民主党も、中は主義主張がばらばらの寄り合い所帯で政党としてのまとまりのないことこの上ない状態だから何ともコメントのしようがない。

あくまで秀さんの個人的な意見とお断りして述べますが・・・
小沢さんにカンバックしてもらわないともう日本の格差や閉塞感はどうしようもないレベルまで来ておりますわ。
もうアメリカさんに貢ぐお金は一円たりとも出してはいけませんがな! 
今までせっせと購入したアメリカ国債は一度たりとも戻って来ちゃおりませんて。
その総額700兆円ですぞぃ。

消費税上げる前に役人が好き勝手している国の特別会計(一般会計の数倍の規模ですぞぃ)の一般財源化を図りアメリカに担保として差し入れている国債の償還をすべきですわ。
田中角栄さんがアメリカに嵌められたことは知っている人は知っていますが、一般国民の大変の方は知りはしませんな。
田中角栄から政治指導を受けた小沢さんに日本の国の舵取りの進路変更をお願いしたいと切に秀さんは思っております。 

小沢さんがこれだけ叩かれても多くの支持者がいると言う事実にそのイメージとは違った真の愛国者としての国民優先の政治思想をその著作や過去の発言・行動、有識者の言論・著作物から冷静に読み取って欲しいと思いますねぇ。

政治家とは小学校の学級委員ではありませんわ。
命をかけてやねば今のアメリカ及び官僚に支配された国民不在の政治から脱却することは出来ません。

戦後の自民党政権や役人がまだまともだったのは田中角栄の時代までくらいでその後(その前もそうですが、それに抵抗した政治家や役人は居たのですが悲運な最後を遂げている人が多い・・・)はユダヤ資本が牛耳るアメリカさんの言いなり。

アメリカさんにたてつく政治家は田中角栄初め、最近では中川昭一元財務大臣しかり鳩山さん、小沢さんしかり枚挙にいとまがありませんな。
マスコミを使ったデマやでっち上げ事件で失脚させられるのであります。

自民党の中で福田=小泉=安倍ラインの清和会系と、田中=竹下=橋本=小渕のライン経世会系のスキャンダルや突然死の多さの違いを良く調べてみて欲しい。驚くほどの違いがある。

簡単に言えぱ、清和会系がアメリカにとって利益になる政権であり、経世会系は必ずしもそうではない政権だということです。

読売、産経、(最近では朝日も)に代表されるアメリカの手先マスメディアのここ最近の堕落は目に余る。
真のジャーナリストはもう大手には一人もいないと言っても過言ではありません。

もうマスコミとは言わずマスゴミ(ますごみ)というべきであろう。


最近、日本振興銀行の問題で木村剛が逮捕された。
小泉竹中政権時代がいかにアメリカの言いなりであったか、またその貪欲さに便乗してどれだけ汚いことをやっていたのかよ〜く調べてみて欲しい。
日本の置かれた現状が惨憺たるものだと理解できると思います。

書き出すとキリがないのでも止めますが、自分の国の政治を真剣に考えない国民自らが自分達で苦しみを作り出している現状は滑稽でさえあります。

最近では、IMFが日本の国は消費税を15%にすべきだ なんて内政干渉のようなことを言っておりますな。
IMFFRBなんぞはユダヤ金融資本にコントロースされた機関ですので無視してヨロシ。

国の財政赤字と言いますが・・・日本の国債の95%は日本の企業や個人が持っている、ギリシャやスペインとは違します。

また世界一の債務国はアメリカ、世界一の債権国は日本。

日本が財政破綻する時は、他の国はとっくにこの地球上から滅んでいますわ!

財務省のウソに騙されてはいけませんな。 

おっと、もうこの辺でアホの寝言は止めましょう。 


以下、良識派作家の高杉さんが月刊誌に書いた論評を転載して気分転換をはかりたいと思います。はい。 




以下転載開始(阿修羅のブログより)・・・・・




 日本振興銀行事件 作家・高杉良が斬る 「竹中平蔵と木村剛の大罪 」

小泉政権下に鳴り物入りで新規参入した日本振興銀行に、捜査のメスが入った。
竹中平蔵元金融担当相の盟友、木村剛氏が築いた“木村銀行”はなぜ挫折したのか。
「金融腐蝕列島」シリーズで金融機関の闇を描く作家の高杉良氏が、小泉−竹中路線のあだ花である日本振興銀行と「小泉構造改革」を断罪した。

日本振興銀行が開業する前、私は月刊誌「現代」(2003年11月号)誌上で、 〈新銀行が設立されたとして、その末路は不良債権を積み上げて破綻するか、商工ローンと同質化していくしかないだろう〉  と予言しました。

地道に中小企業を支える銀行としてスタートしたはずなのになぜ変質したのかと新聞は書きますが、私にいわせればハナからおかしかったのだから、変質したわけではありませんよ。
 

日本振興銀行の開業は04年4月。
中小企業への無担保融資を看板に掲げたが、融資は伸びず、06年度まで経常利益は赤字を続けた。
業績が上向いたのは、サブプライム問題をきっかけに資金繰りに困った商工ローンの債権を安く買い取れるようになった07年後半から。
しかし、サラ金まがいの商法に頼ったことで、法令違反が次々に発覚。
さる6月11日、金融庁の検査を妨害したとして、銀行法違反(検査忌避)の疑いで警視庁の家宅捜索を受けるにいたった。

やる気はあるのに融資を受けられない中小企業を助けようという設立趣旨がウソだったと断言するつもりはありません。
しかし、それは絵に描いた餅だったことは、当初からわかっていたはずです。
 

銀行や信用金庫の中小企業向け貸出金利の相場が2〜5%であるところ、日本振興銀行は金利の「空白地帯」を開拓するとして、5〜15%の金利を設定しました。
しかし、もともと薄利の中小企業が、5〜15%の金利を支払って、事業を継続できるはずがありません。
また、高金利を支払わなければたちいかないような中小企業に既存の銀行が貸し出すのは困難です。
金融庁の厳格な検査で「要管理」以下とされる蓋然性が高いからです。
この厳格な査定をルール化したのが木村剛さんです。
唯一貸し出せるのは、ルールを適用されない“木村銀行”だけでしょう。

金融庁と密約ありと疑われても仕方ない。
 

日本振興銀行の経営を主導してきたのは、小泉政権下で竹中平蔵金融担当相のブレーンとして金融庁顧問も務めた木村剛氏だ。
木村氏は04年9月に筆頭株主、翌年1月に社長就任。同年6月に会長に転じたが、行政処分を受ける直前の今年5月、会長を退任した。
 

木村さんも竹中さんもこうなることはわかっていたと思いますよ。
途中ではたと気がつくなんてありえない。

それにもかかわらず、日本振興銀行の開業は、予備免許の申請からわずか8カ月後でした。
異常ともいえる速さです。

なぜこんなことが可能になったのか。
 
そこで思い出していただきたいのが金融庁が02年10月に発表した「金融再生プログラム」、いわゆる“竹中プラン”です。

そのなかで、不良債権処理を進めるにあたって中小企業の金融環境が悪化しないようセーフティーネットを講じなければいけないと、
〈中小企業の資金ニーズに応えられるだけの経営能力と行動力を具備した新しい貸し手の参入については、銀行免許認可の迅速化を積極的に検討する〉  という一文が盛り込まれました。

この竹中プランを作ったプロジェクトチームの主要メンバーこそが金融コンサルタントの木村氏です。
その木村氏が東京青年会議所の例会に呼ばれて「いまなら銀行をすぐに作れる」と発言し、それを消費者金融の資金元である卸金融を手がけていた落合伸治氏が聞いて資金を用意したことから、動き出した計画であることはご承知のとおり。
 

その後、社長につくはずの落合氏をクビにして、木村氏が銀行を乗っ取る形になった経緯を考えれば、竹中プランをつくった当初から、日本振興銀行設立の青写真を描いていたのではないかと勘ぐらざるをえません。
しかも木村氏は、金融庁顧問の職にあったときに銀行免許を取得するコンサルティング料として落合氏から1億円を受け取ったことも明るみに出た。

とんでもない行政の私物化ですよ。
 
作家の江上剛さんが社外取締役になっていますが、こんな銀行の客寄せパンダとして利用されっぱなしで、痛恨の極みです。
 

日本振興銀行と木村氏の不透明な関係を巡っては、05年に木村氏の妻が代表取締役となっている会社に約1億7千万円を融資したこと、その際、融資が可能になるように内規を変更したうえ、他の融資と比べて極めて低い3%の金利で貸し出していたことも判明した。
 

しかし、これだけ問題が噴出しても、振興銀行には預金が第二地銀並みの6千億円近くあるのだから、潰せませんよ。
潰せない規模にした木村氏はしたたかです。

だからこそ最初に簡単に認可を与えた罪は重いのです。
つまり竹中プランを進めた竹中さんの罪は深く重い。

あえてそのことを強調しておきたいのは、竹中さんが今でも自分のおやりになったことが正しかったとあちこちで主張されているからです。


確かにサブプライム問題が火を噴く07年上期まで日本は景気拡大を続けましたが、それはあくまでも円安を背景にした輸出企業が牽引したもので、恩恵は大企業に集中しました。

竹中プランは景気回復に何ら寄与しなかったばかりか、デフレ不況下に強引に不良債権処理を進め、かつ緊縮財政を断行したばかりに国内需要を根こそぎ破壊してしまい、地方の商店街をシャッター通りに変えてしまったことを忘れてはいけません。
 

また、不良債権処理を進めるにあたり、「厳格」という名を隠れ蓑にした、金融庁の罪深い資産査定が行われましたが、その査定がどれだけ不適切であったのか、04年以降のメガバンクの決算を見れば、火を見るより明らかでしょう。
 

竹中氏率いる金融庁に追いつめられ、東京三菱銀行に実質吸収され「消失」したUFJ銀行は巨額の貸倒引当金戻り益を計上しましたね。

そのとき一部の新聞は「三菱UFJフィナンシャル・グループの収益がトヨタを超えた」とバカなことを書きましたが、正常債権を不良債権に落とすことを目的とするかのような資産査定によって必要のない引当金を積まされたことが明らかになったわけです。

銀行の過剰な不良債権の処理で、ハゲタカ外資が巨利を貪った一方、数多くの中小企業が資金繰りに行き詰まって倒産し、失業者があふれたのです。

投入するまでもなかった公的資金の原資は、私たちの血税でした。

恣意的な裁量行政によって弱者を切り捨て、国を破壊した竹中氏の犯した罪は途方もなく大きいのです。

その片棒を担いだのが木村氏ですよ。

そして、この二人のやりたい放題を許した小泉政権は史上最悪、最低の内閣だったということです。
 


構成 本誌・中村 裕



以上転載終了・・・・


posted by 秀さん at 17:42| ハノイ ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ベトナムで政治・経済雑感編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
従来、日本の支配層には、弱者を切り捨て強者におもねる旧弊アジア的悪弊が染み着いてきたように思います。組織化された労働者、農民階級は、完全に強者に属します。
私たちが、日本からは劣等視されているベトナムにいて出来ることは、その健全な国造りに協力して、日本を奮起させることだと思うのです。台頭する中国に対しては、大国だから仕方ないかと日本の支配層は観念しているようにみえますが、ベトナムが急台頭したら目覚めると思うのです。いま、わたしたちにベトナムで出来ることは無限に広がっていると思います。昵懇お酒を飲みかわしたいです
Posted by ひとみ at 2010年07月19日 18:28
ひとみさん どうもです

ベトナムは中国の弟みたいな制度・習慣が歩くにですが、中国の関係は表面と違い腹の中ではこころよく思っていないようですわ。
まぁ、ポルポト時代のベトナムへのカンボジア侵攻に対する中国との軋轢や領土問題等色々とありますが、経済的には無視出来ない関係になりましたので難しいところです。
いずれにしましても中国の台頭は時代の趨勢ですね。
国の派遣の歴史がアジアに移ってきたと言うことでしょう。

日本も頑張らねば!

どうもでした。
Posted by 秀 at 2010年07月20日 07:19
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
にほんブログ村 海外生活ブログ ベトナム情報へ
にほんブログ村
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。