2010年11月19日

鰌(どじょう)鍋編

南部ベトナム人は競馬などギャンブルに行く前に、どじょう鍋を食べる習慣がありまして、

そこでよし! 次のレースに有り金を全部カケ〜よ! と言ったから
鰌(どじょう)さんは カーケオ(
cá kèo)と言う名前が付いた。 

また、北部の方では、あるおふくろさんが毎日毎日どじょう鍋ばかり作るので子供たちが飽きてしまい 「あ〜 今日もどじょうかぁ か〜ちゃん!」と言ったから
カーチャ(ック)(
cá trch)と名前が付けられた。 

と言うのは、へい、秀さんのいつもの詰まらないダジャレ風ウソです。ごめんなさい。

ホーチミンではカーケオ、ハノイではカーチャックと呼ばれているドジョウさんですが
メインの調理法はお鍋です。
 
本日、もうそろそろ仕事が終わろうかという時間帯に2名の事務員さんが、社長! きょうはどじょう鍋を食べたいで〜す なんてことをいきなりのたまうのあります。 

そこで秀さん、あなた達は どじょうしてそんな鍋が食べたいの? と聞きましたよ。へい、
臭いダジャレの第二弾もお許し下され。
 

ベトナム人は皆、どじょう鍋は大好きですよ と言われたのですが正直秀さん、どじょうはあまり好きではありません。
東京にもどじょう鍋(柳川鍋)の老舗がありますがどんな調理方法であれどじょう自体が好きではないので秀さんにとってはベトナムのどじょうさんも日本のどじょうさんもその 土壌 は違へど好きではないことにはかわりはありません。

もう臭いダジャレは止めろと言われますか? 

いや、止めません! へい  

さて、どじょうが嫌いな秀さんです。
そこで事務員さん達に・・・(安達祐実風)に、どうじょう食うなら金をくれ! 
と言いませんでした。度々スマソ。

しかし長い間食事にも連れて行ってないなぁ〜 と考え直しまして退社後嫌々ながらお二人さんに連れて行かれましたぞぃ。
どじょう鍋の店はあちらこちらにあるそうですが、向かった先は郷ひろみが歌手としてカンバックしたことから名前が付けられたゴーバックではなくGo Vap(ゴーバック)区にあるどじょう鍋と仔牛のローストが売りのお店でありました。 

お店に到着しまして、さっそく二人前のどじょう鍋が運ばれてきましたぞぃ。
沸騰したお鍋に生きたままのドジョウさんが投げ込まれる姿は残酷そのものでごわす。
ドジョウさんもさぞや熱いだろうなぁ と秀さんは悲しい目で見ておりましたよ。

あんたらはこんな残酷な料理がよく食べられるねぇ? 
と秀さんが皮肉を言ったところ・・・
 

魚だからしょうがない 人間に食べられる運命として生まれてきたんだもん 

と 魚が鰌だけにお二人は 同情 する気配は皆無ですわ。
 

しつこい臭いダジャレをかましながら哀れヌックマム(魚醤)を付けられたドジョウさん達は事務員さん達のお口に運ばれるのでありやした。
 
ビールを飲みながら二人がどじょうを食べる姿を見ておりましたら、いきなりの雷雨ですわ。
今年は少し乾季になるのが遅いような気がしますねぇ。
 

ピカ! ドド〜ン と雷さんと叩きつけるような雨の中、レストランの2階から大渋滞の中、家路に急ぐバイクの大群を眺めていた秀さんでごわす。
もう雨合羽が役に立つレベルではあり申さん。

いつもベトナムの人達を見て思うことですが、
こんな雷雨の中、雲霞の如く家路に急ぐバイクの集団、
そのバイクに乗っているひとり、ひとりに家族があり、人生があり、ドラマがあるのだなぁ 
と思う。
そして、なぜか 人間って良いなぁ 素晴らしいなぁ と思うのであります。 

そうして眺めていたら、どじょう鍋は1匹も残さずに空になっておりまして、仔牛のローストにイカ焼きにビール数本のお勘定締めて35万ドンを払ってお店を出たら既に雨は上がっており、事務員さん達に、明日も元気に生きましょう とお別れを言って家に戻って来ましたよ。  

こんな些細なことでも 生きているのは素晴らしいなぁ と思える自分自身に驚く秀さんでごわした。 

賢者の皆さまも 明日が良き一日となりますようにと 

お祈りして本日のどうしようもないどじょう鍋の話は終了です。

posted by 秀さん at 06:12| ハノイ 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | ベトナム食べ物編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
秀さん こんにちは。

「どじょう」と「土壌」と「同情」と、ちと苦しいですが、いつも笑わせて頂いております。日本では、鰌は、高級料理になってしまっており、めったにお目にかかれません。天然の鰌が棲めるところも減少してしまい、希少なものになったのか、需要が減ったのか。鰌ひとつでいろいろなことを考えます。私、埼玉の自然豊かに見える片田舎に住んでいるのですが、近所の鰌やは、「天然」と大きく看板に掲げつつ、実は輸入鰌を使用しているとの噂があります。

秀さんは、喫煙撲滅運動家の事務員の方々と一緒に食事する際、当然ながらタバコはガマンされていらっしゃるのでしょうね。愛煙家として鰌します。

Posted by るぼの at 2010年11月19日 11:17
るのぼさん どうもです

へぃ〜 臭いやつをかましてしまして申し訳ございません。

とお詫びしても・・・アホなダジャレ妄想が湧き出るこのノータリンの脳みそは処置なしでごわす。スマソ。

最近は開き直って目の前で吸っております。
が・・・文句言われ続けるのを耐え忍ばなければいけませんので 喫煙が きつい煙になっております。

コメントいつも有難うございます。



Posted by 秀 at 2010年11月19日 23:54
空港の喫煙室は外から観察してると面白いですね。

ガラス張りの喫煙室で煙が充満している小部屋で大概が大入り満員。

しかもほとんどの人が不機嫌そうな顔をしてるのはどういうことなんでしょうね。

なかにはちらほらとうら若き女性も負けずに気難しそうな顔して煙を吐き出していますね。おかしいですね。
Posted by オレンジ at 2010年11月20日 19:20
Cá kèoがどじょうだったとは!
何度か食べたことがあるのに知りませんでした。
いやあ、秀さんのブログはためになります。
Posted by さとし at 2010年11月21日 10:16
文字化けしちゃいました。
ゴメンなさい。
Ca keo(声調つき)です。
Posted by さとし at 2010年11月21日 10:18
オレンジさん
さとしさん

コメレス返すの忘れていました。
申し訳ございません ってもう2011年dす。
スマソ・・・


Posted by 秀 at 2011年03月07日 05:17
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