あるコラムニストが震災直後にラジオから聞こえてくる「アンパンマンのマーチ」と言う曲を聴いて思わず涙したそうである。
今、アニメソングとしてだけでなく大人もこの歌に感動している。ユーチューブの再生回数が何と1300万回にもなるそうです。
そこでその作者(作詞を担当)であるやなせたかし氏(92歳)にあるノンフクション・ライターの神田憲行氏がインタビューを申込みその時に書いた記事を一部抜粋したものが下記のものです。
以下転載開始・・・・・・・・・
「震災で被災地の悲惨な状況を見て心を痛めたり、原発事故で不安を感じたり、モヤモヤとした複雑な感情が入り交じっていたと思うんです。
その中でこの歌が、たとえいろいろなことがあっても人は生きて行かなくてはならないんだということを教えてくれました。
漠然とした生きる事への不安に対して、それで も生きていけと励ましてくれたのです」
人々を勇気づけるこの歌はどのように誕生したのか、どのような想いが込められているのか。
やなせ:「アンパンマン」を創作する際の僕の強い動機が、「正義とはなにか」ということです。
正義とは実は簡単なことなのです。
困っている人を助けること。ひもじい思いをしている人に、パンの一切れを差し出す行為を「正義」と呼ぶのです。
なにも相手の国にミサイルを撃ち込んだり、国家を転覆させようと大 きなことを企てる必要はありません。
アメリカにはアメリカの“正義”があり、フセインにはフセインの“正義”がある。アラブにも、イスラエルにもお互いの “正義”がある。
つまりこれらの“正義”は立場によって変わる。
でも困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す行為は、立場が変わっても国が違っても「正しいこと」には変わりません。
絶対的な正義なのです。
やなせ氏は第二次世界大戦では砲兵として中国に駐留していた。
大東亜共栄圏の美名のもと「正義の闘い」だと信じていたものが、戦後、侵略戦争だと知った。「天皇陛下万歳」と叫んでいた者たちが「民主主義」に走り去っていく姿も見た。
全ての正義が相対化されていくなかで、絶対的な正義とは何か考えて いって、突き当たったのが飢えに苦しんだ兵隊時代の記憶だった。
そこから「自分を食べさせて人を救う」ヒーローが生まれた。
やなせ:うん。だから正義って相手を倒すことじゃないんですよ。アンパンマンもバイキンマンを殺したりしないでしょ。だってバイキンマンにはバイキンマンなりの正義を持っているかも知れないから。
それに正義って、普通の人が行うものなんです。
政治家みたいな偉い人や強い人だけが行うものではない。
普通の人が目の前で溺れる子どもを見て思わず助けるために河に飛び込んでしまうような行為をいうのです。
ただし普通の人なので、助けに行って自分が代わりに 溺れ死んでしまうかも知れない。
それでも助けざるを得ない。
つまり、正義を行う人は自分が傷つくことも覚悟しなくてはいけない。
今で喩えると、原発事故に防護服を着て立ち向かっている人々がいます。自分たちが被爆する恐れがあるのに、事故をなんとかしなくてはという想いで放射能が満ちた施設に向かっていく。あれをもって、「正義」というのです。
怪獣を倒す スーパーヒーローではなく、怪獣との闘いで壊された街を復元しようと立ちあがる普通の人々がヒーローであり、正義なのです。
以上転載終了・・・・・・・・・・
現在92歳の漫画家ですが創作当初はさっぱり目が出なかったそうです。
哲学的なバックボーンをもった子供アニメの漫画家と言うのに秀さんは惹かれますわ。
正義なんて普段はおろか真剣に考えたことなど一度もない秀さんです。
大上段にこういった言葉の意味を考えること自体がテレくさいというか
昔の言葉でいえば・・・ダさぁ〜 でしょうか?
複雑怪奇なこの世の中ですもん、何が正義で何が不正義かなんて分かりません。
その定義の基準をスパッと端的な言葉で表現できるこの漫画家は立派な人物だと思いますねぇ。
昔秀さんがお世話になった方にIさんと言う方がおられます。その方は酔っ払いがベロベロになって溝に落ちそうになった時に自分の服が汚れるのも厭わずとっさに助けるような方でした。
普段、ベトナムでてれ〜んと怠惰な生活を送っている秀さん・・・
少しは世のため人のためになることも考えなければいけないのかなぁ なんて柄にもなく思ってしまいましたよ。
出来もしないことを言うなってか?
へい、スミマセン。
明日、ベトナムの路上に落ちているゴミの一つくらいは拾う程度のことしか出来ませんが、人生も残り1/3くらいしか残っていない秀さんですのでこれからの生き方ぐらい少し真剣に考えても良いかも? と思っている今日この頃でごわす。
では、本日はこの辺で失礼!
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