「○○さ〜ん 話あります。私」と文法やアクセントは少しおかしいが、K君は日本語が話せる。
K君は、落語のこぶ平を少し痩させた感じの顔立ちで、憎めない顔をしている。
そのK君が、「○○さ〜んと犬料理
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犬
いぬ
イヌ
・・・そう言えば昔、中国で犬の鍋は食べたことがある。
OK 日越
親善の為に一肌脱いでやるべぇ〜 と思い、「OK です。行きます。私」とK君と同じような話し言葉で返事。
夕刻、犬料理屋
に到着。
店名はキャンキャンではなくハイフォア。結構有名な所です とのHA部長の説明を聞きながら店内を見回す。
独特の
臭いが・・・これは後で判ったことだが魚醤ならぬ、エビ醤? どうもエビから作った塩辛みたいなタレ(名前は忘れた)の臭いだと判明。
この、エビ醤?の鼻をつんざく強烈な臭いの洗礼を受け、いざ着席。
出席番号
いちば〜ん!出てきました、犬のタタキ風?刺身風?のスライスされた犬肉。
この肉にエビ醤?を付けてH部長が一言、「いやぁ〜 1年ぶりに食べますが、やっぱり
ここの犬は最高っす!
ささ、○○さんもタンと召し上げれ!・・ワンワン・」の言葉に甘えたくも無いが、ひと箸つまんで食べたが
これが、・・・う〜ん・・・不味い。どう味わっても
不味い。
数品の犬料理を前にたたずむ私の脳裏に浮かんだのは、ホーチミンの食堂、あの魚の骨を食わない
の顔。
ひょっとしてこの肉はお前かぁ?
違うな、あいつはいつも美味い肉の部分しか食わない犬だから、あいつだったらもっとうまいはずだ。
多分、この犬は地方で飼われていた貧乏農家の犬に違いない。
その家の子供が泣きながら、なぁ おとう
、このポチを売るのは止めてけれや、なぁ おとう
、おら これから何でも言うことを聞くけ ポチを売るのだけは止めてけれ・・・、んだことはいまさら出来ねぇ、母ちゃんの病気の薬代が払えねえので、ポチを売るしか仕方があんめぇ おとうを恨むでねぇよ
、恨むんだったら貧乏を恨むべや と いつものように勝手な想像をするホーチミン生活だよりであります。
実際は、養殖、犬の養殖だそうです。
小さい時から食われる為に飼われる犬もいる。それに比べれば、ミトーの犬は貧乏でも100倍幸せかも。
嬉しそうな顔のH部長、犬肉にはこの
が良く合いますと勧められたのが、ヤモリの焼酎。ゲッコーなお味です とつまらない英語の洒落を言うゆとりも無く、一気飲みを強要され乾杯の連続。犬肉を喰らい、ヤモリ酒を飲み、まるで山賊
のような宴会は無事終了。
外に出た、雨。今晩食った犬のお母さんの涙か?食われた子犬はあの世で、将軍 綱吉に訴えているかも知れんが、これも日越親善、仕事の為、許せよ、いつか神社にお参りしてお前の供養はするからな 嘘こけ!![]()



