2011年11月08日

あれこれ・・・ひとり言編

昨今の金銭至上主義というか、行き過ぎた資本主義経済(新自由主義、グローバリズム)の風はあまりにも自己の(個人、会社)の利益追求の自由を強調するあまり世界的にも大きな格差社会を生んでいる。

急速に資本主義経済に飲み込まれているベトナムしかり・・・。

ベトナムに関わって10年が過ぎようとしてるが、この10年でベトナムは大きく変わった。

街を走る自家用自動車の急激な増加、外資流入による不動産・株を中心とする投機的気質のベトナム人の増加、都市・地方間の所得格差の増大、そして一番は、物価の急激な高騰があげられると思います。無論、インフレ経済が長く続くベトナムでは毎年モノの値段や家賃が上がるのは当たり前と言った感じです。

物価の高騰に連れて給与所得も比例して上昇している内はそれほど大きな問題にはならないかもしれませんが、その均衡が崩れて来た時には地方農家などの貧困層のベトナム人たちは一体どうするのかとアホの秀さんでも心配になります。

ベトナムは農業国です。輸出額トップの水産物を除き、農産物としては米、コーヒー、ゴム、茶、トウモロコシ、砂糖キビ、胡椒、カシュナッツなどが主要な物ですが、それら農業に従事するベトナム人たち(農家)の年収は決して大きくはありません。

昔の日本の農家のように農業するより都会に出て会社勤めをした方が良いわ! なんて思う若者の増加はベトナムでも同じですわ。

ベトナムでは日本に比べ生産者価格と市場価格の差が大きい。
間に中間業者(役所であったり、仲買商社や各地方のバイヤー)が数階層介在するからです。
農産物を作ってもそれが最終消費者へ渡るまでには、加工、包装、輸送など人的・物的サービスや設備が必要でそれなりの資本力が必要とされますので、お金のない農民がそれらを行うことは不可能でどうしても中間に介在するお金持ちに多くを搾取されるのであります。

ネットで産地直送なんてことはベトナムの農家をみている限り数十年は無理そうですので、日々畑に出ての農作業を行い言われるままの価格でそれらの農産物を売っている限り豊かさとは縁遠い生活でなかろうかと思うのであります。

一方、都市部は物で溢れ(当然、贅沢品は海外から)かえり、平均年齢の若い国、ベトナムの消費者の購買意欲を殊更に刺激します。

それが日本のバブル期のように加速したせいか・・・

ベトナムでは高価なモノを持っている者が エライ! みたいなアホ風潮が出来つつあります。
若いベトナム人の間では、誰それはiPhoneを持っている、べスパのバイクに乗っている、

だから・・・彼(彼女)は 凄い なんて意味のない会話が日常茶飯事で交わされています。


ベトナムのように資本主義経済の歴史が短い(戦前は除く)、世界的にみてもまだ所得水準の低い国で都市部のベトナム人のように一気に拝金主義が進むと無慈悲な社会が出来上がるのではないか

と今の日本を顧みて深く憂慮している秀さんがいます。
今、中国本土で起きている“二度轢き”事件問題なども、この表れ?でしょう。

さて、ベトナムの農産物と言っても、今や国際的な市場取引価格の影響を大きく受けるようになっています。

これもひとつのグローバリズムの表れでしょうねぇ。
秀さんはこのグローバリズムといういっけん響きが良さそうに聞こえる言葉が大嫌いです。

そのグローバルリズムを信奉してる人たちのことをグローバリストと言います。


そのグローバリズムの一環(最終ステージ?)として、今日本ではTPP問題で大きく揺れています。


非常に残念なことに・・・ベトナムもTPP参加を決めてしまいました。

TPPが目的とするのは、「関税の撤廃」などではなく、「非関税障壁」の破壊です。

国民新党の亀井静香議員は、「TPPに加盟すれば、国民は集団自殺させられる」と言っています。

これは正しいの一言に尽きます。
TPP参加を支持している連中は売国奴だとアホの秀さんは極言します。

原発を推進し、TPP加盟を実現したいと考えている経団連も同様。
日本経済の屋台骨を支えていると言われる経団連を代表する企業は、ほとんどが外資に株式を押さえられており本質はすでに日本の企業とは言えないですわ。

現在の経済連の会長は住友化学の社長の米倉弘昌のおっさんですが、
住友化学は、死の農業支配会社(秀さん評)米モンサント社と長期的協力関係を結んだ会社です。
TPPに加盟するということは、農業分野だけでなく様々な分野で日本が独自に決められることが何もなくなるということ。
日本以上にアメリカ隷属の韓国がアメリカと先ほど米韓自由貿易協定(FTA)を締結しましたが、
その内容の酷さに現在韓国では大きな大問題となっておりストやデモが多発しています。

TPPしかり、それは、国家の主権を売り渡してしまう、国民を守る盾は、すべて取り払われてしまうということ。

ベトナムと違い・・・
日本は自国の農業だけで国民を養うことができない国に成り下がってしまいました。

グローバリズムというものは最終的には国そのものの存在を否定するところまで行く危険性を孕んでいます。
食料とエネルギーは国家主権の要。何が何でも100%自給できるようにするべきです。

過去の歴史をみれば分かるように・・・
十分食べることが出来なければ、いずれは戦争に駆りだされる。

生まれ育ててもらった国、日本、縁あって現在仕事(生活)をさせてもらっている国、ベトナム、
その両国がグローバリズムの甘い響きの毒牙に犯されることなくに素晴らしい国(秀さんにとってか?)のままであって欲しいと、深い憂慮を感じながらも切望しております。


今は亡き両親の過去の言葉に、

秀よ! 嘘をつかずにまじめにこつこつと働きなさい! と言う言葉はありましたが、 
お金を儲けなさい! や お金持ちになりなさい! と言う言葉は無かったですわ。

それにひきかえ、より大きな儲け! だけを目標に会社経営に一喜一憂していた過去の秀さんの生き方は100%正しかったのだ! とは現在では言えない自分がいます。


生活する(食べる)ために今の世の中ではある程度のお金は必要ですね。

お金は生活するためのツールとして重要で必要なものなのですが・・・

現代の人間はそのお金そのもののために生きて行くように誰かに洗脳されてしまったのかも知れませんねぇ。





本日は、何かなぁ? やけにかたい話になってしまいました。お許し下され!


posted by 秀さん at 02:48| ハノイ 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | ベトナム生き方編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
秀さん

おはようございます。

世界的に繰り広げられている「目的と手段のはき違えによるとんでもない事態の連続」の様相。誠に秀さんのおっしゃる通りだと感じます。

経済も科学も化学も政治も芸術も、本来は人間の幸せのためにあるものですが、いつの間にかそれに支配されて、目的化してしまう。本末転倒こそ間違いの元だと思います。

特に顕著なのが経済=お金の問題でしょう。
秀さんのご指摘どおり、お金はちょどよくあれば良いと、自分に当てはめてみて加齢や会社内組織的担当業務内容によるお給料の減少に直面している昨今、しみじみ思いますぞい。

日本では、オリンパスの巨額不正が発覚し、監査法人、主幹証券会社なども巻き込んで、日本企業そのものの信頼性まで問われる事態になっています。「何のため」という根本命題の捉え方がおかしいために、結果として間違いっぱなしになるということではないでしょうか。

結局、お金や地位・名誉に幸せを求めて仮にそれらを掴めたとしても、死んで持って逝けるものなど何もないし、それらによって却って不幸になることを考えるとき、もっと本質を観て生きようと自戒しております。何者にも奪われない、なくならない、財宝を自分自身の中に蓄えようと思う所以です。


心豊かに生きたいです。


Posted by るぼの at 2011年11月09日 10:15
るのぼさん どうもです。

こころ豊かに生きたい 

この言葉どりに人生送れれば最高ですね。
日々の何気ない生活が後からみると幸せだったと気づくのでしょうが・・・

浅はかな人間という生き物は欲を追い求めてしまう。

自己の反省を含めて・・・

懐貧しくても、心豊かに!

頑張ります。へい



Posted by 秀 at 2011年11月11日 10:51
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