一つは明治時代、もう一つは平成の今年のものです。
@ 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」
A 「自分が納得することが価値ある生き方を決めるわけで、人気取りで自分自身を失うのなら、まだ人は孤独でいたほうが本当は幸せなのではないか。」
上記の2つの短い文章を読んで皆さま、どう思われますか?
秀さんが思うに真逆とは言いませんが、人との関係をうまく維持して行きたいとの思いをベースに、状況に応じて自分の立ち位置を定める内容と人の意見胃左右されることなく唯我独尊、自分の考えを真っ直ぐに進みたいという内容の対比、明治時代と平成、何か妙に考えさせられる2つの文章ですわ。
言いかえるなら、年寄と現代の若者の考え方の違いと言えば大げさでしょうか?
明治時代何てTVもなければインターネットもない時代ですので、日々の生活の中でどうしても人と交わることを通じてしか様々な情報やモノの取得が出来なかった時代とインターネットがさればパソコンや情報端末機をを使ってあらゆる情報は取得でき、電話やクリック一つで大半のものが家に届けられ別段外に出なくても不自由を感じない今の時代との差もあるでしょう。
年寄りは人に会えば、知らない人にさえも 「おはようございます」、「良い天気ですね」、「どこかへお出かけですか?」なんて挨拶代りの言葉を発します。
秀さんが接する若い人の中には、挨拶なんて一切無し、いきなり自分の要件や話を切り出す方も多く、まぁ、そうあわてなさんな と言う思いで話を聞くことも多いです。
情報が人と人との交流を通じて得られるという考え方は古く、今はネットで様々な情報がごろごろしていますのでまるで自分が情報博士になったかのように思う方も多い。
今回の衆議院選挙ではありませんが、ネットでの調査と新聞やTVでの調査では全く支持する政党が違っていたということがありました。
結果は、大手マスコミの報道するとおり自民公明の圧勝でしたわ。
高齢化した日本社会においては、まだまだネットなどで交わされる内容が実際には機能していない、と言うか、家に引きこもって情報バカになっている若者が実際に投票所に足を向けていないということが投票率から判明しています。
0と1を組み合わせたデジタル信号の集まりが画像や文字になってディスプレイ上に表示されあたかもそれらが世の中の真相を映し出していると思っている若い方も少なくないのでしょう。しかし、実際の人間の行動は様々な人とのしがらみの中で決められるものでありまして、損得はもとより義理や人情、好き嫌い、お付き合いの関係など様々な要素によって人間の行動は影響を受けるものだと思いますねぇ。
誰しも理想はあります。自分と同じ考え方ばかりだったら問題は起きませんわな。
実際は、政治にしろ、経済活動にしろ、日々の生活にしろ様々な考え方の人がいる中で行われています。ある現象が、ある人(会社)に良ければある人には良くないなんてことはこの世の中ではしょっちゅうあります。
それぞれの違う考えの人間の集団を上手くまとめていくことは並大抵ではなく、過去さまざまな政治統治体制が試みられましたが、いずれも100点満点どころか50点も取れないものばかりです。
人間って強いようで弱い、逆も真なりで弱いようで強い・・・
最初の2つの文章の戻りますが、
自分が納得することが価値ある生き方を決めるわけで、人気取りで自分自身を失うのなら、まだ人は孤独でいたほうが本当は幸せなのではないか。
と言う考え方を貫きとおす程強い意志と実行力を複雑な人間社会の中では維持することが難しいから・・・
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくいと夏漱石も嘆いているのでしょう。
この2つの文章は人間社会の複雑さを別々の考え方で表しているようで、実際にはとても近似性をもった文章ではないかと、アホの秀さんが自己流で勝手に考えてみました。
本日は、アホが生意気にも難しいことを書いてしまいました。
次回からは、また臭い親父ギャグ満載のブログにしま〜す。
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- いつの間にか夏になっとるやん編


そうですね。私が言うのもなんなんですが。
どうすればベトナムでも
日本でもうまく生きられるのかが
混迷しているこのごろです。
バンコクの暮らしにも少しは慣れましたでしょうか?
国は違えど同じ海外生活、色々ありますが気楽に行きましょう!
秀
混迷・・・ですと!
なあ〜に、悩むことなんぞありゃしませんって!
どんなことがあっても命まで取られるわけでもなし、どんなことをしてでも最低限おまんまは食べられますのでご安心下さいな。
悩み疲れたら・・・また遊びにいらっしゃい、ホーチミンへ。
秀