この猫はにほとほと参ってしまいやした編

愚息夫婦が急用で息子の嫁の田舎に急きょ帰省することになりまして、贅沢肥満猫のチーをまたまた預かることになり申した。

前回の大騒ぎは下記の　猫の気持ちは分からん編　をご覧くださいな。

http://vn-hochiminh.seesaa.net/article/321143108.html

 今回は前回の子猫時代と比べもう大人になったチー様ですので大騒ぎはなかろうとかと思っておりましたわ。
猫カゴ（要はハンドキャリー用のペット入れるバッグ）に入れられた王女チー様ともう一つバッグが・・・中にはキャットフードにシャンプー？、猫の遊び道具各種、その他何に使うのかよく分からんモノが数種類が入っておりましたわ。

秀さんがガキん子の頃に家で飼っていた猫に比べるとまるで王侯貴族のような御身分ですわ、ったく。

今回は大人しくしているだろうと思いきや、こ奴め、またもや大騒ぎをしでかしてくれましたわ。連れて来られた初日は、定番の屋上に上がる階段の一番上にいることを確認した秀さん、ふう〜ん、こ奴にはこの場所が定位置なのかと朝出社する前に確認して家を出ましたぞぃ。

今回は家の住人どもには何も言わずに出たのですが・・・

仕事が終わって家に帰ったらいつもの定位置にはおらず、これまた全階探すがどこにもいない。嫌な悪夢が呼びさまされましたぞぃ。


部屋にいたN君に猫見なかった？　と聞くと・・・いえ、見せんでしたが・・・と。

３０分以上かけて全ての部屋を探すがチー様は忽然と消えました。

ホーチミンに戻ってきた息子の嫁に、チー様は引田天巧は古いか？、それじゃ、プリセンス天巧のマジックで忽然と消えてしましたよ・・・と言えるはずもなく、部屋の中、外で何度声をかけても返事はなし、こりゃ外に出て知らない道で迷い１００％行方不明は確実だわと心底意気消沈して自分の部屋に戻りましたよ。

帰って来るかもしれないと思い玄関のドアを開けて待っておりましたがその気配は無し。愚息の嫁にどう話そうかと・・・頭混乱してふて寝しておりました。

すると・・・帰宅したN君から、秀さん、猫、多分家の中に居ると思うのですが・・・と。

いや、方々探したけどいなかったよと言いますと、僕の部屋のTシャツに猫の足跡があるのですわ。

出かける前はなかったので多分家の中にいると思いますと・・・。

 
？？？いったいどこよ・・・と再度探すがいやしません。

Ｎ君にやっぱ居ないわと言うと、いや間違いなくいると思うと言う・・・。

 じゃ、いったいどこよ、君の部屋の洋服ダンスの上か？　いやそこは見ましたと・・・。

声をかけるが返事はないし・・・。

やっぱ君の勘違いだよと出て行こうと思ったのですが、どこからも入れそうにないベッドのマットレスの下を念のために見てみようかと言うことになり、重いマットレスを二人がかりで外し、天板をめくると何やら音が・・・。

天板を全て外すと、黒い塊が飛び出して来やしたわ。

いったいどうしてここに入れるの・・・と二人の唖然とした姿は間抜けそのものですがな。

て、テメー、、この野郎・・・、こ、こ、このばか者がぁ〜と声をかける間もなくチーは階段を駆け上がり例の屋上への上り口の階段へ・・・


もうこ奴とは金輪際、関わりたくないと思ったのは秀さんだけでなくＮ君も・・・

アメリカのデフォルト騒ぎじゃあるまいに、2度も3度も・・・いい加減にせんか！


と・・・言ってもどこ吹く風のチーさまでござった。

 

終わり・・・。

PS:今はすっかり秀さんになついておりやす。

キャットフーズが美味しくないのか食べずに生のエビでもくれにゃ〜　と付きまとっていますが、あ〜た、ここは愚息の家とはちゃうわい！

生のエビなんぞありませんぞぃ。

キャットフーズが嫌ならそのまま空腹でおるが良い・・・と無視しておりやす。