2014年10月26日

ベトナム景気も衰退気味編

最近ベトナム人から良く聞く言葉は・・・経済(景気)悪いです という言葉ですわ。
4〜5年前までのベトナムは不動産バブル的な景気の良さがあったのですが、政府が不動産関係の銀行貸し出し規制を実施したあたりから景気も減速しているようです。

求人広告を出しても以前だとそれほど応募もなかったのが現在では結構な応募者があります。
ベトナムの企業の倒産件数も急速に増加しており以前に比べれば経済成長率も大きく後退しております。

ベトナムと言う国は本来は農業国です。輸出品目は米、コーヒー、ゴム、カシューナッツ、胡椒や水産物が以前の出品目の主流だったのですが、ドイモイ政策により外資の進出が進み工業製品の輸出額も貿易統計上は大幅に伸びてはいますがいわゆる外資による輸出加工品中心の輸出ですのでベトナムが高度技術立国になったわけでもなく雇用増大や工業用土地(不動産)、建築などの分野での貢献はありますが国内の経済基盤強化にはそれほど寄与しているとは思えません。
ベトナム庶民は外資があろうがなかろうがあまり関係ないないのが実態ではないでしょうかねぇ。

秀さんが思うに・・・外資が全て撤退したら今のベトナムは元の農業国に戻ることでしょう。
日本のように100年も前から戦艦や戦闘機等を作る技術があった国ではありません。
今でもベトナム企業だけでは車のエンジンひとつ作れない国ですもん。
多くの若者が田舎から都会に出てサラリーマンや工場労働者になって田舎は年寄りばかりが儲からない農業をしているという現実は過去の日本がたどった道と同ですね。

本来の農業国にもどることが決して悪いことだとは秀さんは思いません。
かえってその方が今の日本及び先進国の現状をみていると良いのかもしれません。
少なくとも家族や村の共同体意識が破壊されない内は・・・。

今、世界中で景気の減退が続いており地球全体がシュリンクしたような感じです。
これまたどの国も同じですが、政治家やお役人さんは景気の良し悪しに関係なく税金使い放題、給与は上げ放題と庶民のことなど考えず好き勝手やっております。
ベトナムは共産国ですので政治家や公務員の給与は低く抑えられてはおりますが・・・・しかし
あ〜た、黄金の御まんじゅう制度と言う立派な?システムが網の目のように張り巡らされておりまして結果的には他の国と同じかもっと質が悪いですわ。

経済とはもともとは、経国救民、経世済民=国(世)を治めて民を救済するという意味から来た言葉ですが
情けないかな本来の語源とは逆を行っております。

封建主義、帝国主義、資本主義、共産主義・・・・どんな統治システムであれ利己的な考え方の人間が統治し庶民の生活を犠牲にするシステムは必ず崩壊する運命にあります。

かといってわれわれ皆が ブータン国のような生き方が出来るかと言えば考えてしまいますねぇ。

経済=お金 に振り回されない生き方を一人一人が模索しなければならない時代に差し掛かっているのかも知れません。



以上 アホの日曜日のつぶやきでした。じゃん、じゃん


posted by 秀さん at 10:15| ハノイ | Comment(2) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです
お元気ですか
ふ〜んベトナム景気悪いですか
日本の報道とは全く逆ですね
中国はご存知の通り、インド、フィリピンは危ない、残るはインドネシアとベトナムで物価、人件費を考えると圧倒的にべトナムに熱い視線が注がれているらしいです
 
Posted by ニバン at 2014年11月01日 18:22
ニバンさん

コメント見落とししていました。
スミマセン。

いつもコメント有難うございます。



Posted by 秀 at 2014年11月16日 19:53
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