2007年08月26日

苦い想い出編

ベトナム暮らしを初めてそこそこの月日が経った。
自宅でパソコンを前に、ふと、亡き妻に悲しい思いをさせたことを思い出した。

それは、今から15年以上前の話、
亡き妻ががある朝、突然、秀さんを前に深刻な顔で別れて下さいと切り出した。
何!!
一体全体、どうしたというのだ女房どの。ま・まぁ落ち着き召されよ。

おとうさん、 ハイ。 

何か心当たりは無いですか? 
という女房どのの言葉に、心当たりが有り過ぎて戸惑う秀さんの姿。

畳み掛けるように今回の出張で何かやましいことはありませんでしたか? と刺すような視線の妻、女房、おかあちゃん、奥方、家内 姫 般若 夜叉 阿修羅。
そ・そちは一体何のことを申しておるのじゃ。予にはさっぱり分かりもうさんぞ。
ちと、冷静になって申してみよ。

ならばお聞き致しますが・・・昨日、あなた様の背広のポケットを整理しておりました所、女の人の文字でなにやらか寂しいとか、帰るとか書いた手紙が前胸のポケットから出て参りましたが、これ如何に? 
ほほ〜う、なにぃ 恋文が出て来たと申すか?
まずは、落ち着くのじゃ 女房どの。
男というものは、日々仕事に励んでおると飲みに行く付き合いも多い。
多分、クラブのおねえちゃんが自らの仕事の営業の為に、予に偽りの恋文を書き、知らず知らずの内にポケットに入れたに相違ない。
おお そうじゃ、そうに違いない! 多分、○○の店の娘に違いない!
馬鹿なおなごよのう。
ま、まぁ、そういう訳でござるから、そちが心配する事は何もありはしないのだ。

安心するがよいぞ。
では、予はこれから会社に行かねばならんのでな。これにて、御免!
お待ちくだされ、秀どの!!!
なにぃ まだ話があると申すか? たかが、飲み屋のおねえちゃんの営業手紙に惑わされるでないぞ、姫よ。
では、お聞きいたしますが、この手紙の右端にあるマークは何でしょうか?
ん、どれどれ、・・・・・
そこには秀さんがよく出張で宿泊していた新宿プリンスホテルの部屋に備え付けてある便箋にプリンスホテルのマークがくっきり。

そして、その便箋にはこうか書かれてあった。
・・○○くぅ〜ん(秀さんのこと) お酒の飲み過ぎて寝てしまったのね、
○○ちゃんはは寂しい、いくら起こしても起きないので、○○ちゃんは先にかえるね・・
じゃ、またね バイバイ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高鳴る心臓、駆け巡る言い訳の言葉、しかし、有効な答えはどこにもない、
マトリックス リローデッド状態、
迫る危機・・・・突き刺さる視線、
流れ落ちる冷や汗、断末魔のあがき、何か言わないと・・・・ああ ぁぁ ・・・・
ゴルゴ13 た す け て・・・

10分後には、玄関先で土下座をする秀さんの姿が・・・、

その手紙は、それから我が息子にも公表され、その後何年にも渡り何かに付けて女房殿の洋服やアクセサリーを買う時の強請りのネタとして使われ、一生女房殿の強い味方となり続けたのであった。

予が、泥酔したがため 一生の不覚であった。
世の殿方、気をつけめされよ!
くれぐれも、アホなおなごとつきおうてはいかんぞよ。

でも、天国のおかあちゃんよ、ごめんな!
posted by 秀さん at 00:28| ハノイ ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 越南時代劇編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
めっちゃ面白い。よくある話とは思いつつ笑っちゃいました。ホントに殿方って仕方がない生き物なのですね。
Posted by M.O at 2007年08月27日 08:48
・・・・・。沈黙。
Posted by 秀 at 2007年09月10日 01:17
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
にほんブログ村 海外生活ブログ ベトナム情報へ
にほんブログ村
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。