2007年09月06日

背オム(xe om)タクシー編

お客さんが来越された時にはバイク通勤を止め、タクシーか背オムタクシー(バイクタクシー)で事務所まで出勤となる。
ホーチミンの大渋滞&危険極まりない道路の中をまさかバイクに乗せる訳にも行かないので、もっぱら接客がある時はタクシー利用となる。
ヒデさんの住んでいる場所は、かなり中心地より離れている関係で、早朝にはタクシーは捕まり難い。そこで、仕方無しに汗臭いおっさんのバイクの後ろに乗って出勤となるのである。
料金は距離によって違うがヒデさんの家から事務所まではおよそ2万ドン(150円程度)である。
いつも、いつも、い〜つも、思うのであるが、何故にうら若き乙女の運転する背オムタクシーが無いのか!
あれば毎日のように利用するのであるが・・・。
まぁ、、格好を非常に気にする若いベトナム人女性が誰もやりたがらんことは容易に想像できるが。
でも、たまに女性タクシーの運転手さんはいます。(おばハンばかりですが・・)
背オムのおっちゃんの後ろシートに乗りながら、こう考えた・・・このおっちゃんの売上は一体、1日どの位あるのだろうか? と。
仮に1回150円として、1日10回乗せれば1日1500円、月に45000円。45000円はベトナムでは、まぁそこそこの金額なので、実質は良くて1日3回、休み無く働いて月に1万〜1万3千円位が妥当な線ではなかろうか。
これじゃ、ホーチミンでは到底満足な生活は出来ないので、嫁さんも働かなければならないのは必至。
しかしである、嫁さんのいる奴は稼ぎが悪いどうのこうのと嫁さんに愚痴愚痴言われて辛いが、独身の者は案外気楽でいいのかも知れない。
日なが、路上にバイクを止め、半分昼寝しながら客を待って1日3回程度客を乗せれば最低喰うだけの生活は出来る。やれうるさい上司もおらず、気ままにやれるいわば自由業そのもの。
元手はバイク1台。シンプルis ベスト。乞食と坊主は3日やったらやめられないとよく言うが、背オムタクシー稼業も案外捨てたもんではないのかも・・・。
しかし、この背オムタクシーも1区の中心地で、社長さ〜ん おんなどう?なんて日本語で声を掛けてくる奴はトンでもない悪徳背オムなので要注意である。
中には、日本のお客さんからお礼の手紙を沢山貰った優良背オムタクシーですと、怪しげな日本語の手紙の束を見せて信用させようとする輩もいるが、これも同様の悪徳背オムである。
大体、ベトナム語も良くわからない日本人観光客が背オムタクシーに乗って、ましてお礼状を書くなんてことがあるかぁ!
良く考えれば判ることなのだが、そのにせの手紙を結構信用してぼったくられる観光客がいるからこれまた面白い、いや訂正、観光客の人には何とも迷惑な話である。
世界どこでも安全と勘違いしている日本人のノー天気さは、悪徳背オムのおっさんからみれば絶好のカモである。
背オムより更に性質が悪いのが、中心地のシクロー(xich-lo)の運転手達である。
中には2〜3km走って50ドルなんて法外な値段を吹っかけてくる奴もいるので、観光客の皆さんは決してキチンとした旅行会社契約の観光シクロー以外は決して乗らないようにご注意下さい。
もともと、xeとは=動くモノ・乗り物を表す言葉で
語源はフランス語から来たらしい。xe oto(xe hoi)は自動車、xe dapは自転車、
何と!xe HONDAはバイクを表します。ヤマハのバイクに乗っていてもバイクはHONDA。わが国が誇る、HONDAの創業者、故本田宗一郎にベトナムから敬意を込めてそうなった訳でもないと思うが、昔100%日本製のホンダのバイクはベトナム人の憧れの的、また故障が少なく性能が良かったのでそのままバイクの名詞になってしまったのかも知れない。
ベトナムではバイク無しの生活は考えられない位、バイクは貴重なモノであります。
ヘルメットを着けずに夕方、幾分涼しくなった市内を風を切って走る爽快感は結構良いものですぞ。一度はご体験してみて下さいな!

最後にいつもの1言。

渋滞のバイク通勤、うら若き乙女同乗ならば苦にならず。(へたくそ!)
posted by 秀さん at 00:00| ハノイ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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