2007年10月01日

ホーチミンホテル事情編

ホーチミンにはファイブスターから場末の連れ込みホテルまで様々なホテルがある。

先日、ある有名なファイブスターのホテルの日本担当マネージャーさんがわざわざ秀さんの会社の事務所まで訪ねて来た。
こんな小さな駐在事務所に来られてもファイブスターホテルにフルフェアで泊まるお客さんはまずいませんよと断わっても良かったのだが、秀さんは一所懸命営業している人がなぜか好きで決して電話でお断りはせずに必ず会うようにしている。

そこでお会いして最近のホーチミンのホテル事情をおき聞きいたしやした。昨年までと違い、ここ1年ホーチミン市の高級ホテルはどこも好況で需要と供給のバランスで言えば、供給不足気味だそうである。
当然価格も上がっており、コーポレート価格でもそのホテルでは1泊160ドル以上だとのこと。
ハイアットやシェラトンは200ドル以上でしょう、またベストシーズンの12月からは更に上がるかも?・・・とお話されておりました。

当然ツアーで泊まる価格は別の次元の話。
実際、ツアーのお客さんは航空会社やホテルにとっては、本音を言えばありがた迷惑な客なのである。

しかし今後もビジネス利用のフルフェアで利用する客が増えると、ツアーでの高級ホテル泊の料金も上がることは間違いない。

今が最後のチャンスですぞ、いざ来たれベトナムへ!秀さんにお土産を持って・・・・

秀さんはこれでも、今まで世界中のホテルを仕事や観光で結構利用して来たのでこの価格が決して高くはないと判るのであるが・・・

しかし、しかしである・・・ここはベトナムですぞぃ!

世界的に見てもこの物価の安いこの国で1泊最低160ドルである。あぁ〜驚いたばい。

しかし話を聞いてもっと驚いたのが・・・
インド

幼い時に数字の10を数える時に読んだ・・・

イ・ン・ド・じ・ん・の・く・ろ・ん・ぼ・(今はこんな言葉は差別語でNG)のインドである。

経済成長著しいと秀さんも知っていたが、ファイブスターホテルで、今は1泊400ドルから500ドルしますと聞いて思わずチョーイ オーィ!とベトナム語で言うほどぶったまげた。
ニューヨークでの話では無い、インドでの話である。

インドは従来からのIT産業の活況に加え、最近は医療分野でも世界の注目を集めており、高額な医療手術を料金の安いインドで行う欧米人も数多く、その医療レベルも先進国と遜色ないほど高度である。
さすが!ゼロの概念を考え出した国のことはあるわぃ と秀さんも感心しているが・・・
それにしてもインドの平均賃金から考えると・・・1泊500ドルは数ヶ月分の給料である。

いやはや、世界の経済は目まぐるしく動いていることをベトナムの地においても実感した。

秀さんが、ガキの頃、おやじが会社の出張で飛行機に乗って海外に行ったことがある。そのおやじが自慢顔で話すのを聞いた記憶があるが、当時国内の飛行機に乗っても自慢出来た頃の日本であるのでまぁ分らんこともないが・・・。

今の日本で飛行機に乗ったと自慢すれば・・・多分、精神病院行きは間違いない。

しかしベトナムではまだ飛行機に乗ったことの無い人も多く、田舎では1度でも乗ると近所に自慢できるのである。

逆に日本ではベトナム唯一の鉄道、ベトナム統一鉄道に乗ってホーチミンからハノイまで行ったと話をすれば、そのあまりの過酷さによくぞ長時間耐えましたねぇ とある意味で尊敬される。

それだけ今の日本人は忍耐力が無くなって来た証拠かも知れない。
電化製品が掃除・洗濯・料理を簡単にし、飛行機や新幹線が移動時間を短縮し、携帯電話やインターネットが情報の瞬時移動を可能にした。便利と言えば、便利なのであるが・・・

ベトナムに住んでいると、果たしてそれが良いことなのか?考えさせられてしまう。
こまねずみのように目まぐるしく動き回り働いて家族とゆっくり過ごす時間も無い日本人は経済的な意味を除いて、真に裕福と言えるのか?と疑問を感じる今日この頃である。

人の幸せの価値観は国や年齢や個人の考え方によって当然それぞれ違うが・・・
最近は、ベトナム人の方が日本人よりは心の面では裕福なのではないかと思うときもある。

アホな頭で時々考えるのだが・・・

人間ってなんじゃろぅ?って
神が創ったとは思わないが・・・我々人間は何故にこの地球上で生きているのか・・・

長い宇宙の歴史から見れば・・・ほんのわずかな時間を生きて死んでゆく我々人間

死んだらどこ行くのか?・・・また行かないのか?・・・

考え出すとわからない事ばかりである。
お釈迦様は、人間の欲を全て捨て去って、悟りの境地を開いた者のみが、本当の真理に目覚め本当の喜びを知ることができるとおっしゃるが、欲のかたまりが人間であり、その欲なしには人間は頑張らないのである。良い意味で欲があるから経済も発展するのである。
共産主義はその考え方や教義は本来立派なものであるが・・・実際は人間の欲のせいで挫折し失敗に終わっているのが現実である。
ベトナムや中国はもう共産主意とは言えないのが実態である。

秀さんのアホな頭で難しいこと考えるな! てか?
そりゃ、その通りですばい。
明日の昼飯のことでも考えるようにいたしやす。
おやすみなさい。


最後に一言。

昔秀さんが21歳の時にはある事情があり、亡き母と長崎県島原の山奥にあるお寺で今で言う霊視能力?のある坊さんに会ったことがある。
当時、秀さんは大学生でそんなアホなことあるかいと思っていたが、知人からその坊主の話を聞き藁をもすがる思いの母の為に仕方無しに母と一緒に険しい山道を車で上った次第である。

しかしである。何と!80歳位の爺様の坊さんは見事に母の抱える問題を解決したのみならず、疑い深い目で坊さんをみていた秀さんの将来も予言したのである。

その予言は今考えると全て当たっていたから驚きである。

もともとガキの頃からそのような能力があり、その後厳しい修行を行いその能力を更に高めたと話を聞いた。しかし、己の欲の為にその能力を使おうとするどういう訳が効果がないと笑いながら話しておった。

この話は全て真実であるが・・・
そうこの世の中、我々のわからないことばかりである。
今、そういうことを信じるかと?聞かれれば・・・ん〜・・・半分半分であるが、実際に経験した事実には逆らえない。

アホな秀さんも時間が出来たら今度インドにでも行って偉い坊さんの下で修行でもすっかぁなぁ?

でも、1泊500ドルは死んでも払えんわぃ!!!


posted by 秀さん at 00:00| ハノイ | Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナム物価編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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