2007年10月03日

ホーチミンの百円?ショップ編

本日、本社の社長ととスカイプ中ブログの話しになり、たとえ冗談でも貧乏貧乏と度々ブログに書かないで下さいな、会社が給料払ってないと思われるでしょうとお叱りのお言葉を頂きやした。
社長殿 すみませんどす。

ここで改めて賢い読者の皆様に申し上げます。
秀さんも一応日本の会社の駐在事務所の所長ですのでそれなりの給料はしっかり貰っておりますし海外駐在保険等も全て加入しておりますのでご心配なきよう。

しか〜し、秀さん大好き大好きで堪らずどうしても多額の寄付をしたいという心優しい人がいれば決して拒むものではございませんぞ!

さて、本日は何の話をしましょうか?そうですね、先週の日曜日のお話を・・・
ベトナムの日本人の友人Sさんから、最近ナムキーコイギー通りに日本で言う、100円ショップが出来たと聞き ふ〜ん、どんなもんかいなと行ってみた。

ナムキーコイギー通りは、空港から市内の中心地に向う幹線道路ですので観光客の皆様もよく通る道で日系ホテルのオムニ・サイゴンが道の途中にあります。
その道を中心地に向って直進するとベトナムで唯一の鉄道(統一鉄道)の線路が見えて来ます。その線路を越えて直ぐ右の所に店舗はありました。店名は、ジャパニーズショップ ハチハチ。蜂のマークのロゴがある。何で?ジャパニーズショップなのかよう分らんが・・・店に入ると 
いらっしゃいましぇ〜 と少しヘンな日本語で挨拶があった。

客のほとんどはベトナム人であるのに・・・どのようなコンセプトで日本語で挨拶なのか更に分らんが・・・。
店内の商品は日本の百円シュップのコンビニ版のような感じでそれ程品揃えが豊富な訳でもない。別段買う物も無いのであったが、まぁ開店祝いの意味で風呂場に置く髭そり用に鏡とドライバーを買った。会計は1品2万5千ドン計5万ドン。

何じゃぃ、100円ショップでなく、2万5千ドン(約190円)ショップであった。
ジャパニーズショップとうたっているが、商品の大半は中国製である。
誰が経営しているのか分らないが・・・それ程長続きするようには思えなかった。

最近はホーチミンでも、日本の大手チェーンは無いがベトナム資本のコンビニがボチボチ出来て来た。内容は駅のキオスク程度の種類の品揃えであり客も余り入っていないようである。

今後も日本の店を真似た様々な店が出来るであろうが、綿密なマーケティング手法や計画的な経営戦略の考え方も無しに形だけを真似て作っても失敗するのではなかろうかと秀さんはいらん心配をするのである。

どうもベトナム人は出たとこ勝負みたいな感じで、余り深く考えもせずに出店して、ダメだと分ったらら数ヶ月もしない内に早々に撤退するケースが多い。

考える前にとにかくやってみましょうの民族性である。
まぁ、日本人みたいに計画を立案してから、その後稟議稟議でずるずると決定を延ばし過ぎるのもこの動きの早いベトナムではどうかと思うが・・・。

それにひきかえ、韓国や台湾系の企業は意思決定が非常に早い。
現在ベトナムに展開しているそれらの国の企業数は日本の比ではなく数も多い。
日本では稟議制度の弊害かも知れないが・・・責任の取り方もあいまいである。と言うより、平からトップまで全員の印鑑がついてあるので一人が責任をとると言う事ではなくまぁ全体責任としましょうや・・みたいな曖昧さが残る。

昔、中学時代に一人の生徒がヘマをやらかしたのに、先生から全体責任と言われ全員ビンタを喰らった事があるが・・・今では教師がビンタなんてやろうものなら大変なことになるようであるが、当時は当たり前のように体罰はあったのである。
また先生というものは怖い存在でもありましたよ。
その当時はそれほど違和感も覚えなかったが・・・今考えると何で一人のミスが全体責任やねん と思えてくる。まず、欧米人だったら決して納得の出来ない事であろうよ。

日本はこのように、何につけても個人というよりは集団的な考え方を重視しがちである。

多分、農耕民族をルーツにもつ民族ゆえ、種まきから雑草の手入れ〜刈り取り、水路の造作やら集団で協力していかないと社会が成り立たなかったのではなかろうか?。いわゆる異端を排し、みんな共同体意識という考え方。
それにひきかえ、欧米のように狩猟民族をルーツにもつ民族の場合には、おらが獲物は、おらが一人で獲って、獲物はみなおらのもの的な考え方。
各個人個人の力量に負う所が多く個人能力主義的な考え方になったのであろう。

ん〜、また100円ショップの話から脱線じゃわぃ・・・

良く考えてみると100円ショップ行ったら行ったで何か買ってしまうが・・・
本当に絶対に必要なものだろうか?
家に中に使わないのに買った物のなんと多いこと!多いこと!引越しのたびに思ったものである。

今の日本はモノ余りの国である。逆にベトナムはまだまだモノ消費の需要は多い。
これから段々とベトナム人も裕福になり、モノ消費が増大する事は必至である。

欧米系のスーパーは既に何社もベトナムに進出しているが日系のスーパーチェーンは今だ1社も無い。また携帯電話は韓国のサムスン電子がノキアとトップシェア争っている。
日本メーカーの携帯電話をベトナムの店頭でみることはほとんどない。規格の違いもあるだろうが・・・欧米や韓国系の企業に比べて進出が遅すぎるのでは?・・・
ここらあたりに日本企業のスピード感の無さが現れていると思う。

日本の社長さ〜ん!今が進出の最終チャンスですぞ〜ぃ!と言いたくなる。

ビジネスは早すぎてもダメだが・・・遅すぎてもダメ。
まるで男性の○○○のようである。
何事でもグッドタイミングが大切であるが、そのタイミングは常にアンテナを張り巡らしリサーチしていないと掴めないことは言うまでも無い。

ほぅ、今日は脱線も少なく少しまともな?内容になりました。
今後もこういう風に真面目に原稿を書かないといけませんね。
でも昔話と駄洒落がないと原稿が浮かばないから困ったもんですわ。

まぁ無い頭絞って何とか頑張ってみます。
posted by 秀さん at 00:00| ハノイ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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