本日は、ホーチミン1区のマックディンチー通りにある、ホアヴィェン(Hoa Vien:花園)というドイツ系のビアレストランに知人と行った時の話しをしましょう。
店内は、客席数300席以上、内装も結構凝っております。しかし何故か椅子がメチャ重い、女性では動かせない程・・・よう判らんが、多分高級重量木材を使用していますと言いたいのでしょうか。
まぁそんなことはどうでも良いことですが、今東京でもよくあるドイツの雰囲気を演出したビアレストラン。数基のビール蒸留釜を店内に見えるように配置しており、店内は広くオープンな雰囲気で秀さんの第一印象としては合格点。
メニュは写真付きでわかり易い。価格は少し高めだが様々な料理がある。
先ずは黒ビールを注文して、ゆっくりとメニュを眺めていた時、おぅ!何と野菜の天ぷら(メニュにも英語でTENPURAと書いてある)があるではないか!
次に目を通すと、石焼ロース焼肉とあり、括弧の中にはKOBE牛と添え書きが・・・しかし値段は100g 30万ドンと結構高い。
ベトナムの牛肉は本当に不味い。肉の値段でも鳥、豚、より安いのである。
日本のように1頭1千万円以上もする高級和牛なんて、ベトナム人に話した所で絶対にウソと言われ、信じてもらえないことは分っているので話さないが・・・、でも、実際にあるんだよなぁ・・・1皿5万円位するビーフステーキが、日本には・・・。
1人100gとして2人で200gで60万(約4500円)ドンかぁ と考えたが・・・さぞや美味いだろうなぁ 神戸牛ロース。
こ・う・べ・ぎ・ゅ・う・ のひびきに負けてしまい思わず注文してしまった、そして野菜のTENPURAも・・・。
その前に注文したロシアンサラダをつまみながら黒ビールをごくごく流し込んでいたら、
まず天ぷらさんのお出まし。
しかし、天つゆがないのである。当然、おろし大根もない・・・・嫌な予感・・・。
やはり天ぷらではなく、要は単なる野菜のかき揚げであった。
誰がどうやって、野菜のかき揚げを天ぷらとベトナム人の料理人に教えたのか!
そんな奴は許せん、無礼討ちにするぞぃ!と思ったが・・・
悲しいかな、まぁ、味はそこそこなので全部平らげてしまった。
次にメインディシュ、こ・う・べ・ぎ・ゅ・う・
(ここベトナムでは最高にいい響きです)
お待ちかねの、KOUBE牛ロース焼肉の登場!
最初にテーブルに置かれたタレは100%韓国風・・・またもや嫌な予感。
石焼とあったが、コンロをテーブルに持って来てホーロー引きのようなフライパンで焼くだけ。
それでも肉そのものはきっと美味いに違いないと・・・思うことにした。
さて一切れ焼き上がり、ボーイさんが秀さんのお皿に肉を移す、このタレを付けて喰えと身振りで説明・・・そんなことはあんたに言われんでもよ〜うわかっとるわぃと思ったが、越日親善、笑顔でうなずく秀さん。
その焼肉、一口入れた瞬間、直ぐにこりゃ・・アメリカ産牛肉かオージービーフと判った。
こらぁ!経営者出さんかぃ と怒鳴ってみても、ここは びぇとな〜む!Vietnam。どうにもならんことは自明である。
良く考えたら、何でドイツ料理の店で天ぷらやら神戸牛の焼肉やねん・・・。
注文した秀さんがアホなのでしょうよ!多分・・・きっと・・・間違いなく・・・完ぺきに。
しかし ロース たら?、米国産の牛肉を神戸牛と名前を付けることが出来るのでしょうか?
それとも、アメリカにKOUBEという名前の牛肉で有名な町があるのでしょうか?
賢者の読者の皆様教えてくだされ!
まぁ、日本でも国産牛100%と表示して実際は豚肉入りのコロッケがあったので余り文句の言えた話でもないが・・。
味付けそのものは悪くは無いのだが・・・メニュ詐称容疑ではなく、実刑確定であろうよ。それとも知らずに付けた業務上過失か・・・。
まぁ、普通のベトナム人には天ぷらも神戸牛も実際のものは食べたことがない人が大半であるので構わないだろうが・・・
日本人には許しがたきことこの上ない。
ロースても許せん!予は無念じゃ・・・。
最後に一言。
今度、仮に秀さんが日本で料理店をオープンした時に、来日したベトナム人に、
高級なカニ料理と称してカニかまぼこ、
高級松坂牛のすき焼きと称して犬肉使ってやろうかぃな!
でも犬肉好きなベトナム人もいるので・・・やっぱ日本の犬肉は金持ちの国だけあって美味いわぃと言うかも知れんな・・・。
やはり秀さん、ベトナム人には勝てそうにもありません。
頭かき揚げですわ!
2007年10月12日
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