その医療レベルも地方病院に比べると相当高いらしい。
そのチョーライ病院の中で秀さんがお世話になったは脳神経外科のICUであります。
ICUの中は、秀さん及び数名以外は殆ど全員が意識無しの植物状態で人工呼吸器や人工栄養注入器に繋がれており患者の中には両手両足を紐で縛られている人もいた。
皆頭は包帯だらけ、顔は腫れ上がり、目を開けている者は少なく、時折うめき声が大きく部屋に響く、話し声はドクター及び看護婦さん以外は全く聞こえない。
秀さんは体は思うように動かなかったが目玉を左右にぐるぐる回して室内を観察しておりやしたが・・・まるで死の順番を待つような不気味な雰囲気でありやした。
連絡を受けて駆けつけて来た社員や取引先の人達の話しを総合すると、この病院の脳神経外科のICUに入れられたら10人中8人は無事に戻る事は出来ないと現地ではもっぱらの噂だそうである。
大半はバイクや車の事故で頭を強打して脳の損傷が激しく手術も難しく高額だからと言う。
話しを聞いていると、助かる為には相当なお金が必要で貧乏な者は当然高額な手術費を用意出来ないゆえに死に至るということが普通のことのように話されている事に更に驚く。
お金が無いと手術そのものをしてくれない。人命優先より支払い優先のベトナム医療の現実に言葉を失う。
実際に秀さんがCTスキャンを撮ってもらう時も先に支払済みの領収書を提示しなければ入室出来なかったのである。
ベトナムの病院においては金なくしてはまともな治療を受けられない、仮に病院に払う金が有っても更に医者や看護婦にそこそこの金額のお礼をしない場合は十分なケアを期待出来ないと前に聞いていた秀さんでありやしたが・・・人間の命の軽さをこの病院でいやと言うほど実感するとは思いも寄りませんでした。
人の生き死にを左右する神聖な医療現場の感覚がこのような状態であるベトナム人の大変さを痛感すると同時に、病院がこれでは日頃の拝金主義も致し方なしと同意せざる得ない。
今考えると秀さんなんかは外国人というだけで最優先待遇の扱いで余り待つことも無かったと思うが、病院内は通路まで順番を待つ人・ひと・ヒトで溢れ返っている。
患者が重病でも家族等の看病の者が付き添いで側に寝ることが出来る部屋はべら棒に高いので一般の者達は部屋の外(通路や野外)で寝泊りするのである。
病院のスタッフの対応を見ていると患者やその家族を人間扱いしているとは決して思えないような態度である。病院に来てホスピタリティの無さを感じると言う矛盾だらけのベトナムの医療現場の姿にこの国の抱える問題の大きさや国民一人一人のメンタリティの変化に莫大な時間と啓蒙(教育)がかかるだろうと秀さん再認識した次第である。
本日、知らない男から電話があった。良く聞いてみるとあなたの免許証を私が拾ったので返したい・・・と。
一見良い話に聞こえるでしょうが、要はその本人が秀さんの財布ごと盗んだ奴に違いないのだが、現金や財布そのモノは返さずに、免許証だけどこどこで拾いました。
私も忙しい中休みの日を割いて手間をかけるのですから幾らかのお礼をくれるかというふざけた話なのである。
断わってもいいのだが、ベトナムの免許証は一度失くすと外国人の場合は再発行は直ぐには出来ず再試験ということになるので少々のお礼 いや訂正 盗人に追い銭 を払った方がコストパフォーマンスは良いのである。
一つの事故から追い討ちをかけるように悲惨な医療現場を見たり、バカバカしい理由により追加の金やら、気持ちのやるせなさが大放出してしまうのもベトナムでありやす。
体力及び気力を充電するには今回ばかりは時間がかかりそうであります。
こんなことなら、今警察で保管されている壊れたバイクも中の部品は盗まれている可能性は十分あるわぃ と覚悟を決めた秀さんでありやす。
いやぁ、何度も言いますが・・・日本は色々有っても立派な国、立派な国民のいる国だと思います。
この国において日本人のメンタリティを貫き通して行くにはあまりにもギャップが大き過ぎて苦労するところですが、秀さんが倒れたと聞いて何十人ものベトナム人の友人・知人が見舞いに駆けつけて来てくれたことなどを考えると国民に上下をつけることなんか出来ません。
国のシステムと実態が合っていない共産主義体制の様々な問題を解決できれば立派な国になるのでしょうが・・・残念ながら、現在まで共産主義体制で成功した国はありませんね。
はいはい、イデオロギーや政治の話は止めにしましょう。
秀さんが入院したこのチョーライ病院・・・・金持ちには手厚く救命治療、貧乏人は患者自身の治癒力たのみ、儲かるのは医者や看護婦、病院関係者だけなような気がしてならない。
そこでこの名前が付いたのでしょうか?
お金持ちの患者さんは、いつでもお待ちしております。
また来てチョーライ病院ね!
【関連する記事】
- 100年以上極秘にされていた、ニコラ・テスラのインタビュー編
- ドキュメンタリー映画 突然死編
- プーチンとタッカーカールソンの独占インタビュー内容その3編
- プーチンとタッカーカールソンの独占インタビュー内容その2編
- プーチンとタッカーカールソンの独占インタビュー内容その1編
- いやぁ 久しぶりに聞き入ってしまった編
- 今年は暖冬らしい編
- 明けましておめでとうございます!
- 寒くなりました編
- 落ち葉掃き掃除編
- 寒さとみかん編
- イスラエル(ユダヤ人)と日本人の関係編
- 平穏な生活が身について来た編
- ハマスがイスラエルを攻撃編
- 今年の秋は早くやって来た編
- 良くできた動画です編
- また新しいワクチンかよ ったく編
- 9月の様子編
- 体力減退を実感編
- いつの間にか夏になっとるやん編


お金が無いとすぐに死んでします
家の家内が帝王切開の時、早くやれよ
と思っていたら、まず下行ってお金払って
来てください、後で払うから早くやれって言ってもしょうがないんですよね、普通分娩だと思い、後で帝王切開で追加金がでて払えないと子供も産めないそうです。
それから盗まれた犬がいて、犬肉料理屋から
連絡あって買い戻した事有りますよ。
日本人的な考え方を持ち続けるのは疲れますねぇ・・・。
通りすがり様、お互いここベトナムで命だけは落とさずに頑張って参りましょう!
私がどこかの料理屋に売られた時は買い戻して下さいな!
しかし、発展途上国というのは、チャンスもありますが、落とし穴もいっぱいですね。
最後がダジャレって言うのが、秀さんらしいです。ところで体は回復してるんですか?心配です。生存率20%の尊い命、大事にしてください。