やはり雨が降らない編

乾季に入り嘘のように雨が降らないホーチミン市です。

不思議といえば不思議ですわ、日本だと連続晴天記録ってどの位有るのでしょうか？夏でも夕立があったりしますので２週間も３週間も全く雨が降らないことは無いような気がするのですが・・・？。

ホーチミン市のように雨の全く降らない日がこのように長く続くと日本人の秀さんとしてはやはり異様に感じてしまいます。
秀さんの雨合羽もバイクの荷物入れから出してお手伝いさんに洗濯してもらい今は整理タンスの中で休暇中です。

日本ですと、こう毎日天気が続くとゴルフとか野球とかピクニックとかあちこちへ行楽に行ったりするのですが、ベトナムではテニスやバトミントン位しかスポーツはやっていないですね。
サッカーは大好きな国民ですがグランドの有る所は限られているので仲間が集まって気楽にやるものでは無さそうです。ジョギングは結構、公園なんかで大勢の人がやっているのを目にします。

やはり１番の身近な行楽は涼しくなった夕方、バイクに家族を乗せ市内をツーリングすることでしょうか？

お父さんの後ろに幼い子供、その後ろからおかあさんが後ろから子供を支えて１台のバイクに乗っている家族の姿は微笑ましいですね。家族が狭いバイクの座席で肌を寄せ合っているので本当に一体感を感じることが出来るのではないかと思います。
家族で１台のバイクに乗るから親近感が出てベトナム人は家族思いの者が多いのかどうか判りませんが、
秀さんは好きですねぇ・・・
こうやって家族みんなでバイクに乗っている光景。

秀さん、ベトナムの妙齢のお嬢さんが意味もなく突然に秀さんのバイクの後ろに乗りたいわぁ　なんて言うことがいつかは有るのではないかと密かに期待してかれこれ長い月日が経ちましたが、未だ・・・ありもうさん！　
食事も旅行もバイクも、一人よりは二人の方が格段に楽しいのあります。若いベトナム人カップルが身をピッタリと寄せ合ってバイクを運転しているのを見ると過ぎ去った青春の日々を思い出す秀さんでありやす。

青の色は若さを、春も生き物が成長する季節でやはり伸び盛りの若者のたとえ、
逆に白の色や、冬は年寄り＝じじ様のこと。

青春、せいしゅん、・・・良い響き、良い言葉ですねぇ。

ちなみに青雲はお線香の名前です。ついでに・・・日本香堂社製です。
人間誰しも幼年時代、青春時代を経て、中年、熟年、老年と金持ちも貧乏人も関係なく平等に時は過ぎて行きます。４０歳位までは日々仕事や子育てにメチャ忙しく余り過去のことを考えたり、思い出したりするゆとりは無かったのですが、５０歳を過ぎた辺りから昔のことをよく思い出すようになりました。

多分、５０歳位からじじ様化症候群が始るのでしょうねぇ、若い時は年寄りの言う事の意味も判らんし、内容も詰まらんし、そもそも年寄りの話を聞きたいとは露にも思わなかった秀さんであります。

自分がその歳になった今は、自分の意見や感想を極力控え、
若い連中の言うことを真正面から受け止めて同じ目線で話しをしなければと思うようにしています。

年寄りのワシが、ワシが、俺が、俺が　は世界中で有り余っていますので、若い連中へ　あなた、あなた、どうぞ、どうぞ　と相手を立てて相手の話を良く聞く耳を持つようなじじ様になるように努力したいですね。

でも、言うは易し行うは難しで、
何を世間知らずの若造がぁ〜　生意気言うちょるかぁ〜！（九州弁）と決して言わないようこれから厳しい修行に入ります。

でも、何千年前に出来たエジプトのピラミッド。そのピラミッドの石の一つに当時の石工が書いた落書きが今でも残っているそうです。
その落書きには次のよう書かれているそうです。

今の若いもんはつまらん　と！

秀さんの想像ですが、若い連中が石積の仕事をサボったか、手を抜いたかしたのでしょうね、きっと。でも、そのおっさんも石に落書きする位だから同罪かも？

あ〜、人間って何千年前から同じなんだなぁと妙に納得、微笑んだ秀さんであります。

秀さんの若い頃も、年配者から今の若い奴はあかん、つまらんとよく言われたものです。

幾ら科学技術や他の学問が発達しても、人間って根っこの部分は同じで中々変らない生き物なんですね。そんな人間が作り出すこの世の中・・・鏡の反対側からものを見るくらいゆったりとした気持ちを持って過ごして行きたいと思う今日この頃・・・

秀さん　ホーチミン暮らし４年目　５３歳まであと３ヶ月半、金無し　彼女無し　でも楽し！