2008年03月06日

ベトナムのインフレとブドウ編

昨年のテト前からテト後にかけて半端ではない程物の値段が上がった。

特にガソリン価格が物価を大きく押し上げた感ある。今ベトナムはいわゆるインフレと呼ばれる現象そのものである。
だが現在のベトナム政府のやり方を見ているとこのインフレを抑えようというような考えが無いように思える。
外国投資がここまで盛んになってくれば当然ベトナム通貨のドンの価格も上がらねばおかしいのだがベトナム政府は対ドル変動幅を従来のまま変更せずに小さく抑える政策を取り続けている。
ドン対円やユーロはビビッドに為替相場に反応するが、現在のドル安時においてもドン対ドルレートはほんの僅かドル安にシフトした程度である。

現在ベトナムの銀行定期金利は年10%以上となっており昔の日本の高度成長期の頃に似ている。
10年間お金を預けていたら倍になったと今は亡きおやじが言っていたことを思い出した。
しかし今のベトナムでは何故かお金は銀行へと向わない。
ベトナムの銀行ではではドン不足だと言う。

難しいことは分らないが金利が年に10%以上も付くのなら単純に銀行にお金を預ければ良いのではないかとアホな秀さんは思うのだが・・ベトナム人はタンス預金や金(きん)取引が多く銀行そのものを信用していない面もあるが・・・他に何か深〜い理由があるのかもしれない。

まぁ、難しい話はアホな秀さんには合わないので話題を変えましょう。

昨晩自宅への帰り道、久しぶりにたまに利用する果物屋さんでパパイヤ2ヶとブドウを1袋(大)買った。
7〜8万ドンと思いきや何と!20万ドンと言われ驚いた。

ここもインフレか!!

原因はパパイヤではなくブドウ・・・。
ベトナム語でブドウはニョー(nho)と言いますがこれが思ったより高かったのである。

ニョー(nho)はブドウですと簡単に言いましたが声調記号を無視してニョー nhoというスペルだけで意味を調べると・・・
@ブドウ 儒学者
A小さい 細かい 滴る 
B汚れた 辱める  
C突き出る 
D吐き出す 
E汚い 
F頼る 
G思い出す 
H手頃な 
I細糸 細引き・・・とたった3つアルファベットなのだがゴロゴロと出てくる。

これじゃ秀さんが何年ベトナムに住んでもベトナム語が上達しない理由がお分かりいただけるでしょう?
もうニョー仕様もないのが現実です。

この中でも良く使うのはFの思い出す という意味のニョー。
KARAOKEのおねえちゃんが良く・・エム ニョー アン Em nho anh. あなたのことを思い出す 思っています。

という言葉を真に受けるおめでたい在住者はいないと思いますが良く使われます。

はいはい、買ったブドウの話に戻しましょう。

日本の巨峰やピオーネといった高級ブドウと比較は出来ないが、まぁ少しかたいがそこそこ食べられるレベルである。
ベトナムは野菜や果物が豊富で野菜果物大好きな秀さんにとっては有り難い。

ベトナムに長く住んでいると仮に日本に戻ったとしても日本のバカ高い果物を買う気にもならないと思う。

そうは言ってはみたが将来ベトナムに高野フルーツパーラーが出来たりして・・・

まぁ、その時は日本人がベトナムに出稼ぎに行く時代になっております

多分 いや 確実に。


posted by 秀さん at 05:30| ハノイ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナム日常生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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