老人ボケとビールキャンぺーーン編

日本がGＷの最後の休みとは気づかずにベトナム感覚で仕事のメールを出しまくりあれ〜・・何で返事が１つも来ないのか？と思っていた。

やれやれ、何と！日本はまだ休み中じゃん　と気づいたのが夕方近く・・・・
やはり焼きが回ったと言うかまだ５０代にも関わらず老人ボケの症状を露呈してしまったのである。

当然前日までは日本がGW中だと頭の中では分かっていたが・・・早朝から忙しげに出勤のバイクの音が聞こえたら日本も普通の日と勘違いし仕事モード全開になってしまったのである。

そのことで本日はいささかショックを受けた秀さんであります。もしこれが日本の会社で仕事をしていたら、若い人達から　ったくよう　これだからじじいは困るわ　と陰口を叩かれたことでしょうよ。思うに・・・やっぱある程度経験値と気力、体力、仕事に対する集中力が１番充実しているのは３０才代から４０才代までであろう。

おっさんが・・・ワシはまだまだ十分やれると勘違いすると鷹やトンビ達はもっと仕事が出来ることでしょうな。

仕事での記憶力は低下しているのではあるが・・・
ベトナムの雨季の始まりに毎年タイガービールがやるキャンペーンはよく覚えているから始末が負えない。賢者の皆さまはご存じないでしょうが
ビールの消費量が低下するこの時期からビールの王冠の裏をめくると１等は豪華乗用車から下はライト付きのキーホールダーが当たるタイガービールのキャンペーンはここベトナムでは有名である。
いつもは違う銘柄のビールを飲んでいるおっさん連中も今日はタイガービールにすっかぁと消費者心理に訴える毎年恒例のキャンペーンである。

しかしサイゴンビールとハイネケンビールはこんな大がかりなキャンペーンにしろいつもよく見るスタイルの良い若いおねえちゃんを使って居酒屋店内キャンペーンをやるのを見たことがない。

居酒屋で　おっ　今日はいつもより可愛い姉ちゃんが沢山いるなぁと思う時はこれはビール会社から派遣されたキャンペーンガールである。
酔ったおっさん達のテーブルに来て○○ビールを飲んで下さいな　とニコッとされると鼻の下をのばしたおっさんは思わずいつもと違う銘柄を注文してしまうのである。キャンペーンガールのおねえちゃんは客の飲んだビール１本に付きいくらかの売上マージンを貰えるので一緒にグラスを傾けたりして一生懸命である。

前回お話した喫茶店しかり昼のレストランなのにきれいなおねえちゃんがわんさかいる店といいベトナムにはこうした男性の鼻の下を上手くくすぐるやり方の店が多い。
それにコロッとはまるおっさんもおっさんではあるが・・・。

昔昔、コカコーラがコーラのミニチュアボトルのキーホルダーが当たる同じようなキャンペーンをやっておりその当時そのブラスチックで出来たキーホルダーが欲しくてしょうがなかったことを思い出した。また愚息が昔、食べもしないのにシールが欲しいばっかりに大量に買っていたロッテのビックリマンチョコのオマケ作戦もありましたねぇ。

企業の販促部門の担当者が広告代理店とあれこれ考えて様々な販促キャンペーンを考案するのでしょうが仕事としては面白いでしょうね　きっと。
ズバリ思惑どおりにキャンペーンが成功して販売量が大きく伸びたとすれば自分の才能に酔いしれること間違いない。こういう仕事は人の心理を熟知するのは当然として人と一味違う斬新なアイデアを持つ優秀な頭脳も必要でしょう。

昔秀さんがたずさわっていた業界は毎年のようにアメリカでコンベンションがありよく参加したがアメリカの企業のプレゼンの巧さと言うか演出の利いたイベントを見て感心したものである。

ジュリアナ東京を日本に持ち込んで成功したグッドウイルの折口社長がまさか老人介護といった畑違いのことをやり出した時に能力のある奴は色んなことを考えるものだなぁと感心した思い出がある。結果はコムスンの不正事件で会社を売却する羽目になってしまったが・・・。

痴呆の母を長い間世話した経験がある秀さんが思うに老人介護は金銭的な面を抜きにして愛情とか思いやりと言ったきれいごとだけでは中々出来るものではないのである。自分の親でさえしんどいのにましてや他人のじじばばのお世話となるともっと辛いことでしょう。特に下の世話といった誰もが嫌がる仕事もしなければならないとなるとそのサービスに普通の仕事より大きな報酬を支払うのは当然でしょうと思う。

しかし国の財政には限界ある。特に日本のような老人大国であれば尚更のことである。

その誰もが嫌がる仕事をビジネスマインドバリバリの企業が乗り出し数字数字でプレッシャーをかけられた各地方の責任者が不正請求しなければならなかった板挟みの思いを考えると老人の世話する仕事をビジネスベースにのせることの難しさを痛感するのである。

秀さんもこれから益々老人ボケが進行してよいよいになった時のことを考えると気が重い。
そうならないためにも幾つになっても若いおねえちゃんに鼻の下をのばすくらいの気力が必要だな　と実感する今日の出来事でありやした。 どうですぅ　タイトルとどおりの落ちになったでしょう！

この才能をどこかの広告会社が買いに来ることはないかぁ？　と
夜中に目が覚めてしまいこんな時間にブログを書いている
おっさんの独り言で本日はお終い！