2008年05月19日

ベトナム株編

ベトナムの株価は現在ピーク時の半分まで暴落している。

ピーク時が妥当な株価なのか現在の株価が正しいのか、
更に1段と下がった価格が正しのかはアホな秀さんには分からない。
ホーチミン証券市場で言うならばindexは500が底だと言われた時期もあったが、
あっさりと割り込み現在では460前後。

株や不動産と言った投機がらみのことについては
全く素人であるので本当のところは分からないが
本当にこの国で投資をして大丈夫かと思われてならない。

現在のベトナムの異常なインフレ率
4月で言えば20%以上は銀行金利の上限をはるかに超えている。
今回ベトナム政府は銀行金利の上限12%を撤廃して実質18%にまで広げた。

最高年利18%の金利は我々の一般常識から考えも異常ではないだろうか?

一部の層は除外して平均的な所得層や低所得層の給与の上昇率はそれほど高くないので実質賃金は減少、日々の生活における経費負担の上昇により以前より確実に生活は苦しくなって来ていることは秀さんが普段付き合う人々からうかがえる。
消費者物価指数がGDPを超えている現状から考えるとベトナムの経済は外資依存の経済であると言っても過言ではない。

前にも申し上げましたがホーチミンの中心部のオフィス賃料は軒並みアップ、u80ドル以上のところも珍しくなくどう考えても歪な現象を呈している。

様々な問題を抱える国の体制、進まないインフラ整備、優秀な中間管理職等の人材不足、海外の経済要因に大きく左右される脆弱な経済基盤、モラルのない商売人たち・・・不安要素ばかりが目立つ。

あまり難しい話は秀さんには似合わないのだが、
日本のバブルの始まりから終焉まで経験した感覚から言えば、
ベトナムと言う国はここ数年実際の実力以上に過大評価され続けてきたのではないかと思わずにいられない。

ベトナム戦争終結から戦後30年あまり、
それ以前は日々戦争ばかりの経験しかない国。
戦後の経済政策の舵取りの失敗からドイモイ政策へ転換、
90年代のブームの後の停滞そして現在の第2次ベトナムブームであるが
何が一体魅力なのでしょうか?
と問われれば豊富で安価な労働力、東南アジアでは珍しく勤勉、高い識字率に表わされる頭の良さに魅力を感じて外資による工場建設ラッシュまではアホな秀さんでも分かる。

しかし
WTO加盟により更に加熱したベトナム投資ブームについては
数年前から否定的な考え方を再々ブログにも書いてきました。
どこの国のお金でも大量に投入されれば経済は潤うとお思いでしょうが・・・
ベトナムでは1部の階層を除いては底辺にまでそのお金が全く循環していない。
低所得層が人口比率の大半を占めるこの国で更に生活が悪化すれば
必ずや社会基盤の基礎が崩れる要因が増大すると思われる。

ベトナムの真の国力を上昇させるには昔、明治時代の政府が行ったように
優秀な人材を海外に送り出し先端の技術や経済学、医学その他国の基盤つくりに必要な学問を学ばせ国内に還流させる、
海外から同様に優秀な専門家を高給で招へいし国内教育の充実に力を注ぐといったことをやる必要があると思う。

自国の技術者だけでは車ひとつバイクのエンジンひとつ作れない現状では外資の経済に蹂躙された衛星国のような存在に将来なるような気がしてならないのである。

それを拒否すれば以前のように
世界から孤立した国となって置いてきぼりにされてしまうでしょう。

長い戦争で苦しんだ国ですので立派な国家を作るためには
もう一度苦しい思いをしてでも義務教育制度を充実させ、
大英断を持って腐敗の多い行政官僚を排除し、
時間はかかっても外資依存ではない着実な経済発展を希望してやまない。
 本日は真面目な話ばかりになってしまいました。時にはこういう日もあるのでお許しを・・・。 最後に一言。

色々あってもこのベトナムという国が好きです。
素晴らしい友人や貧乏でも明るい人たちの笑顔がある限りは・・・。
posted by 秀さん at 02:01| ハノイ ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | ベトナムで政治・経済雑感編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
秀さん、勉強してますね。
私はたまにベトナムに行ってもボーっとしてるだけで、こんな経済分析は出来ません。
ベトナム人はお金があるのかないのか、
全然判りません。
月1万円くらいの平均賃金と言う割りに、
毎月5万円でも贅沢は出来ないし、
私の妻の実家の周りには掘っ立て小屋みた
いな家で普通に暮らしている人がいっぱいいます。
妻の家族もサッカー賭博を家で開帳してその上がりで生活している感じで、一応ローフルと言っているので合法なんでしょうが
一ヶ月に500ドル程度の稼ぎがあるようでまあまあの生活ぶりす。
でも、不安定な商売ですよね。

役人にお茶代を渡すのが常識なようで、
私が結婚の申請をする時、申請書類にお札を挟んで渡したら役所の役人に笑いながら
つき返されたし、妻の親戚(ハノイ出身の役人だった)は賄賂をもらって失職したとかで、ベトナムも色々ありだなと思います。

現在日本で、毎月少しずつでも貯金するように勧めたところ、激しく拒否されてびっくりしました。
毎月入ったお金は使い切るのがベトナムの
常識?なのでしょうか。
そんなその日暮らしみたいな事では、日本では生きていけないのですけどね。
Posted by ひでさん at 2008年05月19日 11:11
ひでさん
勉強は昔から大の苦手であります。
ベトナムでそこそこ暮らしていると感じることを気ままに書いているだけですよ。
ベトナム人の考え方は江戸っ子と同じで宵越しの金は持たない生き方の人が多いのは確かですね。戦争戦争でいつ死んでもおかしくない経験から来るものかも知れないですね。
今後ともよろしくです。
Posted by 秀 at 2008年05月19日 23:05
秀さんは
マクロな視点で
ベトナムの経済を憂い
ミクロな視点で笑わせてくれる
とても楽しいベトナム
経済評論家になれるん
じゃないですか?
Posted by Bentre at 2008年05月20日 00:07
Bentreさん
ばんこんわ。
私が経済評論家になれる?・・・
冗談はブログの中だけにしておきましょうよ!Bentreさん・・・。
でも、ベトナムが早く立派な国になるように心から願っております。
Posted by 秀 at 2008年05月20日 03:54
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