2010年11月25日

いつもの手抜き、転載貼り付けです編

最近はなぜかしら忙しいですわ。

で・・・手抜きブログの本領を発揮して田中宇さんの無料ニュースを転載します。
今回の韓国・北朝鮮の砲撃ごっこについての彼の考えを述べています。
正しいか正しくないかは読まれる賢者の皆さまのご判断にお任せしますわ。
ただ、間違いなく秀さんのダジャレ満載のブログ記事より役に立つことは間違いないですね。

国際政治に興味がない方にはすまんこってす。

時間が出来たら、臭〜い、あぁ臭〜 と言われるおやじ臭満載のブログを書きますのでお許しくださいまよし〜。 

以下転載開始・・・・・・・・・・  

田中宇の国際ニュース解説無料版 20101124http://tanakanews.com/ 

★最近の田中宇プラス(購読料は半年3000円)

◆ユーロを潰してドルを延命させる  http://tanakanews.com/101123euro.php
◆実は大成果を挙げているG20  http://tanakanews.com/101114G20.php
◆世界を二分する通貨戦争  http://tanakanews.com/101109dollar.php 


━━━━━━━━━━━━━★意外と効果的な北朝鮮の過激策━━━━━━━━━━━━

11月23日、韓国と北朝鮮の国境(軍事分界線)沿いの海上で、南北の軍の間で砲撃戦が起こり、双方に死者が出た。従来、北朝鮮が韓国の領海に向けて砲撃したことは何度もあるが、韓国領の民家も並ぶ地上(延坪島)を砲撃するのは異例だ。朝鮮戦争以来の激しい戦いと評されている。 http://edition.presstv.ir/TextOnly/detail.aspx?id=152172Two Koreas blame each other for attack  

韓国軍はこの日、北朝鮮の沖合12キロにある韓国領の延坪島の周辺海域で、
軍事演習をしていた。
韓国政府によると、この演習は3カ月に一度行う「定例
のもの」だった。北朝鮮側は演習を非難し、やめるよう求めたが、韓国側はやめなかった。
その後、砲撃戦が起きた。しばらく前に北朝鮮は、いつでも韓
国を砲撃しうるぞと警告しており、警告どおりのことを実行した。
韓国側は、
北朝鮮側が先に撃ってきたと言っているが、北朝鮮側は、韓国側が先に撃ってきたと言っている。
 http://www.atimes.com/atimes/Korea/LK24Dg02.htmlNorth Korean shells aim to shock  


韓国軍は米軍の傘下にある。
米軍は、演習をやっているうちに紛れて本当の
戦争を起こしてしまう傾向がある。

湾岸戦争の発端となった1990年のイラ
クのクウェート侵攻は、イラクがクウェートに侵攻するシナリオで米軍が演習をやっている間に、本当にイラク軍が攻めてきた。
背景には、米国がイラクの
サダム・フセインを挑発して侵攻を誘発し、米軍がイラクに「百倍返し」して湾岸戦争を起こす米側の策略があったようだ。  

01年の911事件でも、当日ニューヨークでハイジャックテロ対策の演習
が行われており、航空管制官らは、演習なのか本物なのか判断できず対応が後手に回り、軍産複合体が望む「テロ戦争」が始まった。

今年3月の天安艦沈没
事件も米韓演習中に起きた。北朝鮮犯人説が正しいと考えられる証拠は今も出ていない。
これらの先例からすると、今回の南北間の砲撃戦も、北朝鮮が先に
撃ってきたと断定しない方が良いだろう。 http://tanakanews.com/911.htm911事件関係の記事  

日本にとって北朝鮮は「敵・悪」で、韓国は「味方・善」なので、善悪論か
らすると「韓国側が先に砲撃した可能性がある」と書いてしまう私は「悪・非国民・売国奴・北のスパイ・アカ・隠れ朝鮮人」などのレッテルを貼られる。(と書くと、本当にそう書いて中傷メールを送ってくる読者がいたりする)しかし、日本の国益のためには、言論統制用プロパガンダに立脚した敵味方や善悪の価値観の拘束から離れ、事態を客観的かつ複眼的に分析する必要がある。

上から下まで「鬼畜米英・神国必勝」と軽信して惨敗し、敵だったはずの相手に60年以上も魂まで差し上げて傀儡国に成り下がっている短絡的な愚行を繰り返してはならない。  

日本人は、世界のことにもう少し思慮深くなると、真の意味で国際貢献でき
るすてきな人々になれるのに、近年は逆に思考停止に拍車がかかっている。かっこ悪い。(発信側である官僚やマスコミによる意味づけの歪曲が主因で、受信側の人々のせいではないのだが)。 


▼米韓の反応をさぐるための猛攻撃  

もし韓国側が演習の最中に、誤って、もしくは意図的に、先に北側を攻撃し
たのだとしても、北側からの延坪島に向けた攻撃は異常である。
戦争行為その
ものだ。この異常さの理由について、マスコミは「金正恩への権力継承の時期なので、意図的に南北間の対立を扇動した」とか「北朝鮮は権力が崩壊しかかっており、軍が勝手に暴走して砲撃した」と説明している。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704369304575632392596501202.htmlWhat Is Kim Jong Il Up to Now? http://www.ft.com/cms/s/0/6959a9a0-f73d-11df-9b06-00144feab49a.htmlAttacks that may signal a Pyongyang implosion  

私から見ると、権力継承の時期なので派手にやっているのは確かだと思うが、
北朝鮮の権力が崩壊しかかっていると見るのは間違いである。
今春以来の北の
何回かの議会や党会議、中国との親密な関係構築の様子からすると、すでに北朝鮮の中枢では中国式の経済開放をやる方向が定まり、数年前より安定している(北の中枢は見えないので、何が起きるか予測しにくいが)。 http://tanakanews.com/100903nkorea.htm

中国の傘下で生き残る北朝鮮  私の見方では、北が異様に激しい砲撃をしてきたのは、北の「宗主国」である中国が台頭し、韓国の「宗主国」である米国が衰退する流れの中で、北の激しい攻撃に対して、米韓がどのくらいの強さで北に報復・制裁してくるのか、確かめるのが目的だ。

案の定、米韓は、激怒するそぶりを見せつつも、国連で
の北朝鮮制裁を強めることに消極的だ。
そもそも、米国が国連安保理で北に対
する追加制裁を提起しても、中国とロシアが反対して流されてしまう。 http://tanakanews.com/101102korea.htm

中国の台頭に反応する周辺諸国(1)  

浮き足立っているのは、北朝鮮よりむしろ韓国の方だ。
韓国の対米従属派は、
冷戦後の91年に米軍が韓国から撤去した核兵器を、また韓国に戻してもらいたいと言い出している。
冷戦直後、米国の単独覇権体制が揺るぎない時期には、
核兵器を持ち帰ってもらう方が良かった。だが今や、米国が衰退して韓国から撤退していき、中朝が伸してくる中で、むしろ韓国の対米従属派は、核兵器で韓国を米国の支配下に縛ってもらった方が米国に見捨てられずにすむと思うようになっている。
対米従属派は日韓ともにM(マゾ)だ(世界中でいじめを
やる米国はS)。 http://www.ft.com/cms/s/0/8edddda4-f616-11df-a313-00144feab49a.htmlSeoul raises spectre of return of US nuclear arms  

韓国は、先日ソウルで開いたG20サミットに際し、以前からの懸案だった
米国と自由貿易協定(FTA)を締結(米議会で批准)してもらえると期待したが、それも実現しなかった。

むしろ、米当局が連銀の量的緩和策(QE2)
によってドル安を誘導したので、韓国はウォン高やインフレに悩まされている。経済面も、米韓の同盟が強化されているとはいいがたい。 http://www.ft.com/cms/s/0/3a38081c-ed72-11df-9085-00144feab49a.htmlUS-South Korea fail to agree trade deal http://www.ft.com/cms/s/0/f891e718-f152-11df-8609-00144feab49a.htmlSeoul raises rates to tackle inflation 


▼イランを真似る北朝鮮の核戦略  

私はもう一つの分析として、北の激しい砲撃の裏にある戦略が、北方領土を
訪問したロシアのメドベージェフ大統領の戦略と似ているとも感じている。
前の記事に書いたように、メドベージェフは「中露」対「米日」という対立軸を作って中国をロシア(もしくは多極型世界)の方に近づけようとして、日中の喧嘩に割り込むかたちで国後島を訪問した。 http://tanakanews.com/101106russia.php


◆メドベージェフ北方領土訪問の意味  

同様に北朝鮮は、米中の力関係が逆転する中で「中朝」対「米韓」の対立軸
を強化し、優位に立とうとしている。今回のように、38度線の周辺で北朝鮮が米韓との対立を煽る過激策をやると、国内が本質的に不安定なだけに自国周辺の安定を好む中国は、北朝鮮をしかるだろう。
しかし中国は、北朝鮮の政権
が崩壊すると困るので、あまり北を制裁できない。
中国が北朝鮮に最も望むこ
とは、市場経済体制を導入して中国型の安定を実現することだが、北朝鮮は張成沢の出世などによって、その分野の努力をすでに始めており、中国に評価されている。 http://www.atimes.com/atimes/Korea/LK09Dg01.htmlYoung Kim set for early China photo-op  

北朝鮮が米韓を攻撃する無茶をやった後、中国はあまり怒らず、南北双方に
対して冷静に対処するよう求めただけだ。北朝鮮は無茶をすることによって「中朝」対「米韓」の構図を強化している。

米国は、北朝鮮問題は中国に任せ
るしかないという態度を強め、米韓の関係が揺らぐ中、韓国は中国に南北問題の解決をゆだねる姿勢を強めている。 http://www.ft.com/cms/s/0/27fe30c0-f5a3-11df-99d6-00144feab49a.htmlUS asks China to curb nuclear plans of N Korea  

北朝鮮は、米韓との軍事対立の面ではロシアを真似ているが、核開発の面で
はイランを真似ている。
北朝鮮は11月前半、米国の核兵器専門家(Siegfried
 Hecker)を招待し、寧辺の核施設を見学させ、軽水炉と、2000基の遠心分離器からなるウラン濃縮施設を見せた。
使用済み核燃料であるウランを濃縮
すると核兵器を作れる。米国側は驚愕した。 http://news.yahoo.com/s/afp/20101113/pl_afp/nkoreausnuclearenergyUS scientist says North Korea building light-water reactor  

米専門家が驚いたのは、北朝鮮が意図的に米国側に見せたウラン濃縮事業が、
米欧イスラエルから「核兵器開発している」と非難されているイランと同種の事業だったからだ。 http://thecable.foreignpolicy.com/posts/2010/11/23/hecker_north_korea_now_has_same_nuclear_defense_as_iranHecker: North Korea now has same nuclear defense as Iran  

以前から何度も書いているように、イランはウラン濃縮をやっているものの、
IAEA(国際原子力機関)の査察を受けており、国際的に容認されている発電用の低濃度にとどまり、核兵器の開発をしていない。
米イスラエルは「核
施設の空爆も辞さず」と言って脅すが、イランは「IAEAの査察を受けつつウラン濃縮することは、あらゆる国に認められた科学技術振興の権利である」と言って核開発をやめず、今ではイスラム世界や中露など、欧米以外の多くの国々が、イランの主張を認めている。
12月初めに、EUの主導でイランと欧
米との核問題の交渉が再開される予定だ。 http://tanakanews.com/100519nuclear.htm
善悪が逆転するイラン核問題 http://news.antiwar.com/2010/11/22/eu-iran-talks-likely-to-begin-on-december-5/EU: Iran Talks Likely to Begin on December 5  

イランの主張が認められていく今の状況下で、北朝鮮はイランと同様のウラ
ン濃縮を始めた。
米イスラエルのプロパガンダを軽信して「イランは核兵器開
発している」と思っている人は「北朝鮮はけしからん」と思うだけだが、イランの核開発が国際的に認められた範囲であることをふまえると、北朝鮮の策略が、米国の裏をかく絶妙なものであることが見えてくる。

米国は「北朝鮮はイ
ランと同罪だ」と非難するが、今後イランの主張が認められていくと、実は北朝鮮の核事業も問題がなく、不当な濡れ衣をかけていたのは米国の方だという「善悪の逆転」が起きるからだ。  
北朝鮮は核実験を行っており、すでに核兵器(未完成?)を持っている。
国と中国は、6カ国協議を再開し、この北の核兵器を没収しようとしており、ちょうど米国の特使が中日韓を回って6カ国協議の日取りを決めようとしていた。

北朝鮮は、その最中にウラン濃縮施設を米専門家に見せた。
その結果、米
国は「北はイランと同罪だ」と怒り出し「北がウラン濃縮をやめない限り6カ国協議を開かない」という立場に転じた。
ウラン濃縮は合法なものなので、北
朝鮮はやめないだろう。

6カ国協議は開かれず、北は核兵器を手放さずにすむ。
北朝鮮は、見事に米国の裏をかいている。   
この記事はウェブサイトにも載せました。http://tanakanews.com/101124korea.htm  
★音声訳http://www.voice-news.net/  
★最近の田中宇プラス(購読料は半年3000円) 

◆ユーロを潰してドルを延命させるhttp://tanakanews.com/101123euro.php【2010年11月23日】11月10日、アイルランドで銀行倒産が起きたのを機に、ロンドンの債券市場であるLCHクリアネットが、アイルランド国債の先物取引をする投資家があらかじめ預託せねばならない証拠金の比率を15%引き上げた。投資家の多くは、証拠金を積み増せず投げ売りした。証拠金引き上げは、ユーロを潰せる絶妙のタイミングで、英国の勢力によって発せられた。これは金融戦争の「爆弾」だった観がある。今春のギリシャ危機の際、英米の債券格付け機関が絶妙のタイミングでギリシャ国債を格下げし、危機を劇的に悪化させたことを思い出す。 

◆実は大成果を挙げているG20http://tanakanews.com/101114G20.php【2010年11月14日】韓国G20サミットは失敗の烙印を押された。しかし、G20の周辺で起きていることを詳細に見ると、実はG20は、国際金融システムの構造を着々と多極型の方向に転換している。G20傘下の財務相会議である「金融安定委員会」(FSB)が、今回のサミットの前後に「債券格付け機関」や、米国の「影の銀行システム」といった、国際金融危機の元凶となっている米英金融覇権の真髄に位置する機構(金融兵器)を骨抜きにする政策で合意したからである。 

◆世界を二分する通貨戦争http://tanakanews.com/101109dollar.php【2010年11月9日】米連銀の量的緩和策第2弾(QE2)によって、世界が「ドルを支持する国々」と「ドルを支持したくない国々」に二分される傾向が一気に高まり「通貨戦争」の状態になった。表向きは戦争ではなくG20で話し合う態勢だから「通貨冷戦」とも言える。この戦いによって最終的にドルは基軸通貨の地位を喪失するだろうから、米国による「ドルの自爆テロ」と呼ぶべきかもしれない。英国紙は、QE2の意味を2種類のキーワードで示した。一つは「ソフトな米国の債務不履行」で、もう一つは「経済のスエズ動乱」である。  

 メール配信の中止はhttp://tanakanews.com/cgi-bin/stop1.cgi?address=ymt@crux.ocn.ne.jpからお願いします。アドレスを変更する場合は、古いアドレスを解除した後、http://tanakanews.com/で、新しいアドレスで登録し直してください。
解除できない場合のみ、講読中のアドレスを明記し、経緯を書いてメールでご連絡ください。
ご自分で解除を試みた経緯が書かれていない解除依頼は
お受けいたしません。 

筆者への連絡はhttp://tanakanews.com/sendmail.htmからお願いいたします。 



 以上転載終了・・・・・・・・・・・・


posted by 秀さん at 08:51| ハノイ ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ベトナムで政治・経済雑感編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
転載記事もいつも楽しんでいます。良い記事を転載されるので感心しています。

秀さんの歴史認識(1925年頃〜1945年)も近々にお願いします。
Posted by オレンジ at 2010年11月25日 13:42
オレンジさん 初めましてですかね?

どうぞ宜しくです。
はい、あまり難しいことは普段は考えないのですが、時々は人様の書いた記事を読んで参考にしています。

歴史認識どころか・・・
自分の頭の認識もままならない時がありましてアルツ友の会のお誘いも近いようです。

コメント有難うございます。
Posted by 秀 at 2010年11月27日 03:01
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