2012年08月17日

お盆そして敗戦記念日編

結局、今年は墓参りに日本に帰れなかった、いや帰らなかったと言った方が良いかも知れない。
ご両親はじめご先祖の皆さま、ごめんなさいです。

ベトナムの借家内にある簡易仏壇(神棚)みたいなものの前に愚息夫婦が買ってきた花や果物を
お供えして親子でご先祖さまに感謝のお祈りをいたしました。

若い時は自ら進んで仏壇に手を合わせる何てことはあまりやった覚えはないのですが、
人生が進むにつれて様々な経験を重ねるに従い、自分の能力でなんでも出来るわ 何て意味もなく粋がっていた頃と違い人生の不思議さや目に見えない何かがその人生において良くも悪くも影響しているのだなぁ と感じるようになりました。


お盆は敗戦祈念日(あえて終戦記念日とは言いません)で15日は亡き親父さんの誕生日でもありました。

今思うに、本当にやさしい父親でした。
戦争を経験し戦後の焼け野原から家族の為に一生懸命働き酒もあまり飲まず派手なこともせず平平凡凡とした人生を送った父ですが、その変化のない平凡な一日一日の積み重ねが今の秀さんを存在せしめていると感謝せずにはいられません。


母親は父とは性格が全く違い、わりと裕福な家庭の一人娘として育ち父を養子にもらい自分の好きなこと、したいことだけを目一杯やり自由気ままな人生を送った人でした。
その自由な生き方もこれまた秀さんにとっては魅力的に映ったものです。

こうして異国の地でお盆を迎えて感じることは、あ〜 もう少し親孝行しておけば良かったなぁ という後悔とおかげ様で刑務所にも入らずささやかな生活を息子夫婦と共に異国の地でおくれているという感謝の気持ちですわ。
亡きおかあちゃんには、あと少し待っておれ! おれも数十年後に会いに行くけんね! と・・・

本日、義母に送ったお中元のお礼の電話がありました。
以前より元気な声の様子に安堵&喜びを感じました。いつまでも長生きして欲しいと思います。


また、先の戦争で亡くなられた多くの方々に、おかげ様で日本は戦争の焼け跡から大きく成長して他のアジアの国からみれば裕福な国となりました。
もう二度と意味のない戦争というバカげたことは行わないと誓います(秀さんはそう思う)。

最後に転載ですが、長崎大学医学部教授であった永井隆氏が死を前にして幼い二人のわが子に遺した言葉を載せて終わりにしたいと思います。



永井氏は原爆で妻を失い、自らも原爆に被爆していながら余生を被爆者の治療に捧げた人物で永井氏の言葉はいまも力を失っていない。


「いとし子よ。

あの日、イクリの実を皿に盛って、母の姿を待ちわびていた誠一よ、カヤノよ。お母さんはロザリオの鎖ひとつをこの世に留めて、ついにこの世から姿を消してしまった。そなたたちの寄りすがりたい母を奪い去ったものは何であるか?


――
原子爆弾。

・・・いいえ。それは原子の塊である。

そなたの母を殺すために原子が浦上へやって来たわけではない。

そなたたちの母を、あの優しかった母を殺したのは、戦争である。」

「戦争が長びくうちには、はじめ戦争をやり出したときの名分なんかどこかに消えてしまい、戦争がすんだころには、勝ったほうも負けたほうも、なんの目的でこんな大騒ぎをしたのかわからぬことさえある。そうして、生き残った人びとはむごたらしい戦場の跡を眺め、口をそろえて、――戦争はもうこりごりだ。これっきり戦争を永久にやめることにしよう!

そう叫んでおきながら、何年かたつうちに、いつしか心が変わり、なんとなくもやもやと戦争がしたくなってくるのである。どうして人間は、こうも愚かなものであろうか?」

「私たち日本国民は憲法において戦争をしないことに決めた。

わが子よ!

憲法で決めるだけなら、どんなことでも決められる。憲法はその条文どおり実行しなければならぬから、日本人としてなかなか難しいところがあるのだ。どんなに難しくても、これは善い憲法だから、実行せねばならぬ。自分が実行するだけでなく、これを破ろうとする力を防がねばならぬ。これこそ、戦争の惨禍に目覚めたほんとうの日本人の声なのだよ。」

「しかし理屈はなんとでもつき、世論はどちらへでもなびくものである。

日本をめぐる国際情勢次第では、日本人の中から憲法を改めて、戦争放棄の条項を削れ、と叫ぶ声が出ないとも限らない。そしてその叫びがいかにも、もっともらしい理屈をつけて、世論を日本再武装に引きつけるかもしれない。」


「もしも日本が再武装するような事態になったら、そのときこそ誠一(まこと)よ、カヤノよ、たとい最後の二人となっても、どんな罵りや暴力を受けても、きっぱりと戦争絶対反対≠叫び続け、叫び通しておくれ!


たとい卑怯者とさげすまされ、裏切り者とたたかれても戦争絶対反対≠フ叫びを守っておくれ!」

「敵が攻め寄せたとき、武器がなかったら、みすみす皆殺しにされてしまうではないか?――という人が多いだろう。しかし、武器を持っている方が果たして生き残るであろうか?武器を持たぬ無抵抗の者の方が生き残るであろうか?」・・・

「狼は鋭い牙を持っている。それだから人間に滅ぼされてしまった。ところがハトは、何ひとつ武器を持っていない。そして今に至るまで人間に愛されて、たくさん残って空を飛んでいる。・・・

愛で身を固め、愛で国を固め、愛で人類が手を握ってこそ、平和で美しい世界が生まれてくるのだよ。」


「いとし子よ。


敵も愛しなさい。愛し愛し愛しぬいて、こちらを憎むすきがないほど愛しなさい。愛すれば愛される。愛されたら、滅ぼされない。愛の世界に敵はない。敵がなければ戦争も起らないのだよ。」




素晴らしい言葉ですね。




アホな秀さんも死ぬ時が来たら・・・・



息子を前に・・・・何か一言


うむ〜・・・・

ま! 父のように アホ にはなるな!

・・・・・・・・・・と言っておきましょう。




では、皆さま盆明けもがんばって参りましょう!











posted by 秀さん at 05:49| ハノイ | Comment(5) | TrackBack(0) | ベトナム生き方編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久し振りです。

お盆にお墓参りに行ってきましたが渋滞がすごくて参りました。

うちのお坊様が仰るには、お盆や会期等のときに特別に拝むのでは無く、常日頃からご先祖様を思い出して「あの人の好きだったものだからお供えしよう」「あの人ならばこう言うだろう」など日々のちょっとした時に思い出してあげることが一番のご供養になるそうです。

さて、ご子息夫妻と別々に暮らすようになったそうですが、猫も居ないのでしょうね。
一人暮らしは気楽でも有りますが、寂しくもあります。
お酒など飲みすぎないようにご自愛ください。
Posted by chibipaff at 2012年08月17日 20:18
秀さんこんにちは。

いつもながら、味のある文章を選んで転載され、センスを感じます。
狼と鳩の話はいいですね。筆者の思いが伝わってきます。
愛があれば…は性善説の立場で?ではありますが。

もともと経済に何の興味もなかった私が興味を持ち始めたのは秀さんのブログがきっかけでした。日本がなぜデフレからいつまでも脱却できない、いや、しないのか。残念ながら民主党は途中から空中分解でしたが(笑&涙)

一人暮らしを始められたそうで。慣れれば寂しくはないと思いますが、もう一度恋でもされることをお勧めしようかとも思います(笑)ベトナムの女性はキレイですからねぇ。

ちなみにベトナムにキャットフード、売ってないのでしょうか?
Posted by オレオレオレオレだよオレ!名無しだよ! at 2012年08月18日 17:34
chibipaffさん どうもです。

来年こそは墓参りに行きたいと思います。毎日、ベトナムで線香はあげているのですが、やはり日本に帰ることが必要かもです。

さて、猫のチーはその後は肥満街道まっしぐらでして、餌のやり過ぎじゃぃ! と息子の嫁を叱っておきましたわ。

今は一人暮らしですが、9月からは仲間が増えます。(野郎ばかりですが・・・)

お酒はもうあまり飲めなくなってしまいました。

コメントありがとうございます。

ご自愛くださいませ。



Posted by 秀 at 2012年08月20日 00:40
オレオレ名無しさん どうもです。

今さら恋愛でもないでしょうが・・・
少し活動的にならねばいけませんねぇ。がんばります!

キャットフードはベトナムでも売っているようです。
愚息の嫁がそのキャットフードをやり過ぎてチーは肥満猫になっておりました。

ベトナムは幼児にも食べさせ過ぎじゃないか? と言うくらい過食させますねぇ。文化風習のちがいでしょうか?
良く分かりませんが・・。

コメントを励みに頑張ります。

ありがとうございました。




Posted by 秀 at 2012年08月20日 00:45
お久しぶりです。日本が生き残るのに必要なのは憲法9条を改定し、戦争を認め、自衛隊を軍隊にして核武装することです。戦争反対など売国奴のたわごとです。圧倒的な軍事力があれば戦わずにすむのです。そもそも戦勝国が与えた憲法など支配するに便利なように作られたたわごとです。
Posted by 魔王 at 2012年08月23日 00:32
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