秀さんの住居は、高級ホテルや高級コンドミニアムといったエエとこの駐在員が滞在する所とは大いに違う。都心部からかなり離れた民家である。
最近は、階段を3階まで上るのも、バスタブがあっても溜めるまでに水になってしまう電気温水器にも、シャワーが穴が詰まっているのかと間違えるほど水量が乏しいのも、しょっちゅう故障し、オンにするとテレビの音が聞こえなくなるほど騒音がうるさいエアコンも気になりません。
厳かに修行にいそしむ禅僧のごとく、心乱れる事無く生活しております。
シャワールームにいるヤモリさんとはお友達ですし、夜中に秀さんの体を這い回る蟻さんとは、たまたま、秀さんの逆鱗に触れて潰される不運な奴もいますが、概ね良き関係を築いております。
車 なんていう代物は夢のまた夢のはなし、ベトナム製ホンダのバイクが唯一の移動手段。
これは、ベトナムでもかなり貧しい方に属するレベルである。
秀さんの持論。その国に入ればその国の庶民の中で生活すべし、そうしないとその国の本当のことは判らん。
嘘こけ!要は金が無いだけのはなしだろうが。そりゃそうですが・・・。
安い居酒屋でビールを飲みながら、ふと、自分の人生を振り返ってみた。
そこには、ただ、風が吹いているだけ〜♪、じゃない。少し真面目に振り返ってみよう。1
3歳で初恋をして、大学生の時にその娘と同棲、卒業後すぐに結婚。
ハネムーンベイビーの息子は、キャバレーでおねぇちゃんの腿を触っている間に誕生、面白くて仕方がない程仕事に明け暮れた日々、
会社の成長を眼のあたりに見てきた感動と充実感、金も結構出来た&少々増長もした、
子供との断絶、妻の末期癌の発覚、6ヶ月後に妻の死、絶望感で1年間酒に溺れたこと、
妻に続いて1年後父の病死、
その1年後会社倒産の憂き目に合い保証人として何もかも失い無一文になったこと、
失業、再就職、転職、会社乗っ取り、会社移籍、息子とゴルフ通じて関係修復しよくラウンドした事、
本社の経営不振によりベトナムで放置プレイ状態、
再転職、突然の母の死・・・と数えれば切が無いほど様々なことがあった人生である。
以前は銀座のクラブ高級クラブで若いお姉ちゃんをはべらせて景気の良かった時期もあったが、現在は、ベトナムでヤモリと蟻の出る民家に居住、、ベトナム人技術者相手に人材ビジネス。
今までも、それなりに起伏のある人生だったと思うが、まだまだ終わった訳じゃないし、ビジネスの成功を夢見てもう一つ二つ、いや三つくらい頑張らないといかん。
人間、夢が無くなったら終わり。
仕事以外の夢でも何でも構わない、夢を持ち続けること、その夢に向って努力することが楽しいと思うようになって来た。
金は無くてもしたくも無い仕事で人に働かされるのは真っ平ご免、自分の意思で楽しいと思う仕事を思いっ切りやれれば最高!
いやぁ、なんか真面目モードはどうも照れくさいのでやはり止めよう。
トーン変更。
若いお姉ちゃんを追い駆ける夢なんかいいかも知れん。
20年前に妻を亡くした皿うどん屋の爺様はもう80歳以上だが、現在は、65歳の新しい恋人(文字で書けば美しいが、要は単なる婆さま)が出来て週末はその家で過ごしている。
金曜の夜に、バイクを転がして嬉しそうに出かけていく姿を見かける。
何歳になっても恋する気持ちは大切かも知れない。
そろそろ、秀さんもチェンジ・ザ・マインドするかなぁ?
良いかねぇ?天国のおかぁちゃんよ。
何だって?その年で、愛じゃ、恋じゃほざいた所で、
一言、「このエロじじい」と罵倒されるのが落ちだって・・・・フン!
今後も、 エロじじいには成っても、ええじじいに成らんからな!
2007年08月18日
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なんかとっても共感できました
失敗・失策続きの生き方、まだまだ〜
挽回してやるぞ〜
はい、人間命までは取られない!が私の心情ですので正しく生きてさいれば何とでもなりますよ人生なんて。ハイ。
2010年、日本の経済も大変ですがお互い頑張ってまいりましょう。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。