2009年02月19日
アメリカの衰退と金価格高騰編
アメリカの金融危機が半端ではないことは前から頭では理解しており長い間世界の基軸通貨であったドル(ドル国債)の崩壊が近いことも織り込み済みの秀さんでありました。
その結果、安全資産として金が注目され価格が上がるだろうなぁ とアホな秀さんのみならず1部の経済学者も言っていたのですが・・・
だからと言って金を買おうとは思わなかったのであります。
会社の事務員さんには去年から金を買うようにと勧めてはいましたが自分自身は何もせずでありやした。
原資がないのが最大の理由ですが秀さんの性格として投機的なものはどうも気が乗らないのでありやす。
だったら人に勧めるな と言われると返す言葉がないのでありやす。
ベトナムでは金の売買は日常的に行われており金の相場に関しては日本人よりベトナム人ははるかに知識も経験もある国民でごわす。
一昔前は不動産購入などと言った高額な取引では金で支払うことも普通のように行われていたようです。
アメリカに話を戻しますと2日前にオバマ大統領がアメリカの金融経済建て直しのために総額72兆円という膨大な金額のを支出する景気対策法案に署名した。
それだけのお金を出す裏付けのファイナンスはどうするのか? と言った素朴な疑問がわくのであります。
秀さんが思うにアメリカはもう債務不履行に陥ることは間違いないと思われる。
実際、2月1日に米国カリフォルニア州政府が、財政破綻(支払い不能)を宣言してしまいました。
他の州も遠からず同じようなことになる状況であります。
いわゆる夕張市と同じことがアメリカの多くの州で起こりそうだと言うことででありやす。
ベトナムの情報発信が目的である秀さんのこのブログでアメリカのことがどう関係するかと言われるでしょうが・・・
ベトナムの為替相場はほぼドルに対して固定相場に近い形であり日本のような変動相場制ではありません。
最近ベトナム当局はある程度の変動操作をしてはいますがその幅は小さい。
今後アメリカの金融経済の崩壊と共にベトナム政府がどのような対応をするのか非常に興味のある秀さんでありやす。
無論日本のみならずベトナムもアメリカへの輸出品目が多く経済的な影響を受けていることは間違いないのでありますが所詮世界の経済大国から見ればその経済規模は取るに足らないレベルであります。
また食料や資源に関しても自給率は高く国そのものが直ぐにどうのこうのという状態になるとは思えないので秀さんは楽観しておりやす。
よって今後ドルが崩壊すればベトナムドンはドルとの固定相場を廃止して他の先進国の複数の国の通貨を基準とする動きを取るのか はたまた一気に変動相場制に踏み切るのか非常に興味のあるところであります。
今、円/ドルレートは若干円安に振れてはいますが近い将来ドルの信用失墜による急速な円高が進むと秀さんはアホな頭で空想を重ねております。
考えるだけで実際は何の行動も起こしませんぞぃ。
だってお金のことばかり考えても楽しくはないですもん。
あくまでお遊びとして思考を巡らすのがアホかつ貧乏な秀さんにはお似合いでありやす。
案外、愚息がちゃかり前から金を買っていたりして・・・
ま、そんなことはないか!
実は秀さん日本に帰った時に愚息の銀行口座からお金を引き出してある支払いを頼まれたのですが・・・
必要額より余分に引き出して少しばかり使い込んでしまいました。
後で詫びは入れたのですが・・・
愚息のお金を使い込むような親父は銃殺ものですな。
ごめんなさい!
本日は金相場の話から脱線しまくりのブログになってしまいました。
次回は楽しい話 また ベトナムに関する情報を発信したいと思います。
ではこの辺で 失礼します。
2009年01月05日
アメリカ発の信用恐慌編そのA
秀さんが前から気になっていたサブプライム問題発生から続く世界的な金融信用収縮に至った経過がこの論文から秀さんのアホな頭でも少しは理解できましたので、非常に長い転載ですが2編に分けて(文字数オーバーのため)下記に添付します。
興味のない方は、無視して下さいな。
この文章は転載無料と言うことですので、誠に有り難いですわ。
また内容も非常に分かりやすく検証も十分だと思いますね。
秀さん的には最後の 筆者の 「後記」 が心に沁みてこの方のお人柄がしのばれます。
転載そのA
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■9.信用が創造されるプロセス
さて・・・ここからです。ここまでは、銀行は、何ら信用創造をしていません。預金額に見あう3兆円の融資と、2兆円の有価証券を買っただけです。資産と負債は、見合っています。
普通の人の銀行への理解は、ここで止まっています。
【合計B/Sで見る】
しかし、ひとつの銀行のB/Sではなく、他の銀行が連鎖した全銀行の合計B/Sを見れば、そうではない。ここに、驚愕の構造がある。マネーは、無から生まれます。その無が、信用です。
▼第3段階:融資や証券買いの結果はどうなるか?
前記のようにA銀行が、3兆円を企業に貸すとします。借りた3兆円を使い企業は投資をする。単純にするため、全部を工場に設備投資したとします。
企業からは、工場を作った建設会社に3兆円が支払われます。その3兆円は、建設会社の賃金、資材購入、利益になる。3兆円は、個人と他の会社をめぐって行きます。個人は賃金を、建設会社は売上を、BやC.....銀行に預けます。というより、売上は口座に振り込まれ預金になる。
2兆円の証券の購入も同じです。銀行に証券を売って得た、誰かの現金2兆円は、また、どこかの別の銀行に預金されます。
現金で、会社や個人の金庫に残す分は、今週の支払い分くらいです。個人もカードで買い物するので、現金は要らない。預金しておけばいい。
つまり・・・〔A銀行が企業に貸した3兆円+有価証券を買った2兆円〕は、B銀行かC銀行、あるいは他の銀行の預金になり、無限連鎖で増えます。(数学的な無限等比級数)
中央銀行は、新たな5兆円を紙幣として印刷し、増やしたわけではない。誰も、増やしていません。しかし、A・B・C・・・の銀行を合計した預金では、A銀行の融資3兆円+有価証券購入2兆円分が増えたことになる。
以上が、銀行システムの連鎖(マネーのチェーン)による5兆円の信用創造の秘密です。
B銀行に、預金が集まったとします。B銀行のB/Sは、以下のように資産と負債が、同額、増えます。
【資産】 【負債】
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現金 5兆円 預金 5兆円
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このB銀行も、負債の預金には、金利を払わねばならない。現金のままもっていても、金利はつかない。B銀行は、即座に、5兆円分の有利子負債を返すか、企業への融資、証券購入、国債購入をします。
口座の5兆円を、どこかの企業に融資したとします。企業が借りた5兆円は、前記の無限プロセスを経て、結局、ABC・・・のどこかの銀行の預金になります。
最初のA銀行の融資3兆円、有価証券購入の2兆円が、企業・個人・銀行をめぐりめぐって、5兆円+5兆円+5兆円・・・・というように、無限に、銀行システム全体で、増えます。
これが、銀行の連鎖ネットワークによる、無からの信用創造です。
ゼロ金利策は、信用の無限連鎖を強化するものです。預金への利払いコストがゼロですから、企業や銀行は、低い利回りの投資や証券購入ができるからです。
米国の五大投資銀行(筆頭ゴールドマンサックス)は、低い金利で借り、高い利回りのものに投資していた。そのため、純負債で350兆円(08年末推計:対外総負債2000兆円:対外資産1650兆円)を抱える米国が、逆に、投資利益を出していたのです。
今、金融機関はシグナルであるデジタルマネーが、世界を瞬時に動くことができるネットワークシステムの中にあります。
・世界のほぼ10年間の低金利、
・紙幣が化けたマネーのデジタル化、コンピュータネットが、世界バブルを生んだとも言えます。
【記憶】
20年前、情報システムについて原稿と企画を書き、早朝に、ひとり眠るとき、毎日、サミュエルソンの分厚い『経済学(岩波書店)』を読んだ。10時間書くと、脳が熱く、くしゃくしゃになる感じがあるので、古典を読むのは、清涼剤です。
「進展する金融のコンピュータ化は、今までの金融を根底から変えるはずだ。どういう帰結になるかは、分からない。」とあったのが気がかりで折に触れ考えていました。結果は、過剰な信用創造によるバブルと、その後の信用恐慌でした。今はっきり分かった。
■10.支払い準備率と信用創造
【準備率の秘密】
ここで例えば5%の「支払い準備率」を言う必要があります。5兆円の預金を預かったとき、政府規制で、銀行はその5%(2500億円)を支払い準備として、中央銀行の当座に預けるか、手持ち現金(他の銀行への預金)に残さねばならない。
銀行システム全体の信用創造は、5兆円÷(1−0.95)=100兆円が最大になります。4%なら125兆円です。
5兆円+5兆円×0.95+5兆円×0.95の2乗+5兆円×0.95の3乗+5兆円×0.95の4乗・・・・・=5兆円÷(1−0.95)=100兆円
(注)連鎖の途中で、5%以上を残す銀行が出ます。上記計算は、5%の準備率での最大信用の創造額です。
銀行の連鎖のシステムで、最初のA銀行への預金5兆円が、総額で100兆円の信用を創造するのですから、すごい。
紙幣ではない。預金のデジタル数字です。そしてその預金は、企業や個人への融資と、国債を含む有価証券の購入になる。この銀行システムが、現代社会に、普通の仕組みとして組み込まれています。
【バブルとバブル崩壊が宿痾になった】
以上から、投機とバブル経済を生む過剰な信用創造は、不況期に金利をゼロに向かい下げるので、現代社会の宿痾(しゅくあ)といっていいのです。過剰になった信用で、過剰な投資と消費が行われる。
返せない負債の極点付近で、銀行信用、株信用、不動産のバブルが同時崩壊し、信用恐慌が起こる。
【日銀のゼロ金利と量的緩和が果たしたこと】
世界の銀行システムの連鎖による、無からの信用創造(=マネー創造)の構造を知れば、日銀がゼロ金利を発動した10年前から、ジャパンマネーが、1年で約40兆円主に米国に流出したことの、重い意味も了解できるはずです。
1年40兆円は、5%の支払い準備率ならその20倍、つまり800兆円の、世界の銀行システムでの信用創造、つまり預金を生む。
【3%のスプレッドで動く】
国内をゼロ金利にすれば、マネーは3%以上のスプレッド(利幅)の利を求め、当然、より金利の高い海外に、資本逃避(キャピタルフライト)する。90年代以後の米国は、かつて日本より、ほぼいつも3%は金利が高かった。(注)今FRBはゼロ金利策。米ドルが売られることを意味します。
金利は、貸し付け、証券、株の投資の、利回り率も決めます。
【世界の資産バブル崩壊の遠因は、日銀だった】2006年4月、日銀はゼロ金利と量的緩和を停止します。31兆円もあった日銀当座預金(金融機関の預託マネー:06年3月20日)を、3ヶ月の超短期で10兆円にまで、20兆円絞ったことが、世界の金融連鎖の中で20兆円×20倍=最大400兆円相当のマネーを抜くことにもつながった。
このため米国の不動産は、06年夏から下落地域が出た。
この策が、翌2007年になると、ファンドのキャリー・トレードの解消(返済)を手始めに、米国と世界の信用収縮を生み、世界の不動産バブルを崩壊させた原因と見ています。
残念ですが、日銀の頭脳には、そこまでの金融の想像力はなかった。(注)キャリートレード:金利の低い通貨で借り、金利の高い通貨の証券を買うこと。
日本の、800兆円の預金を中心にした個人金融資産は、世界の鯨のように、巨額です。それが、規制が緩くなった、世界の金融連鎖のチェーンで更に膨らんだ。
2000年はほぼゼロで、年々大きくなり、$62兆になった保険商品CDS(債務保証保険:07年末)も、金融機関が貸したり、あるいは社債、住宅証券を買うリスク感を減らしていたのです。
普通なら売れない、回収に無理があるサブプライムローンの、信用度がジャンク(くず)でも、回収を保証するCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)を掛ければ、額面償還と利払いをAIG等が保証するAAA証券に変わるからです。
回収保険を売ったAIG等は、保証料をプレミアムとして受け取り、史上最高の利益を出していた。2008年半ばまで、世界の金融は、金融保険のCDSやCDOを使って、ノンリスク金融とされた。信用バブルは、そのため、一層、膨らんだ。
言い換えれば、金融(=貸し付けと証券購入)につきものの、リスクを回収保険で消したことが人々のリスク感を鈍らせ、ファイナンスが極点まで行ってしまった。これが今回の金融危機を、信用恐慌に至らせた原因です。
あらゆる保険は、リスク率が想定範囲のときだけ成り立つ。計算を誤れば、全体が破綻します。それが、2007年から起こった。
(注)風船(信用=マネー)が膨らみきれば、極点での爆発は大きく悲惨です。日本のゼロ金利での世界の信用膨張を、海を超えた遠因とする破裂、つまり突然の世界恐慌は、必然だったのですが、それが、若干弱いものになったとも言えます。
信用恐慌によるバブル崩壊は、突然、返せない負債の変曲点(=臨界点)を超えたとき襲う。信用恐慌の前週まで、経済は、抜ける青空の、絶頂です。ドバイには、地上1000メートルのビルも企画させた。今、工事停止状態。
今回の恐慌は、以上のように、世界が初めて経験する21世紀の、デジタルマネーと保険料率を計算する金融工学が生んだ乗数金融型の信用恐慌です。姉歯事件の、耐震偽装に似ています。
前FRB議長のグリーンスパンが、本当は当事者責任の回避の目的で言った、「100年に一度」ではない。デジタルマネーやCDSは新しいからです。
90年代には、CDSはなかった。1929年にもなかった。新聞や論者は、枕詞に100年に1度と言う。これは、もうやめたほうがいい。対策を間違えるからです。
■11.銀行は負債額が資産額
ここで、信用創造する銀行のチェーン・システムを、注意深く見れば、最初の5兆円から、100兆円(20倍の信用:マネー)を創造した銀行システムの全体が、銀行の、自分のものではない国民から預かったマネーをもとに、社会の富のほとんどを所有していることにも気がつきます。
銀行は、ぺーパーマネーを貸す代わりに、普通、評価額から20%〜30%くらいの欠け目を見た財貨を担保にとるからです。
銀行にとっては負債の預金は、
・銀行システムを媒介に、
・金融機関の資産である貸付金、
・有価証券の所有、株の所有になって、銀行が所有します。
企業やローンをもつ世帯を生かすも殺すも、銀行や金融機関の思惑によるものになる。
その上、金融機関が損をし、破産状態になれば、米国や日本のように、国家が国債を刷り(事実上無償で)貸し付け、あるいは資本注入し救います。
その金融株主の、世界の頂点が、網の目のようなネットワーク構造をもち、金融機関の最終資本の多くをもつ、(国際金融マフィアである)ロスチャイルド家や、ロックフェラー財閥、あるいは国家とは言いませんが、まぁ、たどればそういった仕組みです。
なんだか・・・社会が壮大なフィクションに思えます。大元は、近代社会が、個人や企業が所有するマネーのほぼ全額を銀行へ預金にしているからです。資本主義は、デジタルマネーとネットワーク型の金融資本よってそこまで行き着いてしまった。
▼消費財デフレと資産インフレの同居
19世紀型の、単純な一国資本主義では、過剰な信用創造(マネーの増加)は、インフレになった。しかし、2000年代は、逆に、消費財〔商品〕のデフレ〔価格下落〕の時代でした。
理由は、中国と旧共産圏(東欧)及びアジアが、資本と技術輸入によって、電子部品を使う高度な商品まで、先進国の10分1以下の低い労務費で作り、低い価格で大量に輸出するからです。
最近、望みの一眼レフ(ニコンD90)を買いました。中級クラスですが、凄い性能。ボディ価格は、8万円。シグマ製のレンズが約4万円。ニコンは、日本光学。日本製かと思っていたのにタイ製でした。国際分業と技術移転が、高度製品の領域まで来たかと、感慨深い。
こうしたことのため、1980年代までのようには、先進国のワーカー賃金が上がらない。賃金が上がらないと、購買力は増えません。
購買力が増えないと消費財のインフレは、なかなか起こらない。米国は違っていました。世帯が1年に100兆円分借金を増やし商品を買ったからです。
代わりに、世界では資産インフレを超えた資産バブルが、起こった。不動産は、後発国で作り、輸出することはできないからです。
次は、株による信用創造です。金融機関だけが無から信用創造するのではない。株も、将来利益を現在価値に還元するメカニズムで、大きなマネーの元になる信用を、創造します。
■12.株も信用創造
2007年10月の世界の株価時価総額は$63兆とピークでした。世界のGDPが$60兆ですからそれを超えています。
07年8.19に、欧州で始まったサブプライム・ショックは、バーナンキが言ったように、数十兆の損としか見られていませんでした。低金利と、前記の金融の連鎖による巨額な信用創造(実質的なマネーの増加)への想像力が、欠落していたからです。
株にも、銀行チェーンのような信用創造のメカニズムが組み込まれています。
▼株の理論価格
株価の理論価格は、
・次年度からの企業予想利益に、
・各年度のリスク率を掛け、
・期待長期金利で割ったものです。
(正確には、ファイナンス論でこうだとされる)
企業の、ほぼ確定した次年度利益(税引き後純益)を10億円と仮定します。翌年の、利益予想のリスク率を10%とします。そうすると、企業の期待純益は以下になる。
10億円+10億円×0.9+10億円×0.9の2乗+10億円×0.9の3乗+10億円×0.9の4乗・・・・=10億円÷(1-0.9)=90億円
これが、期待純益です。そして各年度の期待純益を長期金利(複利)で割る。現在の長期金利が2%、金利の変動リスク率を1%の幅(50%)とします。これを加味することは、各年度の期待純益に、0.97の各年度の累乗を掛けたことと同じです。
10億円+9億円×0.97+8.1億円×0.97の2乗+7.3億円×0.97の3乗+6.6億円×0.97の4乗・・・≒80億円=ファイナンス論の理論価値
80億円の理論価値と見なされる。予想PER(=株価の理論時価総額80億円/次期純益10億円)では、8倍と低い。(注)これが今の理論価格水準でしょうか。
1年前の07年秋の時点では、世界の主要株の実績PERは、15倍(先進国)から60倍(中国等の新興国)でした。理由は、世界経済の5%成長で、次年度より高い企業純益が、共同幻想で期待されていたからです。
1年で20%利益が増えると仮定すれば、以下のようになります。予想のリスクを10%とします。各年度の期待純益は、以下のように、増えます。
10億円+10億円×1.1+10億円×1.1の2乗+10億円×1.1の3乗+10億円×1.1の4乗・・・=純益は無限大
利益の無限大は、どう見ても行き過ぎです。大ざっぱに、将来15年分だけを、見るとする。理論株価は、実に、大ざっぱなものです。
これを、将来利益の割引現在価値(NPV: Net Present Value)とも言う。賭のようなものですが、経済が成長する国では、企業純益はそれ以上に上がることが多いので、説得性はもつ。
10億円+11億円+12億円+13億円+15億円+16億円+18億円+20億円+21億円+24億円+26億円+29億円+31億円+35億円+38億円=319億円です。
これらの期待純益を、各年度の期待長期金利(複利)と金利の変動リスクで割引きます。金利が低いと、次第に無視できる要素になる。理論株価は、300億円に近づきます。結果はPER30倍です。先進国でも利益の期待成長率が高い企業は、PERは20倍〜60倍にもなる。
概略を言えば、「21世紀の世界経済は成長期に入った。特に、高度成長をする新興国の企業利益は大きくなる。BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)はPER20倍でも買いだ。」という論を、投資銀行1位のゴールドマンサックスは出した。
BRICsは、2000年代初頭に、ゴールドマンが証券商品を売るために作った言葉です。
株価の上昇は、その株を担保に、買える株を増やします。つまり、レバレッジでの投資が起こる。ここでも「信用が膨らむ」。つまり社会の、担保として利用できるマネーは増える。
分からないのが本質の未来の利益を分かるかのようにリスク率も加えて確率計算し担保にいれた。理論株価の根拠は、これしかない。
株式市場では、$64兆(5800兆円:07年10月:$1=90円換算)のマネーが作られたと言っていい。今これらは、約40%〜50%下げています。
株の信用総額は、3000兆円近くが失われています。この損は、世界の不動産の下落損にも、匹敵する。比較すれば、日本のバブル崩壊は小さかった。
2000年代が、金融と株での、過剰な信用創造をベースに、不動産と株価の資産価格を極点まで押し上げていたということを想定すれば、PER30倍は、いかにも変と分かったはずですが、多くの人はそう思っていなかった。
企業利益は史上最高で、世界経済は5%の高度成長、新興国は2桁成長と前提していたからです。
以上、本稿では、2007年までの過剰だった信用創造を解きました。次は、信用崩壊(=信用恐慌)後を、見極めねばなりません。原因を見なければ、正当な対策もない。 【後記:人の宝石】
歌姫と言われるMISIA(ミーシャ)は、ケニアの難民が住むスラムを訪
ねた。ノビテワという、13歳の少女に出会う。
病いで働けない父と、弟がいた。母は何年か前、病気に倒れた。病院
に行けず亡くなった。一家の収入は、ノビテワが時折の子守でもらう
1ドルだけだった。家族は、食べることができない日がある。
父と弟に食べさせるものがないと思うと、不安が襲うと言う。学校に
行って勉強し、いい仕事に就きたいという。目が、大きかった。
ミーシャは、将来、何になりたいのかと訊く。
「勉強して、看護師になり、苦しむ人を、助けたい。」
恥ずかしそうに言った。苦しむ人を、助けたい・・・なぜ、こう思う
ことができるのか。ホームレスすら貴族に見える環境で、最初に、な
ぜ人を助けると考えることができるのか。現在へ恨みではない。明日
への希望だった。難民キャンプに学校はなかった。アフリカとケニア
の各地では、凄惨な部族闘争が続いている。
食べるものを稼ぎたい、ではない。
願いは、人を助けたい。この言葉を、心に刻む。
心が、揺さぶられ、共感は感動になった。
見たのは、TVによくある、お涙頂戴の番組だったかもしれない。しか
し十分に思えた。ゴッホの複製画が感興を惹起するように、作り物で
も伝わるものはある。
1年後、ミーシャは、ノビテワに会いに行く。別の場所に、住んでいた。
トタン屋根の、青い波板シートで囲んだ粗末な学校があった。希望
の最初の段階は、叶っていた。背が伸び、ミーシャを超えていた。所
作と声は、変わらない。ミーシャは、また希望を訊く。
「医者になって、苦しむ人を助けたい。」
学校に行くには、1年10万円がいると言う。ミーシャは、14歳になった
ノビテワに提案する。皆で協力し、バッグやアクセサリーを作ろう。
それを送ってもらい、ミーシャのコンサートで売る。続けられる仕事
を、作る。
ノビテワの、苦しむ人を助けるという希望が、ミーシャを駆り立てて
いた。その言葉が、医者の学校に行く手段を、作りつつある。
私は自問した。人は目標をもつことができる。高い目標が、人や企業
を作ると断言できる。ノビテワが医者になれるかどうか、わからない。
しかし、ノビテワの動機は、人を助けることで、人への貢献だった。
目標が彼女をひっぱるかぎり、ノビテワの将来は、他の仕事であって
も、すばらしいものになると予感した。8年後に、医者になり難民キャ
ンプで昼夜働き、ミーシャを駆り立てたように周囲を動かす気品を備
えたノビテワがいるかもしれない。いや、きっと、いる。イマジネー
ションがそれを与える。
何もないところで、人は希望をもてる。共感させる希望は、周囲を動
かす。そして気品を与える。我欲を超える気品は、人を動かす。
可能性は高い。人は、実現を信じることができる。願えば叶うのでは
ない。願い続ける強さと、強いゆえの持続が、自分を鼓舞し、人にも
伝わって将来を決めるのだろう。(前号では、強化学習の方法を述べ
ました)
未来は、ない。物理的には、いつも、現在しかない。
しかし人は未来を予見し、予見の実現を、信じることもできる。
自分は、どんな希望や目標をもてるか。人は、過去と今の環境に規定
されている。自分の歴史から、自由ではない。しかし、明日へ向かえ
ば自由だ。サルトルから学んだ。未来への投企(projet:プロジェ)だ
と言った。
人を、高みへを引っ張るのは、目標に違いない。医者になる目標は、
ノビテワにとって高い。難しくも思える。しかし希望だ。万一医者な
れなくても、キャンプの困っている人を助ける仕事なら100%できる。
医者という資格も、結果にすぎない。
自問しています。あらゆる仕事の原初的な鍵は、人に貢献するという
希望だ。自分を奉仕の立場に置く。そうすれば希望の実現も見える。
新年にあたり心に触れたノビテワの言葉を、再び伝えます。
「勉強し、医者になって、苦しむ人を、助けたい。」
ノビテワには、病院に行くお金がなく幼少の子供2人と病の夫を残し、
苦しんで死んだ母の映像が刻まれているはずです。
母は、惨絶に死んだだけではない。すばらしいものを遺した。困って
いるのは家族を支える14歳の自分のはずなのに、人を助けることを、
自分のことより先に考えることができる。これ以上の教育は、ない。
教育は学校と教科書ではない。それは、知識に過ぎない。コアは、人
の生き方でしょう。寺子屋は、先人の、人の役に立つ生き方や、徳を
繰り返し暗記させた。
事業や仕事も、顧客という人間への貢献であるはずです。これこそが、
仕事の始原になる。収入や利益は、貢献の結果に過ぎない。
利益は目的ではない。貢献することが、事業の目的であるべきものの
はずです。貢献なら、誰にとっても、今日からできる。ここに、あら
ゆることの突破口がある。自分は、これを強く持続し願えるか。
アメリカ発の信用恐慌編その@
興味のない方は、無視して下さいな。
この文章は転載無料と言うことですので、誠に有り難いですわ。
秀さん的には最後の 筆者の 「後記」 が心に沁みてこの方のお人柄がしのばれます。
転載その@
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Systems Research Ltd. Consultant 吉田繁治
新年特別号:マネーと信用の根源をたどれば、信用恐慌が分かる
【目次】
1. 準備率
2ペーパーマネーは賭博場のチップに似て
3.人は理性で計算するが、結局、感情で決定する
4.今、幸いに世界で国債が買われているが
5.国債はノンリスクとされる
6.金融資産は、別の人の負債
7.フランス王立銀行の帰結:1720年
8.現代の銀行制度
9.信用が創造されるプロセス
10.支払い準備率と信用創造
11.銀行は負債額が資産額
12.株も信用創造
■1. 準備率
【準備率が鍵】
紙幣を発行するために作られたフランス王立銀行(ロー銀行)による信用創造の鍵が、「低い準備率」という仕組みにあったことは、前号で了解されたでしょう。詐欺ではないのですが、預金の取り付けが現実におこると、詐欺風になってしまう。このため、銀行の本当の仕組みが、教育されないのかもしれない。
紙幣と、銀行がもつ貴金属の貨幣と交換を、政府・銀行が保証しても、支払い準備は多くて10%や5%、時に3%です。3%ならレバレッジ倍率(負債倍率)は、33倍です。
【今はBIS規制が準備率】
BISでは、国際的な取引を行う銀行の、時価の変動があるリスク資産に対する「自己資本(Tier1という)比率」は8%を推奨しています。
世界のマネーの総元締めは、中央銀行の上にあるBISです。スイス・バーゼルにある国際決済銀行で、各国中央銀行の中央銀行の役割を果たし、金融機関の対外決済は各国中央銀行を経て、BISを通ります。BISの株主は、国際金融マフィアです。
(1)わが国では、金融ビッグバンの90年代に、BIS基準を受け入れ、国際業務を行う大手銀行は、Tier1(中核的自己資本)で8%、国内業務に特化する地方銀行は、4%とされています。
米欧では今、リスク資産も時価評価の停止で、これが無視されています。信用を創造する金融には、他より強い経済倫理がいるのですが、金融危機のときは無視され、(今はFRBも何でもありで)当面する危機の、津波のような波及を防ぐ策をとっています。
(2)国債は、国が(ペーパーマネーで)償還を保証するからという理由で、(変なことですが)価格変動はあってもリスク資産ではないとわが国財務省はしています。為替価値が日々大きく変わるドル国債はどうなのか?
世界の銀行の仕組みは「低い準備率というマジック」で成立しています。構造は、フランス王立銀行(ロー銀行)と変わっていません。いや今は、ロー銀行のように、金との交換が保証された兌換紙幣(だかんしへい)ではない。不換紙幣でありペーパーマネーです。ペーパーマネーと国債の信用は、完全に同義です。
【根底を言えば・・・】
両者の信用の元を遡れば、国家の財政と将来の徴税力です。そして、将来の徴税力は、GDPの増加に依存します。GDPが増えないと増税は無理です。そのため、高齢化(=労働人口の減少)や企業の生産性の停滞や低下でGDPが伸びなくなると、国債の信用は下落し売れなくなって、金利が上がります。
社債の信用が、発行企業の収益力に依存するのと全く同じです。
そのペーパーマネーの価値は、外国為替市場で「相対的な価値として(=各国ぺーパーマネー同士の関係で)」、日々変化しています。国内の通貨で計る国債価格の変動より、はるかに大きい。為替相場が、国の経済の先行指標になっています。
1日1%の騰落は年間延長では365%です。5%なら1825%。信用でFX(外為投資)を行った人なら、実感されるでしょう。10倍のレバレッジは、10ヶ月を1ヶ月に、10年を1年に短縮します。ペーパーマネーがベースの現代金融は、この時間短縮を行います。
世界のペーパーマネーと国債には、兌換の対象だったゴールドのような、人類共通の価値基準がない。いや、兌換紙幣も、実際にはローの銀行のように、交換要求が増えると兌換できないので、事実上は不換紙幣です。金本位も、1970年(ニクソンショック直前)の米ドルのように、金交換要求が増えると守れない制度です。(注)金本位に戻るという説もありますが、それはない。
ぺーパーマネーでは、国家財政の赤字を国債と紙幣発行で補うので、インフレが内在化します。しかし、GDPが伸びなくなり、同時に紙幣の価値が、実際は低いと知られると、市場金利が急騰し、紙幣と同義の国債も発行できなくなって、逆の、激しい信用収縮(デフレ)になる。これが、フランス王立銀行の帰結でした。
王立銀行のペーパーマネーが信用されていた4年間(1716年〜1719年)は、フランス税収の、25年分の国債(30億リーブル)の利払いをまかなうため、金準備とリンクさせた紙幣発行を急増させた。そのため、株が高騰し、貴族が奢侈品を買うバブル経済だった。
ところが1720年には、過剰発行した兌換紙幣を金貨に交換することができなくなって、取り付けが起こった。 国は、信用を失ったペーパーマネーと国債の増刷ができなくなり、紙幣のマネーサプライは急減して、フランス経済は、デフレ的な恐慌になった。
【本質と根底】
まとめれば、(1)ペーパーマネーの信用は国債の信用であり、それは国家財政の信用です。(2)財政の信用は、国家の、将来徴税力の信用であり、増税は、選挙がある民主国では、実質GDPが増加するときしかできない。(3)実質GDPの増加は、労働力の増加×企業の生産性の上昇です。ここまで、遡ることができます。
〔結論〕GDPの増加率が、マネーへの信用の本質と言えます。ただし、対外債務の純増分は割り引かねばならない。
今後(*)年の先進国GDPの減少は、今はまだ信用されているペーパーマネーと国債の信用を、どう下げるか? ここが根底です。
【事実と認識】
経済は「人の認識」で動きます。事実と認識には、時間差があります。今、政府が行うべきは「財政の完全な情報公開」ですが、期待できません。そのため、タマネギの皮むきになる。その証拠に、日本政府は、2009年に最後の埋蔵金(特別会計の剰余金)を出します。これは国債増刷が無理という財務省の表明です。後は・・・ない。
金利は、国債が信用され買われる間は、中央銀行の政策金利に誘導されて、上がりません。ところがその信用が空(くう)と、人々に認識されると、まず、市中金利が急騰します。まだ、その兆候はない。
金融機関が、証券下落による自己資本の減少を補うため、回収可能なリスク資産を回収し、代わりに国債を買っているからです。金融会計制度では、ノンリスクの国債を買えば、自己資本比率は改善すると、財務省がしているからです。民間銀行も、危機では必ず政府が救うので、事実上は特殊法人。
■2.ペーパーマネーは賭博場のチップに似て
前号で示したジョン・ローが、貴金属の貨幣に代わる数字を書いた紙幣を、国のマネーとするという発案をしたのは、賭博場で使われるチップを想うと、明瞭になります。(ジョン・ローの前の事業は、賭博場の経営でした)
窓口でチップを買う。それを積んで賭ける。チップは銀行のペーパーマネーに相当する。チップが残れば、賭博場の外で使うマネーに再交換する。
ぺーパーマネーも、同じ仕組みです。賭博場を広げ、ロー銀行(フランス王立銀行)の紙幣を使ったフランスと見ればいい。
国家が、経済に必要な倫理(ethics)を無視するなら、国債は償還する必要がない。借り換えと新発債を増やし、額面の利払いをしておけばいい。倫理は正しさ(right)の追求。
市場が十分に引き受けないときは、日本は日銀、米国はFRBが買うことになる。最後は金利分も、新規国債発行で借りる。
国債を発行時の価値〔商品購買力〕で返した国は、(長期で見ると)3000年の世界史上、一カ国もない。結局、インフレで帳消しだった。
国家は、国債が発行できる限り破産しない。ペーパーマネーを、刷れるからです。いや紙幣の印刷ではない。コンピュータでの数字振り込みです。国家に破産はないと政府が言うのは当然です。代わりに、国債をもつ人が破産する。
われわれは(1)中央銀行のバランスシートの内容、(2)政府財政の見通し、(3)国債を買う資金源である余剰預金の3者から、判定するしかない。
2009年、日本は、国債の借り換え債が100兆円、新規発行が40兆円になるでしょう。注意すべきは、次第に、長期債の発行が、引き受け難になってきたことです。
そのため短期債の発行でつなぐ。このため借り換え債は、一層増えます。利益が出なくなった企業が、長期社債を発行できなくなり、短期の借金に頼ることと同じです。
国の総預金が増えなくなると、国債に引き受け難が起こる。形式上の支払い不能はなくても「事実上の破産」はある。以下の時です。
【国家破産は、利払い額を超える国債発行】
大量の国債を、金融市場が買えず、金利が高騰し(国債が下落して)、利払い分以上を新規国債の発行で賄(まかな)ったときです。
米国・欧州・日本の2009年、2010年、2011年は、国債の大量発行です。誰が買うか、買えるか・・・問題。アラブや新興国も、買えなくなった。
(注)実際に起こる半年以上先駆けて言うと、普通、現実感がなくなります。3ヶ月前くらいが、ちょうどいい。しかし今は新年、あえて、6ヶ月を超える中期と3年の長期を言います。
■3.人は理性で計算するが、結局、感情で決定する
誰でも、宝くじが還元率の低い賭博であることは「理性」では知っています。ところが感情では「当たるかもしれない」と確率を高く期待し買う。人は、理性で考え、最後は、感情で決めるという本質をもっている。これが、無理な投機や売りを生みます。稀には、投機で儲ける人も出る。
【予想リスク率=期待利回り率の原理】
金融工学の本質は、「確率的な予想リスク率」は、「心理的な期待利回り率」と等しいという原理です。期待利回り率が高いことは、リスク率の高さと同義です。原理は予想リスク率=期待利回り率。
デリバティブは、市場でしばしば発生する不均衡(予想リスク率≠期待利回り率)を狙い、両者の価格差を裁定(arbitrage)する金融商品を組成します。
計算した理論価格より市場価格が、高いものを探して売り、低いもの求めて買う。期限での決済は、両者の差額のみなので、高いレバレッジをかけることができる。
しかしこれは、金融工学で計算する数学的理性です。問題は、予想や期待の心理です。心理は、数値では測定できない。ところがそれを数字にする。ここに金融工学に本質的な、無理がある。心の愛情や嫌悪は、数値化できない。68%好きだ、とは言えない。
予想や期待という感情が混じると、リスク率を低く(あるいは期待利回り率を高く)見る。または逆です。そして、上げ相場でも逆でも、他の人は失敗しても、自分は成功すると、感情で思いこむ。下がれば、他人に先駆け売ればいいと思うのです。
【相場は、高くも低くも行き過ぎる:これが本質】
ところが・・・下げ相場では、多くの人が売りに殺到し、相場が立たなくなる。気配値はついても、買う人がいない。上げ相場は、逆です。歪みがあるくらい高くても買いが増え、上がりすぎる。
買う人がいないと、流通市場の消滅であり、トレーダーにとって「50%でも売れない、手許に現金がない」という怖い事態が起こる。米欧の住宅証券市場が、これだった。
金融機関がもつ国債が大量に売られ市場価格が下落し始めると、金利は短期間で急騰し、誰も手がつけられなくなる。この点、住宅証券と変わらない。住宅証券は担保価値と世帯の所得が信用の根源ですが、国債は国家財政です。
売りに出た米国の住宅在庫は、いよいよ12ヶ月分に増えた。普通の時期は4か月分です。3倍もある。米国の住宅価格は、ピークから25%下げましたが(08年11月)、まだ下げます。下げの予想が多数派になったので、住宅証券市場に売買が少ない。(注)米国が、国債発行で、売れない住宅証券の45兆円分を買うと言う。
■4. 今、幸いに、世界で国債が買われているが
今、金融の世界では、下がったリスク資産(株・社債・住宅証券等)を売り逃げた金融機関のマネーが、手許現金には金利がつかないので、長短の国債を買っています。
そのため、国債の時価は上がり、時価に対する利回りは、超低金利になった。
米国FRBは、08年12月に銀行間のコールローンの、オーバーナイト(一晩)の短期金利を0%〜0.2%に低めた。これは、中央銀行による国債買いの期待が市場に醸成されることを意味します。国債の利回りが、長短のベース金利になる。
(注)08年12月末で、米国市場の短期金利0.44% 長期金利2.18%:日本短期0.62% 長期1.22%:ユーロ短期2.97% 長期2.89%です。
ユーロの長短金利の異常な逆転は、欧州での金融危機の現在進行、つまり住宅ローンの破産増加を示します。短期国債が投げ売られ、下落しています。日本でも、バブル崩壊の初期に、長短金利が逆転しました。
ユーロが今、一時的に上げているのは、短期金利がゼロ水準になったドルを売った、ユーロ建ての長期国債買いがあるからです。約3%の金利差があると、ユーロでも買われます。ユーロも、米ドルと同じく危険なのですが。
■5.国債はノンリスクとされる
国債は、不思議な金融資産です。券面に書かれた額面(名目金額)の償還と金利は、政府が、ペーパーマネーの支払いで保証します。
中央銀行も安全資産として買い、ペーパーマネーを、政府の口座に振り込む。そのマネーを使い、政府は、額面金額を償還する。そのため、不思議にノンリスク資産とされます。
いや・・・不思議ではない。
価格変動のある国債を、他の企業証券と同じリスク資産とすれば、金融機関が保有する国債を売ることに向かい、市中の金利が高騰し、国債発行での借り換えができず、財政が破産し、公務員の給料、年金・医療費を含む社会保障費、軍事費が払えないからです。
つまり国家に破産をさせないための策が、国債をノン・リスクに認定する策です。
ところが歴史では、政府が増税をし、物価インフレ分を加えた利払いをし、償還したことはない。歴史は、人の共通記憶ですが、当面の情報で、覆い隠される。ローマ時代や18世紀、19世紀、20世紀初頭とは違うと人は、言う。何がジョン・ローの銀行(王立銀行)と違うのか。私には、理解できません。
対外債務の多い国でしか、モラトリアム(支払い猶予)やデフォルト(支払い停止)がないのは、償還の資金を得るための借り換え国債を発行し、市場と銀行に売って、借り換えを続けるからです。
しかし信用膨張の結果のインフレ分だけ、国債の時価に相当するペーパーマネーの購買力は、減って行きます。それが(政府規制で)ノンリスク資産とされる。
本稿では、以降で、各国の中央銀行をマネー発行の源流とする銀行制度による、社会におけるマネー創造(言い換えれば信用の創造と、その貸し付け)の仕組みを、示します。ここに、発行時の価値が償還されたことがない国債の秘密もある。
「パーパーマネー」が、銀行以外の、誰かの資産を担保にした負債であることも了解できます。信用の根源に遡りましょう。
信用はクレジットであり、クレジットは、購買力をもつマネーです。その信用を表象(re-present)するのが、中央銀行が印刷する紙幣です。一枚ずつマネーの皮を剥けば、結局至るのは、タマネギのような空芯です。
実際のリンゴ(意味されるもの)と、リンゴという言葉(意味するもの)の関係に似ています。リンゴやappleという言葉を遡っても、音と文字しかない。リンゴでリンゴを表すという約束しかない。マルクスは難しい「価値形態論」(『資本論』の中)で、具体物の商品と交換を約束される「一般貨幣」と言った。しかし今は金属貨幣の代替であ
る紙幣(一般貨幣)には、数字しかない。(注)一般はgeneralです。基準と言ってもいい。
■6.金融資産は、別の人の負債
金融資産や預金は、所有者にとっては、資産です。しかしその資産は、銀行制度を媒介〔メディア〕にして、他の人(国内の国家・企業・個人、及び海外)の負債になっています。
その負債が投資され、利益を生むとき、わが国の個人金融資産も、価値がある。銀行を含むバランスシート(会計的な貸借対照表)で考えれば、分かることです。
【世帯の金融資産】
預金は、
・預金者の資産ですが、
・銀行にとっては負債です。
その負債を使い銀行は貸す、あるいは国債、社債、住宅証券、デリバティブを含む証券を買う。
わが国では、個人金融資産1467兆円(08年9月:前年末比−5.2%:預金800兆円、他は生命保険、年金基金、株、社債保有等)があるとされます。
大部分は預けた金融機関を通じ、国(国債)、企業(株・社債)、世帯(ローン)、米国(外債)が借りています。日本の企業に貸すより多く、米国に貸していると言えば、高いリスクを了解されるでしょうか。戦後の米ドルの歴史は、円に対し、三分の1への切り下げの歴史でしかなかった。
【参考:社会】
「社会」も、わかりにくい言葉ですが、民主国では議会がつくる法を根拠に、お互いが守るルールを定め違反者を処罰して、組織化された集団とでも言ったらいい。王国では、王の家臣である官僚が作る勅令が法です。この社会のルールを変えるのが、「革命」です。
わが国で、社会に当たる和語は、世間や当世でしょう。「世間体(てい)や品」が重要になる。社会体(しゃかいてい)とは言わない。法を守るという意味しかないからです。
会社は社会の中で、独自の価値観(社是や定款の原初的な意味、あるいは理念)で、資本をもとに作られ、仕事が組織化された集団です。
価値観や理念は、何を他より大切にするか、言い換えれば主義にするかという合意でしょう。あなたの会社は、何を、大切な価値観としていますか? そして仕事の方法と戦略は、何ですか?
【株も信用】
後半では、資本主義社会における、株による信用創造の仕組みも述べます。実際、銀行制度で作られるペーパーマネーの信用総額より、資本の利益の期待で作られる信用が大きいことが多い。
それが、世界では07年に6000兆円余に達していた株の、時価総額です。社会における株価の下落は、直接にはペーパーマネーの減少ではないのですが、会社が使える資本が減ることを通じ、ペーパーマネーの減少も、生みます。社債も他の証券も、同じです。
【参考:資本主義】
われわれが制度として認めている「資本主義」とは何か? 会社がその活動の結果上げた利益(またはその逆の損失)が、会社の資本に帰属するという制度が本質です。
社員は、労働の対価たる報酬を受ける。社員の報酬は会社の経費です。その人件費と他の設備関連の経費を引いた結果が、利益です。利益は、資本を出した(株を持つ)株主に帰属します。
(注1)主義は「大切な価値観とする」という意味。資本(=株)を、労働より大切な価値として重んじるのが資本主義でしょう。労働を大切な価値観とするのが、社会主義(あるいは共産主義)でしょう。市場主義の展開が、顧客主義です。顧客を大切にするという意味。
(注2)市場とは顧客ですから、顧客主義はその満足をもっとも重視する。毛沢東主義の中国では、労働が大切で、顧客は重要ではなかった。
(注3)会社の運営方法(=経営=マネジメント)と、社員の仕事の方法(個人職務と、組織での個人職務の連鎖=分業のワークフロー)、重んじるべきこと(価値観、理念、到達目標)を決めるのが、資本の利益を上げることを株主から委任された「経営管理者」です。
【参考:株主と会社】
そして株主は、俗説が言うような、会社の所有者ではない。「人間(自然人)」を、だれも所有できないように、「法人」が所有する資産は、仮想的な、自然人ではない法人(会社)が持つのであり、株主の所有ではない。
株主ではあっても、会社が所有するパソコンや商品(資産)を、持ち株分だけ、黙って自宅に持って帰れば、刑罰を受ける窃盗になることからも、了解できるでしょう。
資本主義のルールでの株主は、会社の資本と、資本が上げるとする利益の所有者です。
そのため、会社の資本である株は、黙って自由に処分ができます。そして、会社の利益(あるいは損失)は、株主の所有です。出資には損失のリスクがあります。その対価として、利益も所有できると見ることができます。
本来、われわれの社会の、根幹にある信用、ペーパーマネーの制度とその本質、及び資本主義における株の意味は、中等教育で教えるべきものです。不思議に行われていない。政府、官僚が言いたくないのかもしれません。
【議論の混乱】
経済的な信用と資本主義について、常識(コモンセンス=共通知識)に欠落があるため、いつも、大きなことの議論には、混乱が生じます。
混乱の帰結として、不況が深くなり、会社利益が減って失業が増えると「要は政府が悪い」、そして「原因が政府なら、政府は、何でも解決できる」という論になる。官僚はそれを聞き、喜ぶ。権益の拡張でもある政府対策ができるからです。そして結果は、年々、規制が多い国になって行く。
【政府部門】
確かに民主社会では、ほぼ等しく政府部門は大きい。社会主義では全部が、政府部門です。社会を重んじるからです。米国では国民所得(≒企業+世帯所得)に占める政府部門は40%、日本では45%です。社会福祉が発達した北欧では70%付近。これを国民負担率とも言う。
元旦の討論番組を見ていると、要は、政府批判でした。それだけに帰することはできないのですが・・・米国でも、オバマ政権は、政府の不況対策への期待で、1月21日に登場します。
世界で最初に、パーパーマネーを発行したジョン・ローのフランス王立銀行と、ペーパーマネー、及びルイ14世が残した25年分の税収に相当する30億リーブルの、国債は、ぺーパーマネーを発行した4年後の1720年には、どうなったか。まずは、前号の続きです。
その後は、現代の、信用創造をする銀行制度、後半は、株式制度です。
■7.フランス王立銀行の帰結:1720年
ジョン・ローが原案を作った「準備銀行」の発明を利用し、貴金属の貨幣に代えるべく、ペーパーマネーが発案された理由は、太陽王ルイ14世の浪費と官僚(貴族)の蓄財によって、税収の25年分に増えた国債を、紙幣に換えるためでした。
この紙幣は、当初、貴金属の貨幣と1:1で交換する保証を王立銀行がするものだった。銀行は、取り付けがないという前提でしか、成立しません。ところが、取り付けが起こった。
国民は紙幣を信用せず、いったんは銀行に紙幣と引き替えに売った貴金属貨幣の一部を取り戻し、ベッドの下に退蔵した。あるいは、海外に持って行った。
政府はこれに対抗し、貴金属貨幣の、買い物での使用禁止令を出す。国民は、ますます貨幣を退蔵し、フランス経済でのマネーの流通量は減って、ペーパーマネーの信用膨張によってバブル化していた経済は、約半年の短期で信用収縮し、デフレ型恐慌に陥ります。
信用され、使うことができるマネーが減ったからです。
政府は国債の利払いと満期の償還に、フランス王立銀行が発行する紙幣しか出さない。30億リーブルの国債は、順次、無価値になった。政府は勅令で、国債をペーパーマネーに換え、帳消しにした。
政府が交換を保証していた貴金属貨幣の多くは、モノの価値が低い銅貨に置き換えられた。ない袖は、振れないからです。
ゴールドは、それ自体が高い価格(=価値)を持ちます。紙幣は、そうではない。モノ自体の価値は、穴があくほど見ても、無価値です。1万円札の福沢諭吉が、慶応大学を担保に入れ、土地で保証するわけではない。日銀にも保証する資産はない。
紙幣の信用は、他の人もそれを信用するという「信用の連鎖構造」があって初めて、価値をもつ。ジョン・ローの、フランス王立銀行は、約束した金との交換ができず、紙幣を無価値にしました。
■8.現代の銀行制度
現代の、先進国世界の銀行制度は、本質は変わっていないのですが18世紀初頭のジョン・ローの時代(4年間)より、少し複雑でソフィスティケート(高度化)されています。
▼中央銀行
まず、銀行に貸す銀行としての「中央銀行制」です。中央銀行が、独占的に紙幣を発行しています。注意すべきは、社会での信用創造は、(1)中央銀行だけではなく、(2)銀行全体、(3)金融機関全体、(4)そして株を中心とする有価証券全体で行われることです。住宅証券も信用創造の一翼です。
(注)米国FRB(連邦準備制度:1913年〜)の設立過程を調べると、実に、怪しいのですが、確証がないので述べません。それと日銀の株主、公式には財務省が55%とされます。確証はどこにあるのか。
【第一段階】
(1)中央銀行が、最初に国債を買う。例えば日銀の主要資産(約60%)は国債です。金ではない。国債発行額に見合う紙幣を発行する。国家の口座に振り込みます。
中央銀行の、原初的なB/Sは、以下のようになる。
【資産】 【負債】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
国債保有額 1兆円 紙幣発行額 1兆円
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1兆円(1万円札で1億枚)の紙幣は、日銀から政府口座に渡ります。政府はその紙幣で、予算をまかなう。しかし今は、紙幣の発行は要らない。日銀のコンピュータで、政府の口座に数字を打ち込むだけでいい。マネーはハードディスクの記号です。今は、過去のように紙幣を増やす必要はない。
紙幣が必要になるのは、現金での買い物のときです。あるいはタンス預金のときです。日銀は08年12月20日で、78兆9131億円の紙幣を発行しています。高齢世帯のタンス預金は、30兆円と言われる。(注)わが国の金融資産は、60歳以上の高齢者世帯が1000兆円(三分の二)を持ちます。
他方、国債所有は67兆円で、ほぼ、紙幣発行額に見合っています。
http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/ac07/ac081220.htm
(注)日銀資産で、昨年来、急に増えているのは「外国為替(28兆円)」です。08年9月10日は、5兆円分でした。日銀は、9.15のリーマン破産以後、米政府とFRBの要請で23兆円分のドル証券を買い、米国に資金供給しています。ドル下落で巨額損をしたら、誰が責任をとるのか。
誰も取らないから、困ったこと。これは、国富(国民の富)の供出です。
http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/ac07/ac080910.htm
国債に見合う紙幣を発行するのは、09年9月以前の米国FRBも同じでした。今、FRBは、金融機関の不良債券を買い取り、資本供給もしたため、無茶なB/Sに陥っています・・・FRBの信用(資産・負債)は、08.9.15以後で、2.6倍に膨らんでいます。もうこれ以上は無理だと、議長バーナンキも言ったのですが、かまってはいられない。
紙幣の元は、政府の負債である国債であるということを、ここで確認します。財布に10万円をもつことは、政府に、10万円を無利子で貸し付けたことと同義です。
その10万円の価値は、負債を抱える政府が保証していることになる。この政府保証を、国民が信じているから、10万円の価値があるように思えるのです。担保となる実物の財貨との関係は、ない。
預金口座の数字や、年金基金、生命保険、株、証券の数字も同じです。国民が、数字を信用するから、その価値がある。信用の元は、「空(くう)」です。心理的です。
高僧が書くお札(ふだ)にも似ている。他の人が、価値あると信じるから価値がある。日銀には、通貨発行に見合う実物資産はない。
ジョン・ローの王立銀行や、独裁のジンバブエのような、経済規模に比較し無茶な紙幣発行はしない、政府財政は破産しない、取り付けは起こらないという前提で、紙幣の価値がある。
【第二段階:銀行】
銀行は、預金を集めます。その預金を運用(貸し付け、証券買い)し、利益を出す。銀行には、5%程度の準備率が義務づけられています。先に挙げた、4%や8%の自己資本規制がこれです。
銀行は、中央銀行の無利子の「当座預金」に、支払い準備金を預託します。今日銀には、全銀行から預かった9兆円の当座預金(準備預金)があります。
金融機関はこれを、支払い準備にする。足りなくなると、公定歩合(日本0.3%:米国0.25%:ユーロ2.5%:08年12月)で、国債や手形を担保に、中央銀行が「(事実上)いくらでも」銀行に貸します。だから日銀も、銀行から9兆円を預かるだけでいいのです。
(注)銀行に対し、政府が規制する支払い準備の積み立て比率を、仮に5%とします。これが後で意味を持ちます。元のお金の、20倍の信用創造が、銀行全体で行われるからです。
5兆円の預金という負債をもつA銀行のB/Sは、例えれば以下のようになります。
【資産】 【負債と資本】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
貸付金 3兆円 預金 5兆円
有価証券 2兆円 自己資本 0.5兆円
その他資産 0.5兆円
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
個人や企業から預金を5兆円預かり、その負債を3兆円貸し付け、有価証券(社債・株・国債・住宅証券等)を2兆円買ったという意味。銀行が貸し付けるのは、預金という負債です。
銀行には、預金に見合う紙の証券はありますが、現金はない。現金が足りなくなると、日銀当座から引き出すか、日銀から借ります。あるいは、余分な現金をもつ他の銀行に電話をかけ、コールローンで借りる。
A続く・・・・・・・・
2008年12月20日
アホがモノ申す編
この考え方に大手企業の考え方が凝縮されていると思う。
まぁ、利益追求が企業の目的であるから当然と言えば当然なのだが・・・
そこには日本という国で働く労働者達への思いやりは無い。
ホンダはもう日本と言う国の会社ではないのでしょうか。
じゃぁ?あなたは一体どこの国の会社ですか? と言いたい。
まぁ、グローバルカンパニーとはそういうことなんでしょう。
企業(組織)が国という基本概念を超えてまるで企業と言う不気味なアメーバーが無限に自己増殖しているようである。
秀さんは決してナショナリズムを煽るつもりはないし国粋主義者でもないが、この言葉に現在の日本の大企業のエゴが見え隠れするように感じる。
トヨタ自動車を始め大手企業のリストラの嵐が日本中に吹き荒れている。
日銀は政策金利を0,3%から0,1%に切り下げた。
しかしであるアメリカのFFレートは昨年5.5%から現在は0〜0.1%。もうほとんど変わらない。
もう円高に歯止めがかかるレベルの問題ではないのでは?
何故かというと、世界最大の消費国であるアメリカが崩壊寸前の状態である。アメリカの金融はもとより産業のコメと言われた鉄鋼や自動車産業の現状は瀕死の状態である。
何故そうなったか? は話をすると長くなるので割愛するが、地道にモノの生産を放棄して住宅バブル、金融バブル、低い貯蓄率にも関わらず消費拡大に踊り狂ったのが最大の原因である。
従来からアメリカの財政赤字は日本の比ではなく世界中にドル(ドル債)を売りまくって何とかその生命を維持して来た様なものである。
世界最大の対外債務国がアメリカの姿なのである。
それでもアメリカが維持してこれたのはドルが世界の基軸通貨(原油決済通貨)であったからである。
今、日本の経済は大変ですねぇ。
日本という国が今にも沈没するような感じがしますが・・・
ご安心下さいな。日本は世界最大級の対外債権国なのであります。
それだけ対外債権を持っている国が何故に?今まで円安だったのか・・・
今、中国が持っているアメリカのドル債権を中国がアメリカに対して全額売却しただけでアメリカは崩壊する位のレベルである。
日本はアメリカの言いなりなのでドル債権を売るなんてことは金輪際なかった。
逆に小泉・竹中体制の時は大幅に買い増していたのが実態である。貿易黒字で稼いだお金を借金で首が回らないアメリカという国のドル債権を買いまくって来たのである。
だから長い間円安であった訳であります。
その円安と弛まない製品開発努力のおかげで輸出依存型の大手企業はここ数年は大きな利益を上げてきたのであります。
鉄鋼産業、自動社産業、電機電子産業といった分野、特に大企業のみがここ数年潤って来ただけで中小企業や一般労働者のそれは何ら変わらなかったばかりでなく逆に苦しくなってきたのである。
派遣労働者に代表されるワークングプアーと言う新しい言葉は以前には日本には無かった言葉であります。
今まで大儲けしてきた大企業の内部留保も莫大にあると秀さんは思うのですが・・・。
そのお金で一時的にも何とか出来ないものか と思わずにいられない。
日本の国が保有する国有資産や莫大な対外債権の合計及び企業の持つ資産合計は莫大で決して国が債務超過になるようなレベルではない。
日本は世界的に見れば信頼のおける国であります。
だた、経済の在り方、政治の在り方、日本人の生活の在り方をこの機会にもう一度考え直す必要はあるでしょうねぇ。
戦後、秀さんが生まれた時代の日本は貧乏でしたが
皆、明るく子供達も多く、
助け合いの精神が息づいていた 思いやりのある国でありました。
ホンダの社長に言いたい、
日本と言う国の労働者を捨てて行くのなら、国籍・戸籍のない会社になって世界中でモノを作って下さいな。
ただし、一度出て行ったら帰ってくるな!
と無茶な暴言を吐く秀さんでありやす。
本日は、生意気にも柄にもないようなブログを書いてしまいました。
まぁ、アホな秀さんのことですのでお許し下され。
2008年12月17日
日本のODAがストップ編
日本側はマスコミも大騒ぎして大きな社会問題になりましたが・・・
ベトナム側は事件発覚当時はダンマリを決め込んでいました。
しかし、ここにきて日本側がベトナム政府の事件解決に対する誠意が見られないことに対してODAの一時凍結を実施したことからようやくベトナム政府も重い腰を上げ問題の役人シー局長を停職処分にした。
停職処分にしてあとはうやむやになるのかと思っていたら、現在はどうも逮捕されベトナムの経済警察から取り調べを受けているらしい。
ほ〜、ベトナム政府も今回は日本のODA凍結に焦っているのかも?
しかし、ODAには技術支援、無償援助、優遇融資と3つ方法があり凍結といっても今回は優遇融資がストップされただけであるが金額が大きいのでベトナム政府にとっては痛いのでしょうなぁ。
先日、知り合いのベトナム人公務員とこの件について話をしたのですが・・・
秀さんが逮捕され仮に有罪となったところで1年も経たずに刑務所から出て来て後はじゃんじゃんで終わるのではないかと言ったところ、いやいやそんなに甘くはないですわ、30年は刑を食らうでしょうとのコメント。
恩赦が仮にあったとしても最低10年以上は刑務所暮らしのではないかと言っておりやした。
以前に暴力団とつるんであくどいことをやっていた警察トップが実刑をくらい長い間の刑務所暮らしを余儀なくされ刑務所内で病死したという話もしておりやした。
ベトナムを始め東南アジアや中国では汚職は日常茶飯事のことでありますが・・・
日本も大きなことは言えませんわ。
小泉・竹中体制時のりそな銀行問題を始め改革をスローガンに掲げた法律改正により政策は日本の国民の利益をアメリカと共謀し国家権力を振りかざしてだまし取ったようなもんであります。
組織や権力は必ず腐敗するのは長い歴史をみても自明のことであります。
何故に腐敗するか?
そりゃ人より良い暮らし(金銭を主とした)がしたいという人間の欲望がそうさせるのであります。
要はお金に目がくらんでそういうことが起きるのであります。
お金とは何でありましょう?
貧乏な秀さんがお金の話をするのはむなしいだけですので
頭の良い方に登場していただきましょう。
以下 平野 浩さんと言う方が書かれているブログ
「Electronic Journal」http://electronic-journal.seesaa.net/
ですがこれが結構面白いのであります。
そこから1部無断転載して本日の手抜きブログは終了でごわす。
以下転載。***************************
ロスチャイルド一族といえば世界最大の富豪ですが、どうして
そのような巨万の富を手にすることができたのかといえば、それ
は、彼らがお金のことを誰よりもよく知っていたからなのです。
そこで、ロスチャイルド一族がお金に対してどのような考え方を
持っていたのかについてご紹介しましょう。
かつてお金は、金、銀、銅などの金属だったのです。交換価値
の尺度となる重量や純度が一定の割合のコインは、権威と信用の
ある国王か政府が作る権利を持っていたのです。なかでも、最も
価値の高いお金は金貨だったのです。
当時の金持ちは莫大な量の金貨を持っていたのですが、自分で
保管しているのは危険なので、立派な金庫を持つ両替商にそれら
の金貨を手数料を支払って預けていたのです。
金貨を預けた人をAとし、両替商をXとします。Xは金貨の量
を記載した預り証をAに渡していたのです。金貨を預けていたA
は、Bからものを購入するためにXから必要な金貨を引き出し、
Bに支払います。もちろん、Xからは減額分を差し引いた金貨の
量の預り証をもらっていたことは、いうまでもありません。
ところで、金貨を受け取ったBは、その金貨を同じXに預けて
その預り証を受け取っていたのです。その後、Aは再びビジネス
でBへ金貨を支払うことになったのですが、A、BともにXに金
貨を預けているので、実際に金貨をやり取りするのではなく、預
り証を交換して、それぞれの金貨の残額を書き換えた預り証をA
B両者が持つということで、決済ができたのです。この預り証が
紙幣のはじまりとなるのです。
このようにして、両替商Xは多くの人から金貨を預かり、Xの
ところには多くの人の金貨が積み上げられていったのです。しか
し、多くの人は預り証の交換によってビジネス上の取引きを行っ
たので、金貨は眠ったままになったのです。このとき、どんどん
集積されて行く金貨を見ていて、Xはふと次のようなことを考え
たのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
預金者全員が一度に金貨を引き出しにくることなど考えられな
い。したがって、この金貨を担保にして、紙幣を発行して金に
困っている人に貸し利子を取る。これは良いビジネスになる。
―――――――――――――――――――――――――――――
この考え方に立って銀行業がはじまったのです。考えてみると
Xは金貨を預かっているだけで、その金貨は自分のものではない
のです。したがって、それを基にして紙幣を発行することは詐欺
的行為になりますが、金貨を預けた人が金貨を引き出しに来たと
きはそれに応じていたので、問題は起きなかったのです。
ここでいうXがロスチャイルドなのです。彼らは続々と銀行業
をはじめて、ロスチャイルド系銀行は増えていったのです。ある
とき、多くの人が多額の金貨を引き出しにきたのですが、同業者
の銀行同士が連携して金貨を集めての場を凌いだのです。これが
銀行家カルテルとして発達していきます。
このように、ロスチャイルドの一族が銀行をやっているので、
たとえ一時的に多額の金貨が引き出されても、それらの金貨は巡
りめぐって再び銀行の手元に戻ってくることになります。
これは何を意味するでしょうか。
銀行がお金を作り出す権利を持つようになったことです。銀行
の発行する紙幣でものは買えたし、金貨を預けている人が金貨そ
のものを引き出しに行っても応じてくれるので、実際の金貨の量
以上の紙幣が発行されていたにもかかわらず、しだいに人々は銀
行家は相応の金貨を持っていると信じるようになったのです。
このようにして、お金の主流が銀行が発行する紙幣に変わって
いき、銀行カルテルは、国家に対してもお金を貸すようになるの
です。国家がお金を必要とし、それに見合う税収がないときは、
銀行から借りるようになっていったのです。
旧約聖書に「借りる者は貸す人の奴隷になる」と言葉がありま
すが、国家はお金を貸してくれる銀行カルテル――ロスチャイル
ド家に少しずつ支配されていったのです。
1815年にロスチャイルド家はイングランド銀行を支配下に
置き、英国の通貨発行権と管理権を手中に収めているのです。そ
して、1913年にはその食指を米国に伸ばし、連邦準備制度を
設立し、事実上米国の通貨発行権と管理権を手に入れているので
す。驚くべきことといえます。
連邦準備制度というのは、実に巧妙な制度なのです。1ドルは
連邦準備制度に対する1ドルの負債をあらわしています。国が資
金を必要とするとき、米国政府・財務省が発行する債券(国債)
を購入するかたちをとります。すなわち、FRBはその債券と同
額の金額を連邦準備銀行が財務省に対して信用供与――つまり、
その金額分の紙幣を印刷してドルで支払うわけです。これによっ
て、「無」から利息付きの負債が発生して、FRBはその利息を
手にし、その利息を支払うのが国民という構図になるのです。
このようにして、FRBは信用(通貨)創造・信用収縮を操作
しているというわけです。しかし、このようなFRBによる通貨
創造・信用収縮操作の失敗によって、あの世界大恐慌が起こされ
ているのです。
1920年代において銀行はFRBの指示により、信用創造量
を増大させたのです。いわゆる金融緩和政策です。融資の担保は
株券であり、その結果、株価は高騰し、バブルが発生してしまい
ます。そして、株価がピークを迎えると、FRBは一転して金融
引締政策に転じ、お金の流通量を減らしたのです。大恐慌はこれ
が原因で起こったのです。
2008年10月27日
本日もアホが経済の話か?晴れのち雨編
まるで今までのアメリカのように・・・神様が良いことばっかりないぞぃ と諭しているようである。
ベトナムの経済も輸出関係は大変なようである。
コーヒー、養殖冷凍魚、ゴム、胡椒、カシューナッツ、コーヒー、縫製品とベトナムを代表する輸出品のどれをとっても輸入国の経済悪化で急激な減速をおこしている。
ベトナムの代表作物である米に至っては農民が売ろうにも政府が余剰米の多さから買い取りを制限しておりお金に換えることが出来ない農家もあり大変な状態になっているらしい。
農家に肥料を販売している秀さんの会社の事務員さんの2番目のお姉さんは掛け売りが大半でコメの収穫期後に決済するようになっているのだが米が売れないので肥料代を払って貰えず大困り状態だと聞いた。
よく考えてみれば今年初めの原油高、米の高騰、あらゆる商品相場が高騰してベトナムの輸出も強気一点張りだったのであるがわずか数ヶ月も経たない内に大幅な下落。
こんな小さな経済ボリュームの国においてもグローバル化が進んだ世界経済の影響を業種によってはもろに受けるのである。
経済のボーダレス化が進むということは恩恵もあるがリスクもあるのである。
ベトナム人の気質を長きにわたって観察して来た秀さんが思うに・・・
ベトナムも身の丈に合った洋服を纏うべきである。
幸い国内の実際の経済活動は減速したとはいえまだまだ盛んであるからバブル気分を払拭して地道にこつこつと働けば若い人の多い国なので発展は間違いないと思われる。
前から言っているようにバブルとしか言いようがない程高騰した地価においては1年以内に暴落すると秀さんは確信している。
実際知り合いのベトナム人には持っている投機不動産が売れるに売れないで困っている者もいる。
ある外資系企業で働くベトナム人女性、給料は2千ドルとベトナムでは相当な高級取りだが旦那がバブルに踊って株や不動産投資をして一時は有頂天の時もあったが・・・現在膨らんだ借金は5千万円。
不動産も取得時の価格では到底売れず銀行からの借金返済の催促に頭を抱えている。
こうして考えると昨日もアホな頭で書いた円高の日本・・・
円高を背景に日本の会社も実業をするために海外進出を図るチャンスだと思う。
以前日本がバブルの後遺症で苦しい状態の時にアメリカは底値で日本の不動産や会社を買いまくっていた。
金の無い時は幾ら評価査定が低くとも相手の言い値で売るしかしょうがないのである。
秀さんの経験があるので・・・よ〜く判ります!
昔の日本のバブルは不動産価格の暴落により資産価値が激減したことが原因であるが今回のアメリカ発の問題は信用と言う無形の資産を世界中に売りまくってその信用が前のグリーンスパン議長も失敗だったと認めたようにリスクを多く抱えた信用であったのが原因の暴落であるからその膨らみ具合が世界にまたがっており一体幾らの損失なのか計算出来ないのが問題を深刻化させている。
一説には6千兆円とも言われている。
もう秀さんの頭では手の指も足の指も真ん中の指?を使っても計算が出来ない程の天文学的な額である。
日本の景気が更に悪くなってくると昔の円高(1時80円前後)の時代のように生産のストの削減をはかり無理無駄を排除していけなければならない。
しかし日本は少子化が進み中小企業では若い人材の確保が年々厳しくなっていると聞く。
今後益々高齢化する日本・・・どうすれば良いのでしょうか?
やはり日本も東南アジアの国に門戸を開放して賃金の安い東南アジアの若者を積極的に受け入れまた同時に先進国の仕事のやり方も教育しながらかつ文化風習の違いも克服しながらでも活性化を図るべきだと思う。
しかし島国根性が染みついた旧態依然の日本人も多い。
特に年配者にはまだまだ東南アジア人のイメージは???のままであるから抵抗感もあると思われる。
多々問題は生じるであろうが同じ人間として対等な立場で理解し共感すれば将来その会社の戦力になると秀さんは確信している。
例えるならば・・・船を動かすのに船長や機関長(日本人)はいるがその他もろもろの作業をする乗組員がいない。
自国の若い者で優秀な者は大手企業の大型船にしか乗り組まない。
そうでない者は過保護な親のせいもあってニートと呼ばれる将来に夢が持てない自閉症気味の者も多い日本・・・これじゃ船を動かそうにも動く訳はない。
そんな若者は一度ベトナムに来て底辺で働いている者の姿を見てみると良い。
本当の貧乏とはどんなものか頭をガっツーンと打つこと間違いない。
今のベトナムの問題は目先の利益ばかりに目が向いてしまう傾向の人が多いことである。今の日本人も同じかもしれませんが・・・・。
しかしベトナム人の中には生きるために必死こいて辛い仕事でも休みなく働き嘘も付かない向上心の高い者も大勢いる。
昔の日本人も同じでありやした。
ふと 昔勉強した企業史の1部を思い出しました。
この言葉を自分への自戒を込めて書いて今日のアホなブログは終了です。
住友家の家訓は 「浮利を追わず」
三井家のそれは「利益をむさぼることなかれ」
最後の一言。
秀さんもひとつ ひねってみました。
美女は追っても ブスは追わず
ビールをむさぼり飲んでも 高いウイスキーは飲むべからず
やっぱアホにはこんな結びのコメントが良く似合う・・・でしょ?賢者の皆様・・・
おやすみなさ〜い。
2008年10月26日
円高の独り歩き編
特に対ユーロに関してはもの凄い円高。輸出依存型経済である日本にとってみれば経済的には大きな影響が出る。
工業製品やハイテク製品を世界中に輸出しまっくて稼いでいる大手企業はこれからアメリカや欧米の消費者の購買力低下による影響をもろに受けるので大変でしょうね。
今回は大手企業の想定していた円ドルレートの幅が想定値をはるかに超えてしまっている。
株価も ちょいお〜い と言いたくなるほどの暴落ぶり。
しかし秀さんには全く影響は無し。
だって1株だって持ってないもん。
今回の円高は日本円で給料をもらっている駐在の日本人にしてみれば願ってもない幸運。
100万ドンが以前は7000円位だったのが今は6000円を切って5千800円位。
仮に月に1000万ドン生活していたと仮定すると日本円で7万円。それが5万8千円で済むということになれば生活の質は落とさずに1万2千円程ゆとりが生まれるのであるから。
日本にいても外国製品は安くなり海外旅行だって円高のおかげで安く済ませることが出来るし海外に依存している食糧やガソリンにしても安くなるのであるから一般の人にとってもそんなに悪い話ばかりではないと思うのですが・・・
問題は日本の景気が更に悪くなって不況感が漂い始めることでしょうね。
まぁ、経済は難しいですわ。
そもそも秀さんのおつむに似合わないタイトルを付けたのが失敗であります。
話題を変えましょう!
さて何の話をしましょうか・・・そうですね。
バイバーチュン通りに出来たベトナムのドーナッツ屋さんの話でもしましょう。
ピンクの教会の反対側車線から少しボーチーサオ通り寄りに行ったところに小さなドーナッツ屋が少し前に開店していたのを甘いもの大好きな愚息が見つけていた。
日本のMr.ドーナッツのレベルを想像するほど今の愚息はアホではない。
だってベトナムですもん。
期待に反することはあっても期待以上は皆無の国ですもん。
そう思いながらも甘いもの食べたい誘惑に負けて本日入店。ドーナッツ1つ1万2千ドン(70円位)と決してベトナムでは安くない値段。
日本では当たり前にあるオールドファッション、シナモンロール、フレンチクーラーといったものは一切なし。
その店オリジナル商品ばかりでチョコレートトッピングのものが多く種類は15種類程度。
色は少し後すざりしてしまうほどのド派手な色でありやす。
5つ買ってレジをお願いすると生意気にも5buy1serviceで1つおまけが付きました。
Cam on(カムオンありがとう)であります。
貧乏親子にとってはドーナッツ1つでもおまけは有り難いのであります。
家に持って帰ってお手伝いさんにもおすそわけして食べたころ・・・
ん〜・・・・・何と!
これが結構美味しいのであります。
日本ドーナッツとは違う食感ですが甘さも適度でかなり高得点でありました。
お手伝いさんは多分ど〜ナッツを食べるのは初めてだと思う。
感想を聞いたところ やはり 美味しいと 仰いましたぞぃ。
飲食店とは違いこういったデザート系のものはあまり嗜好は違わないような気がします。
Mr.ドーナッツやサーティワンアイスクリーム等はベトナムでも大繁盛することはその価格帯から言っても間違いないと思いますねぇ。
同じ通り沿いにある韓国系のおしゃれなパン屋さんも繁盛しています。
日本の仏壇屋大手の会社も今はベトナムで仏壇を作っているということは皆さんご存じないでしょう。
日本の会社も人件費の安さが目的の製造関係だけではなく、様々な業種の会社が他国に乗り遅れないようにもっと進出してもらたいものです。
本日は円高の話からドーナッツ屋の話に脈絡もなくチェンジしました。
賢者の皆様から
秀さんの頭は一体全体 ドーナッツとるんじゃぃ と
叱られる前にお終いにいたしやす。
明日も良い1日を!
2008年10月14日
青い空と国際金融経済編
日本は秋たけなわですね。
季節の変化で思ったのですが・・・
季節が移ろうように・・・
80年代より興隆を誇ってきたアメリカ型の投資銀行ビジネスモデルがサブプライム問題を契機にリーマンブラザース等の破たんに繋がりカジノマネー経済が終わりを告げたことは賢者の皆様もご存じですね。
そもそも、証券化、デリバティブ、レバレッジと言った言葉は先端金融工学から生まれたもので・・・
秀さんの1億倍も頭の良い人達が考えだしたものである。
アメリカ国内だけでやっている分には1国の問題で済むのだろうが世界経済を軍事力&経済力で牽引してきたアメリカの金融上の問題は世界に密接に連鎖関連しているから始末に負えないのであります。
従来型の銀行業務部門より新しい投資銀行業務部門がもてはやされ連鎖に連鎖を重ねスパイラル的に規模が世界に(特にヨーロッパ)拡大してリスクヘッジするどころかまるで投機市場になって結局は臨界点を迎え破裂した。
リーマンブラザースのCEOの年間報酬が500億円近いものだと聞いても秀さんの頭のCUPでは認識できないのであります。
秀さんのような貧乏人の気持ちから言えば・・・
ざまぁ見ろ! であります。
とは言っても世界の消費大国アメリカの衰退は少なからず日本にも影響を及ぼすのであるから笑っていられる問題はではないのでありますが日本もアメリカ一辺倒の追従政策を止め独自の路線を模索しなければいけないのとちゃうんかい?
と思っている秀さんであります。
日本のバブルを現実に経験してきた秀さんの感想を言えば・・・・
身の丈に応じた生活を心がけるべきであります。
そもそもサブプライムローンと英語で言えばカッコよく聞こえるのですが・・・
低所得者向けローンと言う言葉自体から考えても・・・・
既にリスクの臭いプンプンであります。
貧乏人は秀さんのように1食100円の飯を食っていれば良いものを
あれも欲しい これも欲しい、仕舞には家まで欲しいと背伸びして考え、
またそれに保証をする会社まで現れるから問題なのであります。
そのリスクを証券化して世界中にばらまいてごまかしていたようなもんであります。
アメリカの不動産の価格が20%程低下しただけで何でこんなに大騒ぎになり世界中がパニックにならなければいけないのか理解に苦しむのであります。
アメリカは銀行への預金率が極端に少ない国で資産は株や証券といったものの比率が高いからこのような証券化のされた金融商品の影響をもろに受けるのでしょうね。
まぁ、アホな秀さんが世界の頭の飛びきり良い人達でさえ予測出来なかった問題をあれこれ言うのも笑止千万!
このたわけ者が何をほざいておるのじゃ!
とお叱りを受けるので止めておきますわ。
しかし、不動産投資に株投資、ファンドや投資と言う言葉は要は金を更に得るためにやるのでしょうが・・・
どうせ投資するなら人に投資したらどうでっか?
自分の子供を考えるとよく分かると言うものであります。
子供には愛情もお金も惜しみなく投資しますね。
その子供が大きくなって大金持ちになり 莫大な利息を親に還元してくれるなんてことは秀さんの両親を見れば分かるように金輪際無いのですが・・・
それでも目一杯のものを与えようとしますね。
この子は将来、年何百%の利回りを保証してくれるから学費を出しているのだと思う親はいません。
金以上に素晴らしいものを返してくれるから嬉しいのであります。
何気ない気遣いの言葉や思いやりはお金では買えないのであります。
そう言う秀さんの愚息が唯一秀さんにプレゼントしてくれたものは・・・
ある年の父の日に貰ったネクタイピンであります。
金額は3千円程度の安物です。
でもブランドもののタイピンは人にやったり失くしたりしたものも多いのですが愚息からもらったタイピンは今もホーチミンの民家の3階にある洋服タンスの中に入っています。
少々メッキは剥げてはおりますが・・・愚息の気持ちは剥げずに大切に残っておりますぞぃ。
今回の金融危機の問題を昔の歌に変えて最後の一言。
三橋美智也の歌で 達者でな♪〜
藁にまみれてよ 育てた栗毛
今日は買われてヨー 町へ行く
オーラオーラ 達者でな
秀さんの替え歌で♪〜
欲にまみれてよ 育てた株 証券
今日ははじけてヨー 海へ行く
オーラオーラ 自殺だな
2008年10月04日
年利42%編
銀行から自宅を担保に金を借りていたのだが
不届きにも奥さん以外の彼女が出来てしまった。
それに気がついた奥方がかんかんになって収拾がつかなくなり離婚騒動に発展。
家を担保に金を借りていたのは新しい事業を起こすために借りていたのだが奥方は女に入れ込んで使ったのだと言い張って収拾がつかない。
自宅は奥さんと共同名義である。
離婚して財産は半分半分にすると毎晩のように奥方は夜叉のような顔で言い張るとのこと。
そもそも新しい彼女を作った知人が悪いのではあるが・・・。
しかし詫びを入れても絶対に許してはくれないので知人も最後には嫌気がさして離婚に同意した。
いやはやベトナムの奥方は怖いのぉ。ぶるぶ〜るでありやす。
家を処分するには銀行の担保を抜かなければならない。
困り果てた知り合いは兄弟から借金の2/3を工面したが残りの1/3がどうしても都合がつかないので知り合いの友人から借りた。
何と その利息が年利42%と言うから驚いてしまう。
いわゆるホットマネーと言うものだが日本のサラ金の上を行く金利に驚いてしまいやした。
知り合いの友人から借りた金利がそれであるからいわゆる高利貸から借りたら一生返済できないのではないかと思った次第である。
まぁそれでも嫉妬に狂った奥方から大事なムスコをちょん切られたり硫酸をぶっかけられたりされないだけましだがその知人の顔を見ていると同性として同情を禁じ得ない秀さんでありやす。
8年前に自宅を購入して今では価格は3倍になったそうであるから奥方も強情になったのでしょうね。
家を処分して出来た金で友人からの借金は直ぐに返すとのことなので少しは安心したのであるが夫婦も愛情が無くなると後は金問題である。
昔人間の秀さんから言えば 悲しかばぃ の一言に尽きる。
こんな旦那だったら最後は全部女に入れ上げてしまうとその奥方は心配したのかもしれないが日本人の感覚としては余りにも金金とうるさい奥方にも浮気を助長させた原因があったような気がする
と勝手なことを言う秀さんでありやす。
貧乏でもあなたの傍にいるだけで幸せよん と言ってくれる奥方をベトナムで見つけるのは難しいと実感するのである。
まぁ、今の日本でも同じかもしれないですね。
所詮奥方と言っても元は赤の他人でありやす。
血を分けた親や子供とはやはり違うのかもしれないですわ。
秀さんもある事情があって兄弟からお金を借りたが利息なしの出世払いでよいとの温かい言葉に日本人に生まれて良かったとしみじみ思いやした。
最後に古典的な俳句を披露して本日は終了。
日本では・・・・・柿食えば 鐘が鳴る鳴る 法隆寺
ベトナムでは・・・娘食えば 金かムスコが無くなる 越南夫
ん〜 座布団1枚取れっ!
2008年07月11日
ベトナム株上昇編
ベトナムの株価が最近底を脱したかのように上昇を続けている。
不動産についてはまだ回復基調には程遠い状態。
というより今までが異常なのである。
銀行金利の上昇により新たな投資を行えるのは外資による大型案件だけでベトナムの一般の中小開発業者や個人は借入の難しさや現在抱える物件の支払金利に追われているところも多い。
建築資材の高騰により中断を余儀なくされるケースもある。
ベトナム政府は現在インフレ抑制に最大の努力を払っており最近になって少し落ち着いてきた感がある。
企業業績は前にもお話ししたようにそれ程悪い数字ではないので冷静になって判断する投資家が再び買い進めているのでしょう。
現在は買い越しが多く中々売買が成立しないと話に聞きます。
とにかくベトナム人の気質ははっきりし過ぎる位情緒的な動きをする。
行けると思うと誰もかれも楽観的になり、逆の場合は皆一気に悲観しすぎる傾向がある。
噂やデマに突き動かされる人も多く、良い意味でビビッドに反応する、悪い意味では冷静に判断することなく気分で突き進む。
まぁ、秀さんの場合は株や不動産といったものに全く興味がないので株が上がろうが下がろうか関係はないのですが悪くなるより良くなった方が良いですね。
本日、大家さんが役所の人と秀さんの借家に来るので鍵を開けて待っていて下さいとの連絡を受けた。
何をするのかと言うと家の権利書(ピンク色)を作るのだそうである。
土地の広さを測り各部屋の大きさも測っておりました。
ベトナムの不動産は賃借期限が50年のものや永久使用できるものとか物件により違うのである。
ベトナムでいわゆるピンクの権利書といわれるものは永久使用できる不動産らしい。
新聞の売り物件にはピンクの権利書の有る無しが書いています。
ピンクの権利書の無いものは価格も安いのは当然であります。
社会主義の国ですので不動産の入手方法が色々あり、秀さんの事務員さんのお父さんのように戦争の功労により国から無料で払い下げを受けた人なども多い。
考えてみれば北と南に分かれて同じ民族が戦って北側が勝利して社会主義国家が出来たのであるが、不動産に対する考え方では土地は全て国家のものであり国家の判断で期限を切って貸し与えたり下げ渡したりしていたのであるが、ドイモイ政策実施後経済が発展して外資もどんどん入って来ると不動産価値が急上昇して権利意識が旺盛になり様々な所有形態の不動産が生まれたのである。
ベトナムの不動産に関しては複雑で秀さんも詳しいことは良く判らないのであるが借家住まいの身分では別に関係がないので詳しく調べてもしょうがないのである。
ベトナム人の不動産に対する執着心は日本人以上に強いものがあることは間違いありませんぞぃ。
本日は秀さんのブログらしからぬ記事になました。
もう直ぐ秀さんの借家の家賃の値上げ時期が来ます。600ドルになるのか700ドルになるのか分かりませんが値上げは確実なので気が滅入ります。
大手企業の駐在員の方々が住んでいるサービスアパートは安いところでも月額1500ドル高いものは5000ドルのところもあります。
ベトナムの全国の平均初任給を仮に100ドル、日本の平均初任給を20万円として考えた場合、大手企業の駐在員の方は日本のお金の感覚で月額300万円以上のアパートに住んでいるという計算になります。
加えて専属の運転手付きの車にお手伝いさん・・・
これじゃ赴任が終わって日本に帰国した駐在員の奥様方が狭いマンションに満員の電車の生活に戻りたくなくなる気持ちが分かるような気がします。
ベトナムでは殿様気分、日本に帰国すれば水飲み百姓の気分。
海外赴任って面白いですね。
まぁ、秀さんの場合は日本でもベトナムでも変わらず大衆食堂生活ですが、それもまた良しであります。
起きて半畳、寝て一畳。
人間の最低限必要な空間ってそんなもんですわ。
そんなことより心豊かな生活をおくる方が金のあるなしに関わらず大切だとベトナムに住んでひしひしと感じる今日この頃でありやす。
それでは皆さま、ごきげんよう おやすみなさい。
2008年05月19日
ベトナム株編
ピーク時が妥当な株価なのか現在の株価が正しいのか、
更に1段と下がった価格が正しのかはアホな秀さんには分からない。ホーチミン証券市場で言うならばindexは500が底だと言われた時期もあったが、
あっさりと割り込み現在では460前後。
株や不動産と言った投機がらみのことについては
全く素人であるので本当のところは分からないが本当にこの国で投資をして大丈夫かと思われてならない。
現在のベトナムの異常なインフレ率
4月で言えば20%以上は銀行金利の上限をはるかに超えている。
今回ベトナム政府は銀行金利の上限12%を撤廃して実質18%にまで広げた。
最高年利18%の金利は我々の一般常識から考えも異常ではないだろうか?
一部の層は除外して平均的な所得層や低所得層の給与の上昇率はそれほど高くないので実質賃金は減少、日々の生活における経費負担の上昇により以前より確実に生活は苦しくなって来ていることは秀さんが普段付き合う人々からうかがえる。消費者物価指数がGDPを超えている現状から考えるとベトナムの経済は外資依存の経済であると言っても過言ではない。
前にも申し上げましたがホーチミンの中心部のオフィス賃料は軒並みアップ、u80ドル以上のところも珍しくなくどう考えても歪な現象を呈している。
様々な問題を抱える国の体制、進まないインフラ整備、優秀な中間管理職等の人材不足、海外の経済要因に大きく左右される脆弱な経済基盤、モラルのない商売人たち・・・不安要素ばかりが目立つ。
あまり難しい話は秀さんには似合わないのだが、
日本のバブルの始まりから終焉まで経験した感覚から言えば、
ベトナムと言う国はここ数年実際の実力以上に過大評価され続けてきたのではないかと思わずにいられない。
ベトナム戦争終結から戦後30年あまり、
それ以前は日々戦争ばかりの経験しかない国。
戦後の経済政策の舵取りの失敗からドイモイ政策へ転換、
90年代のブームの後の停滞そして現在の第2次ベトナムブームであるが
何が一体魅力なのでしょうか?
と問われれば豊富で安価な労働力、東南アジアでは珍しく勤勉、高い識字率に表わされる頭の良さに魅力を感じて外資による工場建設ラッシュまではアホな秀さんでも分かる。
しかしWTO加盟により更に加熱したベトナム投資ブームについては
数年前から否定的な考え方を再々ブログにも書いてきました。どこの国のお金でも大量に投入されれば経済は潤うとお思いでしょうが・・・
ベトナムでは1部の階層を除いては底辺にまでそのお金が全く循環していない。低所得層が人口比率の大半を占めるこの国で更に生活が悪化すれば
必ずや社会基盤の基礎が崩れる要因が増大すると思われる。
ベトナムの真の国力を上昇させるには昔、明治時代の政府が行ったように
優秀な人材を海外に送り出し先端の技術や経済学、医学その他国の基盤つくりに必要な学問を学ばせ国内に還流させる、
海外から同様に優秀な専門家を高給で招へいし国内教育の充実に力を注ぐといったことをやる必要があると思う。
自国の技術者だけでは車ひとつバイクのエンジンひとつ作れない現状では外資の経済に蹂躙された衛星国のような存在に将来なるような気がしてならないのである。
それを拒否すれば以前のように
世界から孤立した国となって置いてきぼりにされてしまうでしょう。
長い戦争で苦しんだ国ですので立派な国家を作るためには
もう一度苦しい思いをしてでも義務教育制度を充実させ、
大英断を持って腐敗の多い行政官僚を排除し、
時間はかかっても外資依存ではない着実な経済発展を希望してやまない。 本日は真面目な話ばかりになってしまいました。時にはこういう日もあるのでお許しを・・・。 最後に一言。
色々あってもこのベトナムという国が好きです。素晴らしい友人や貧乏でも明るい人たちの笑顔がある限りは・・・。
2008年04月22日
ベトナム経済の今後と課題編
そうは言うが・・少しダウンはしたがそれでもまだまだ高い経済成長率をキープしているではないかと言われる方もあるかも知れない。
しかし現在ベトナムは東南アジアでも最高のインフレ率となっており株価についてもピーク時の半値という体たらくである。
アメリカのサブプライム問題がこれほどまでに世界経済に影響を与えるとは思わなかったでしょうよ。
金融市場のグローバル化といえばそれまでであるがGNPでいえば世界で100何番目の発展途上国のベトナムにまで影響するから恐ろしい。
不動産においても以前に秀さんが指摘したようにバブル価格でそろそろ弾けるのではないかという意見も出始めている。
逆を言えば実体経済に近づいて本来あるべき姿にあるよう落着きを取り戻すのではないかとも言える。
GNP世界2位の国である日本の東京とホーチミン市やハノイ市の不動産価格があまり変わらないと言うのはどう考えても異常なことである。
一部外資系の賃貸事務所需要を除いて収益率からみても考えられないよう不動産価格なのである。
急速に膨らめばいつかは縮むものである。
恋と同じで一気に燃え上がると冷めるのも早いのである。
ここら辺まで書いて、やっと本来の秀さんらしくなってきやした。
あ〜疲れたばい。
正直、難しい話をすると安い脳ミソが2度発酵しそうになるのでもう止めます。
難しい話は学者や評論家に任せておけばよい話でアホの秀さんが生意気にも一端のつもりで賢者の皆様を前にお話をする内容ではございませんでした。スミまそん。
本日はタイトルが立派でしたので「ベトナム経済の今後」なんてキーワードでネット検索してこのホーチミン便りに万が一たどり着きそのあまりにも低レベルなブログを見てお怒りになられた方がおられましたら心より深くお詫び申し上げます。
さて〜・・・話題をかえまして
目下、秀さんの最大の問題は財布の中身のホーチミンおじさんの顔が小さい顔ばかりになってしまったということなのであります。
言い方を変えますれば、青のホーチミンおじさん(50万ドン札)は何処へとも消え去ってしまい
緑(10万ドン札)や赤(5万ドン札)のホーチミンおじさん達も数人となり財布の中で小さくかたまっておりやす。
どうも前回の日本帰国時において知らず知らずの内に・・・
いや知ってはいたが後先考えずに浪費したのであろう。
当面、昼食などはローカル店利用ばかりで日本食レストランなんぞは縁がない生活を余儀なくされそうである。
1食300円平均として月末まで10日で約9000円、それはいいのであるが家賃や電話代に水道光熱費、お手伝いさんの給料と支払はこれからである。
ん〜・・・やっぱ1食150円のビール無しか、あ〜寂しか〜生活とね。
国の経済も秀さんの家計も同じ、実力以上に背伸びをすれば必ずや後からそのシワ寄せが来るのである。
同じようにベトナムの人たちに言って聞かせたい言葉でもある。
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